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・足をたがいちがいに前に出して、歩く。 たいして‥‥いや、ちっとも進まない。 そういう競技の選手もいて、かなり速いらしいけれど、 そうそう進んでいるとは思えない。 かわるがわるに足を蹴りだして、走る。 ずいぶん速い人もいる。 100メートルを、10秒もかからず走れる人もいる。 しかし、それは時速で36キロメートル程度のことだ。 自動車の速さにくらべたら、ぜんぜん進んでない。 人は、一日に6時間とか7時間とか睡眠をとらないと、 やっていけないようにできている。 休みなしにやったら、もっといろいろできそうでも、 寝ないでなにかするのは無理なのだ。 ずいぶん効率のわるいことよ、と思うだろうか。 重い物は持てない、数字を憶えるのも7桁くらいまで、 計算ができるといっても釣り銭の勘定がせいぜい、 泳ぐといってもメダカより速いのか遅いのか、 鳥のように空を飛ぶことなんて無理無理、 戦うにしても素手じゃリスくらいにしか勝てないかも。 次の世代の人間は、胎内に300日近くいさせて、 歩けるまでに1年以上かけて育てて、 じぶんを養えるようにするまでに20年も世話をする。 こんなに時間のかかることを、くりかえしている。 機械じゃないから、人間は、 かったるいことしかできない。 人間がつくりだしたものを使って、 すっごいことをやってみせたりするのは、 人間そのものの裸の実力からしたら、距離がありすぎる。 ・以上のことを言っているうちに、 「手書きの手帳はいいもんだ」と宣伝したくなりました。 キイボードでばりばり文字を打つのもいいけど、 漢字忘れちゃったなぁとか言いながら、手で、 「用もないのに港に見に行くおかみさんたち」なんて、 どうでもいいことを書いているのって、いいもんですよ。 今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。 明日からは、また気仙沼です。いろいろ用事があるんだー。 |
| 2012-02-04-SAT |
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