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・人間の近くにいる動物のなかで、
 牛は、もっともなにかを我慢してきた動物だ。
 牛は、ほんとうは強い。
 犬や猫など問題にならないくらい強い。
 そして、人間なんかよりもずっと強い。
 それなのに、労働を差し出し、乳を差し出し、
 肉や皮までも人間に貢いでいる。
  
 なぜ、牛は、そこまで我慢をしているのか。
 家畜として飼いならされると、
 ここまで無抵抗で従順になってしまうものなのか。
 牛は、牛たちとして群れても、やはり我慢している。
 適当な柵をこわして逃げることもなく、
 牛たちで相談して土煙あげて走り出すこともなく、
 もぐもぐと草を食み、四つの胃で反芻して暮らす。
 
 牛は、怒りを溜めては子孫に渡しているのだろうか。
 牛の怒りは、乳に混ぜて人に飲ませているのか。
 牛は、あきらめたような牛の目で青空を見ている。
 牛の人を見る目には、なんの疑いもありはしない。

 そして、牛はうまい。
 そして、牛はすこし大事にされている。
 うぇるだん、みでぃあむ、みでぃあむれあ、れあ。
 人においしくしてもらったことを、
 牛は感謝すらしているのかもしれない。
 犬にも、猫にも、牛の気持ちは理解されてないらしい。

・目のある玩具は、なにかを見てる。
 そうでなければ、目は要らぬ。
 目のある玩具は、あんたを見てる。
 あんたの笑顔も冷たい顔も。
 目のある玩具は、あんたと見てる。
 あんたの好きな、なにかを見てる。
 
・なにを書こうか思いもしないまま、
 なんとなく書き出す日もあるわけです。
 そういう、ぶらぶらした日もいいものです。
 飽きずに続けられるのは、勝手にやれるからです。
 ことばで遊ぶのはただだ、ということもあります。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
日曜日というものがなかったら、人はどうしていただろう。
2012-02-12-SUN
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