「ほぼ日の塾」の塾生たちが、第2回生活のたのしみ展を自由にレポートします。

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憧れのステーションクロック

2017/11/18 18:02
こんにちは、3期生のコットンです。

ほぼ日の生活のたのしみ展、18日土曜日の
14時頃に行ってきました。
小雨がぱらつく中、たくさんの人、人。

といっても満員電車並みの混雑ではなく、
リュックを背負って動いても
人にぶつからない程度なので、
気負う必要はありません。

スピーカーから鳴るゆるめな音楽も
癒されます。選曲もほぼ日っぽくて、
ポカポカした気分に。

ぶらぶらと目的もなく歩いていると、
遠くから、存在感を静かにアピールする
黒いブツが!

人混みを通り抜けて静かに静かに
そのブツに近づきます。
逃げるわけもないのに、足音を消して
そおっと、そおっと近づきます。

そのブツの名は、
アルネ・ヤコブセンの掛け時計。
デザインは黒を基調に、
極めてシンプルで一見地味ですが、
それがまた、いいのです。

昔から駅にある時計が好きでした。
駅舎で使われた時計に夢中です。
これもそうではないかと尋ねると、
デンマークの駅舎で使われていた
デザインとのこと。どうりで、
視認性が高くて、遠くからでも
一目でわかるわけです。

あぁ、こんな時計が家にあったら、
毎日時計を見るのが楽しくなって
しまうのに。

恐る恐る裏側に貼ってある値段を見て
みると、小さいサイズでも 39,960円。
そうですよね、それぐらいしますよね。
こんなに洗練されたデザインですもの。
3,960円なら即買いですが、
世の中そんなには甘くありません。

時計の前でモジモジしていると、
もう行くよ〜と妻の声。

「あの時計がさ、家にあったら
素敵じゃない?」

「うん、そうね。でもわたしは
5年手帳を見たいの」

こうして後ろ髪引かれる思いでお店を
後にしましたが、あれから1時間経っても
アルネ・ヤコブセンの掛け時計を
忘れることができません。
頭の中をぐるぐると時計が回って、
あのブツへの想いを書かずには
いられません。もう1度、会いに行きたい。
チャンスは明日しかありません。

気になった方は、
「小林和人の使いたいもの、贈りたいもの」
のお店にどうぞ。
遠くからでもすぐにわかるけど、
主張しすぎない、いい奴です。

(3期生 コットン)