教材を作る仕事をしています。職歴は13年です。

プロジェクトリーダーの役割をすることが多いので、
プロジェクトのメンバーが、
期待以上の働きや提案をもってきてくれて、
それがお客さんに受け入れられた時が、
最高にうれしいです。

自分で考える範囲を超えたものが生まれて、
それが受け入れられ、ユーザーに提供できることが、
リーダー冥利に尽きるとおもいます。

だから、
他人が力を十二分に発揮してくれることに
力を注ぐ機会が増えました。
特に30歳をこえてから。

働く場所があること自体が、とても楽しいです。

東京でばりばりとやりがいのある仕事をしていた働き盛りに
家族の転勤に付き合って、地方に引っ越してきました。
新しい仕事が見つかるまでの宙ぶらりんの数カ月と、
仕事に就いてからの数カ月は、
景色の鮮やかさが違うように思います。

仕事の中身は、以前働いていた時とは全然違うし、
勤務時間も半分くらいだし、お給料も1/5くらいです。

でも、朝起きて、行く場所があること、
行った場所で、心をこめてできる仕事があること、
家族以外のひとと
「おはようございます」を言い合えることが
とてもうれしいです。

前職では、「やりがいのある仕事とは」とか
「部下のやる気を引き出す上司の姿勢」とか
難しいことを色々考えて、研修をしたりする立場でしたが、
仕事のやりがいというのは、もうちょっと
シンプルなものなんじゃないかなー、と
思うようになりました。

頼りにされてる、あてにされてると感じて、
しかもそれに応えられた時。

私がついている職への信頼は
多くの先輩方が築いて来たものなので、
自分もその末席に並んだと実感することは、
歴史と繋がるような喜びです。

私という人間を認めてもらえた時。

自分では、
いくらやっても足りないしダメなところばかり‥‥と
弱気になっていても、
お客さまがちゃんと見ていて
「熱心に通ってくれたから」
「うちのことをわかってくれてるから」などの言葉をいただくと、
本当に、やっててよかったなと思います。

英語圏のお客さまが来たときに
片言だけど、英語で会話ができるようになった。

コミュニケーションが取れるだけで、
お互いに笑顔になる瞬間がうれしい。

小学校教員をしています。

子どもと、感覚を共有できたときが、たのしいです。

「できた！」も、もちろんですが
「なかなか難しいよね。」「悲しいよね。」と言うときも、アリ。

成長途中の子ども達の変わっていく姿は、
ダイナミックで興味深いものです。

病院で働いています。

失語症の患者さんが言いたいことや
伝えたいことがわかったとき、
ヨッシャーッ！て思います。

本屋のおばちゃんです。

一番うれしいのは、
お客様が、探していた本を、一発で見つけた時！！

「さすが本屋さんやね」って言われる時ですね。

わりといつも楽しいです。

具体的に、これが楽しい、いまが楽しい、と
自覚する機会はないですが、
「楽しそうに働いてる」と、
友人や取引先の人に言われます。
（仕事や職場や部署配置に恵まれているともいえます）

30代になった時に、
「楽しそうに働くことがおとなの義務だ」と思いました。

「大変そうにふるまう」ことを
しないようにしていたら、
実際に楽しくなった気がします。

サービス業をしています。

お客さんと接していて
新しい発見があるときに、
仕事をしていて良かったな、楽しいなと思います。

たとえば
こうしたら喜ばれるかな？と想像し、実践してみて
思うような反応があったとき。
はんたいに、思いもよらないところで
お客さんに感謝されたとき。
また、お客さんからご指摘を受けることもありますが、
そんなときも。

世の中には、色んな人たちがいて
それぞれが考えを持っているんだ、という実感があります。