ほぼ日ニュース

石田ゆり子さんの本、
『はなちゃんの夏休み。』
増刷が決まりました。

ぶいちゃん、おげんきですか。
ぶいちゃんは犬ですね。
はなちゃんは、はなちゃんです。

こんな書き出しではじまるお手紙が
はじめて「ほぼ日刊イトイ新聞」に登場したのは、
2010年7月20日のことでした。

お手紙を書いているのは、
石田ゆり子さんのおうちのラブラドールレトリバー、
茶色い毛色の女の子、はなちゃんです。
送り先の「ぶいちゃん」は糸井重里の愛犬・ブイヨン。
‥‥というスタイル(設定)のコンテンツです。


▲「ほぼ日」に初登場のはなちゃん。

ゆり子さんが綴る
やさしくて、まっすぐで、ユーモラスな文章に
かわいい写真を添えたこのコンテンツは、
連載開始からたくさんの読者に愛され続けました。


▲「ほぼ日」に遊びにきてくれたことも。ぶいちゃんに、会えた?!

その後も「はなちゃんシリーズ」は、
夏や冬のお休みのたびに連載がはじまり、
そのつど人気を博してきました。

すべての連載は、このページの一覧からご覧いただけます。


▲クリックしてお進みください。

そして、2013年1月、
この人気連載は一冊の本にまとまりました。

はなちゃんのことを
はじめて知るかたもいらっしゃるかと思い、
すこし長めの前置きになってしまいました。

本題です。

ほぼ日ストアにも本屋さんにも在庫がなく、
「どこで購入すればいいのでしょう?」と
度々お問い合わせをいただいていたこの本を、
このたび増刷することにいたしました。

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3月29日(木)午前11時より
こちらのページでご購入いただけます。

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約5年前、石田ゆり子さんとほぼ日が
いっしょにつくったこの一冊に
再販売のご要望が集まっている事実を
何よりもうれしく思います。
こころより、ありがとうございます。

増刷のタイミングで内容を変えることもできたのですが、
ゆり子さんのご希望もあり、
書籍『はなちゃんの夏休み。』は
何も変えることなく、あの日のままで増刷しました。

この本がうまれた翌年の春、
4月1日に、
はなちゃんは天国に旅立ちました。

一年後の4月1日に、
ゆり子さんがそのことを書いてくださっています。

犬は、愛。
愛するために、愛されるために。

まいとし、桜の季節を前にすると、
はなちゃんのことを思い出します。
ゆり子さんが書いていらしたのと同じように、
そう、わたしたちも、自分の中に、
はなちゃんがいるのを確信しています。

チョコレート色のはなちゃんに
いつでも会えるこの一冊を、
よろしかったらあなたの本棚に。
どうぞよろしくお願いします。

花の連載を持たせていただいたことで、
山のように写真を撮りました。
それを一冊の本にして頂けたこと
花のことを記録に残せたこと。
本当によかったと思っています。
           ── 石田ゆり子

※増刷される『はなちゃんの夏休み。』は、
 2018年3月21日から5日間開催される下記の催しで、
 ひと足早くお求めいただくことができます。
 春の香りの中、南青山のTOBICHIまで、お出かけください。

 

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