詩人の谷川俊太郎さんと糸井が久々に話しました。
これまでに何度か対談してきた二人ですが、
今回のテーマも、やはり「ことば」でした。
互いが、互いのことを、気兼ねなく分析し合う、
長いつき合いならではのやり取りが心地いい。
抽象的なのに、生活に役立つ気がする対談。
役割と、商品としての価値は
「散文」に近いものだと思います。
「なんぼや、くれ」と言われたものを売ってるわけですから。
ただ、効き目は「詩」の側です。
かわいいオジサン2人。谷川さんが糸井さんのことを好きと言ったところがあって、微笑ましかった。口に出したことにキュンとなりました。 (ku)
作品が出来る過程と言うか感覚というか‥‥。こういったことを知る機会は少ないので、お二人の対談はいつも面白く拝見しております。 (KN)
私は詩というのは心だと思います。その宇宙性を大事にするのなら、混沌こそ価値でしょう。あえて韻文的にいうのなら「無意識から美意識へ」と日本語と日本人に可能性を見出したいのです。夢です。 (yy)
谷川さんは、いつも私に大好きなおじいちゃんを思い出させてくれます。キュートな方ですね。 (ES)
そこで「言葉」が授かった物であるとの言葉を聞き、ホスピスケアを会場にしてこの対談が展開するとき、僕らの「命」のめぐり、人の与え合うという「慈しみ」の心に思いを深くします。 (MS)
写真は「原田泳幸さんと、価値について。」より
かつてアップルコンピュータの社長を務め、
いまはマクドナルドの社長である原田泳幸さん。
「ほぼ日」という小さな組織を率いる糸井重里が、
社長としての原田さんに、いろいろお訊きします。
実践的なビジネスの話から、子育ての話まで。
例を挙げながら原田さんがつぎつぎに解説する。
マクドナルドの店員たちのマニュアルというのは
教科書のように伝えられていますけど、
それは古くはなっていないんですか?
マニュアルは「バカの大量生産だ」
みたいな発言もありますが、
マニュアルはバカを作るんじゃなくて、
最低限の基礎なんです。
必須科目としてのマニュアルは、
それ以上のレベルの教育のために
マスターしておくべきで、だから
私はマニュアル否定論者ではありません。
マニュアルは、お店で最も効率よく
自分の能力を発揮するための基礎教育ですから、
それは、絶対にやらなければいけない。
原田さんの話は、いつもためになります。 (gt)
人生で最も影響を受けた文章でした。今もたまに読み返すようにしています。 (tk)
この対談で、原田社長ファンになり、マックがより好きになりました。 (TM)
僕がほぼ日のコンテンツを本格的に読むきっかけとなりました。原田社長の話は、学生気分に浸っていた自分には衝撃でした。あの時に、大人になるのに必要な知識を得るきっかけを、与えてもらった気がしています。 (IS)
ユニークかつ実践的な被災地支援プロジェクトを
つぎつぎに起ち上げている「ふんばろう東日本
支援プロジェクト」の西條剛央さん。
そのアイディアの質と量は、周囲の度肝を抜く。
震災の直後、ツイッターを通じて出会った
西條さんと糸井重里がたっぷり話しました。
愛知から物資をトラック満載で行ったのに、
避難所で、追い返された人がいるとか
そういう話も聞いていました。
だから、どうやったら個人で行っても
役立つことができるのか、貢献できるのか。
そのあたりをうまく「方法化」できたら、
他の人もマネできるじゃないですか。
つまり‥‥「方法」を考え出そうと。
そうです。方法化して、ツイッターでつぶやいて、
あるていどまとまったら、ブログに載せました。
そんなことをほとんど寝ないでやってたら、
1時間に1000人ぐらい、どんどん増えてって。
大変多くのことを学びました。社会を動かせるのは、一部の限られた人たちかもしれません。が、その人たちしか何かをしてはいけないわけではないのだと思いました。 (KA)
この対談を読んで「ふんばろう」に参加しました。震災以来何か行動したくても出来なかった自分に道を見せてくれた対談です。 (EI)
状況に応じて方法をうみだしていく姿勢に、当時も今も心を励まされています。 (yy)
あの時に、様々な人がそれぞれの動きをしていたことを知り感動した。人は助け合う生き物なんだと。 (ku)
津波を「いなす」建築構造。ほんとに「すんごい」と膝をたたきましたねー。 (ao)
読んだときの衝撃が凄かったんです。目から鱗が落ちるってこういうことなんだ、っていうのが体感できました。糸井さんの興奮も、画面上から感じられた対談でした。 (IM)
大船渡在住の者です。被災地を助けてくださって、本当にありがとうございます。 (mf)
この2人が対談って事で、新しい時代の幕開けをリアルタイムで観ているようで武者震いしました。 (ks)
既成概念に捉われずに、被災地への支援活動を展開していく姿勢に感動しました。 (HS)
写真は
「智慧の実を食べよう。300歳で300分。」より
終戦を知らず、フィリピンルバング島で29年間、
「任務をまっとう」し続けていた小野田寛郎さん。
帰還後、ほどなくしてブラジルに渡り牧場を経営。
また、当時、小野田さんは日本で子ども向けの
「自然塾」を開いていた。そんな小野田さんと
糸井が「教育」を軸にじっくりと語り合う。
体のことはすぐにわかるんですよ。
ああ、この子は投てきに向くとか、
長距離に向くだろうな、
こいつはジャンプだな、なんかは、ね。
頭のなかは、何に向くか、
ちょっとわかりづらいですよね。
見えにくいから。
だから、いっぺんその人間を野放して、
その子が見たこと、やったことから
割り出すしかないですよね。
放たれた子どもたちを見ている側は
子どもたちの人数分の
心の動かしかたをしなければならないから、
相当タフでないと、できない仕事ですね。
小野田さんの温かい言葉が聴けて(読めて)とても感動したのを覚えています。こどもがもうちょっと大きかったら、小野田さんの自然塾に行かせたかった。 (HS)
あの小野田さんが、その後、こんなことやってて、こういうヒトなんだと知れて、嬉しかったです。 (TM)
「生んでくれって言うから生んだ」という小野田さんのお母さんの台詞、最高です。まだ子供はいませんが、もし授かったらまた読み返したいです。 (MS)
まだ1歳の娘がこれからどう出てくるか? 楽しみになりました。 (ca)
想像を絶する経験をされ、人としての限界の状態を長期間持続された絶対的な精神力に脱帽。それでいて大きな優しさも持ち合わせられたお人柄に脱帽。誇りを感じた。(so)
子供の教育に携わっている人に読んでもらいたい! (MU)
少年の頃を、戦時中を、そして現在を子供の頃のまま生きていらっしゃるからこその言葉ではないかと思います。幅広い年齢の方が再び今、この対談を読んでほしいなあ。そしてみんなで火を囲みたい。 (ta)
2011年のお正月に、誰かたのしい人と、
おめでたい対談ができたらいいなあ、ということで
笑福亭鶴瓶師匠と糸井重里が対談がすることに。
じつはNHKの『YOU』以来、つき合いの長い二人。
落語の話、怒られた話、なんでもない話‥‥。
最後はツイッターでいっしょに遊んだりしました。
この前なんか、ぼくね、
あるひとに、えっらい怒られたんです。
ほう。
来年60でっせ、ぼく。えっらい怒られたんです。
あんまりくわしく話せないんですけど、
えっらい怒られたんです。ぼくが精神的に
イライラさせてしまったんですね、たぶん。
もっのすご、ごっつ怒られて。
まあ、そのかたもとっさに怒ってしもたから
あとになって「すまんかった」言うて、
握手しにきてくれたんですけどね。
そうですかぁ、いやぁ、まだ怒られる?(笑)
まだ怒られる。来年60やのに。
「ネアカ元気でへこたれず」落ち込んだとき、辛いとき、悔しいとき、悲しくて泣きたいときに救われました。いま現在も、これから先も助けてくれる大切な言葉であり、対談です。 (mk)
60にもなって「えっらい怒られた」の所が大好き! おもろいお話なのに、たくさん教えられる事がありました! (yj)
鶴瓶さんと糸井さんの対談、楽しかったですね! 特別編の鶴瓶さんのコメントは今でも心に残っています。「人と向き合うことで治癒できる。」これからも、そうできたらなって思います。 (RS)
苦しい中で迎えたお正月、この対談で固まっていた心と体が緩みました。(ck)
おもしろい! それにつきます! (MM)
「通訳の角田さん」でわははと笑って、「錦木検校」は師匠の声で再生されて、ぽろっと涙がこぼれました。 (NO)
底抜けの明るさに、読む度に救われます。 (SH)
直後の震災でも「ネアカ元気でへこたれず」という言葉で、元気に前向きに過ごせました。鶴瓶さんの元気の理由、お裾分けしていただきました! (GW)
広告業界にいるときには、自分のなかに
「詩」の要素が混ざってるっていう意識はありました?
「散文」と「詩」というふうに分けるとすると、
実用は「散文」の世界ですよね。
でもコピーは、どっちかっていうと
「詩」のほうに近いんじゃないでしょうか。