HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN
台湾のまど 青木由香の台湾一人観光局 ほぼ日支所
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旧正月迫る! 要注意!

更新の間が空いてしまったところに
台湾はすっかり年末ムードです。


こんな飾りが、あちこちで売り始めます。
買い求めたら、日本でも妄想旧正月ができるグッズ。

お正月を農暦(日本の旧暦のような暦)で過ごす台湾は、
毎年西暦とはズレまくって年越しを過ごします。
今年のお正月は、2月5日。
台湾の世の中は、その前日の4日からお休み。
今年は、前後が土日でサンドイッチされてるため
ドド〜ンと9連休。

台湾国内の帰省ラッシュで
電車や飛行機は道路は渋滞しますし
ホテルは値段が一年で一番高くなります。
年末年始の4日間くらいは、レストランも夜市も休みです。
数日休んだら観光地は
国内観光客のために営業を始めますが
上記のあたりが心構えが必要です。
そして、すみません。
我が店も2月2日〜10日までお休みとさせていただきます。

ということで、
現在、市場に行くとお正月用の高級食材や
簡単な鍋やスープの料理パック
真っ赤っかなお正月飾りが売っているし、いい雰囲気です。
カラスミも安くて新しいのが手に入りますよ。

市場でやはり私がしつこくおすすするのは果物。
この時期美味しいのは、ナツメ、柑橘系、プチトマト。
フレッシュなナツメって、きめ細かなぬるっとした梨のよう。
シャクシャクかぶりつく感じでいただきます。


種は予想より大きいので、かぶりつく場合で入れ歯の方は気をつけてください。
スーパーで買うより、市場なら味見させてくれるところがあるので
味見後、購入を検討してください。大きめの3粒で90元でした。

柑橘系は、いろんな種類があってどれも甘いです。


手前は張り切って枝と葉つき。
互いを傷つけずにどうやって運搬されてきたのかは謎ですが
市場はこのように採りたて感満載のものが多し。
奥の『豆漿椪柑』は直訳すると「豆乳ポンカン」。
今、写真を見て気づいたけど新種?
味見もあるじゃないですかー。買えばよかったです。

冬のプチトマトは、
果物の部門に入っていることでお察しつくように
甘くて甘くて仕方ないので果物屋さんで売っています。
選び方のポイントは、小粒で、細長い形のやつ。
大きさが揃っている方が大事に選ばれている証拠。
価格帯は一パック180〜250元くらいするのなら間違いなし。
どうぞ、どうかお試しください。


このように、葉っぱがしっかりしているのが新鮮
(携帯で撮ったのによく撮れた自画自賛)。
私のように図々しい人は味見がなくても「味見をくれ」というと
「箱を開けて一粒食べていいよ」となる。
しかし、「美味しかった、さぁ買おう。」となると、
今食べた減ってるやつを買わされる。

そして、最近のいいネタ。
『芬蘭家厨』(フェンランジャーチュー)の
新メニューがやばいので情報共有。
どんなに気取った店よりも何よりも私がしつこく好きな店。

インスタにもあげましたが、新メニューは獅子頭(シーヅートウ)。
大きなふわふわ肉団子と白菜をじっくり煮込んだスープです。
お店によって微妙に違うのですが、
肉団子もスープも私の食歴で現状ナンバーワンです。
肉団子も味わい深く、スープのコクも、
白菜のとろり具合も美味しいので
一言で片付けたらバチが当たる。
もしかしたら冬の時期だけかもしれません。急げ!


肉団子はこんな顔して、スープを十分に吸ったふわふわ団子。
スープに旨味を十分に吐き出しているのに なぜこうなんだ。
嗚呼、なぜに。と思いますよ。

ちなみに、いろんなところで言ってるのですが
『芬蘭家厨』の店名は直訳すると
『フィンランドホームキッチン』。
フィンランドには1mmも関係ない、台湾家庭料理のお店。
おばさんの娘さんの名前の頭文字を合体したら
偶然フィンランドになっただけです。

トマト卵も、韮菜花炒皮蛋もやばいです。
おばさんは天才です。
おばさんは自分が美味しいものを食べ歩く日を
日曜としているので、日曜日はお店はお休みです。

私の今年は、寝不足人生を解消し、
ゆるりと質のいい仕事をしていきたいです。

2月24日には音楽部門で細野晴臣さんの台北ライブをお手伝い。
3月30日から店で人気大爆発のsankakuのワンピース展など、
台湾で日本の紹介も色々やっていきます。
詳しくは、ズズーッと下の方に書いてあります。
今年もヨロシクお願いします。

 

芬蘭家厨


八德路三段12巷70弄14號 02 2570 6608
日曜休 カード不可 11:30-14:00 17:00-21:00 

2019-01-16-WED