ツレヅレハナコの今夜のためのレシピ。

撮影:鈴木泰介

さっとつくりましょう、今夜のために!
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おいしいものにまつわるさまざまな情報を
つぎつぎに配信して、食いしん坊たちに
リスペクトされている編集者、
ツレヅレハナコさんの新しいレシピの連載です。
簡単で、おいしくて、新しくて、
あと、お酒がすすむ‥‥。
ああ、なんと実践的な連載でしょうか。

撮影:鈴木泰介

第5回

「青のりとチーズのゼッポリーネ」

材料(4人分)
薄力粉 40g
強力粉 80g
ドライイースト 2g
ぬるま湯(お風呂の温度的な40℃くらい) 120ml
粉チーズ 大さじ2
青のり 大さじ2
揚げ油 フライパンの底から3㎝
塩 適量

  • ボウルに薄力粉、強力粉、青のり、
    粉チーズ、ドライイーストを入れ、
    ドライイーストをめがけてぬるま湯を加える。
    ゴムべらで全体をしっかり混ぜる。

  • ラップをかけて室温
    (22℃以上がベスト!)に
    20分ほどおいて発酵させる。
    1.5倍くらいの量にふくらめばOK。

  • フライパンに油を
    高さ2㎝ほど入れて中火で熱する。
    スプーンを揚げ油でさっと濡らし、
    生地を小さめのひと口大
    (揚げるとふくらみます!)にして油に入れる。
    箸で転がしながら2~3分揚げ、
    ボウルに入れて塩をふり混ぜる。

カリカリもちもち!
混ぜて揚げるだけの
イタリア揚げパン

イタリア料理店の前菜などでよく見かける揚げもの。
それが「ゼッポリーネ」!
ピッツアの生地を
ひと口大にして揚げたのが始まりと言われ、
私も本場・ナポリに行ったときは食べまくりました。
海沿いの街だけあって生の海藻を生地に練りこんであり、
外はカリカリ、中はもちもち‥‥。
揚げたてがあれば、白ワインがいくらでもすすむ!

ポイントは、生地に混ぜるドライイースト。
そう聞くと「難しそう‥‥」と思うかもしれませんが、
すべての材料をただ混ぜて揚げるだけ。
こねたりも一切しないし、
発酵もそのへんに20分ほど置けばOK。
イーストを入れなくては得られない、
もちもちむっちむちの歯触りが味わえます。
私はパンなど一切焼きませんが、
ゼッポリーネのためにイースト常備。
サッと混ぜて揚げるだけとは思えない本格的な味で、
一度作ればハマりますよー。
ちなみに薄力粉だけでもつくれますが、
強力粉を混ぜると弾力が断然違うので混ぜること推奨です。

現地では生海藻を加えるものの、今回は手軽に青のりで。
(第1回の「ちくわの磯部揚げ」で
 余ったやつを使いましょう!)
かわりに桜海老やちりめんじゃこ、
ごまなどを加えてもおいしい。
粉チーズはコクを出してくれるので入れた方が良いですが、
お好きな組み合わせでイタリアの味を楽しんで!

2018-07-24-TUE