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2023年12月 第163号~168号
ほぼ日のメールマガジン「ほぼ日通信WEEKLY」が2023年12月にお届けし、反響が高かった清水ミチコさんのインタビューを特別にWeb版で全公開いたします。「全公開」なので、長い記事です。ずずっとスクロールしてお読みください。
ここだけのお話
ほぼ日通信WEEKLYオリジナルの読みものです。
~真実のクイズにチャレンジ!
清水ミチコさんの

 vol.1
武道館のコンサートを目前にした、清水ミチコさんにお話をうかがいました。

清水ミチコ(しみず みちこ)
岐阜県出身。1983年にラジオ番組で構成作家の仕事をはじめ、しだいに出演者側へ。CMでキャラクターの声を担当するなど「声」の活動が増えていき、1986年に渋谷ジァン・ジァンで初ライブを開催。「冗談画報」「笑っていいとも!」など多数のテレビ番組に出演。得意のモノマネ芸を中心に収録したCDも数多くリリースし、2012年にはレコードデビュー25周年を記念したベストアルバム『清水ミチコ物語』を発表。テレビドラマや映画などで俳優としても活躍。現在、全国ツアーの真っ最中。

清水ミチコのシミチコチャンネル(YouTube)
オフィシャルHP


──:
ほぼ日乗組員が清水ミチコさん初の「武道館ライブ」を応援するために勝手に表参道の街頭でティッシュを配ったことがあったのですが、はや、10年前のできごとで‥‥。

清水:
ほんと、その節はお世話になりました。

──:
今年で武道館の公演も10回目。動画でひとあし先に、ほぼ日の玉木がツアー初日に密着させていただきました
。私(菅野)は10年前に武道館に行き、清水ミチコさんのライブを初体験しました。笑いすぎて帰りに酸素が足りなくなって、頭が痛くなるほどでした。

清水:
ははは、ありがとうございます。

──:
あれから正月に東京にいる年は清水さんの武道館ライブに行っています。しかし、じつはこれまで日本各地をツアーでまわっておられることをそんなに意識していませんでした。今年のツアーはすでにはじまっていて、このメールマガジンが出る頃は岩手、宮城あたりの日程です。場所によってはまだチケットが手に入るホールもありそうです。今回は「ひとり祝賀会」というツアータイトルなんですね。

清水:
「ひとり◯◯」というシリーズ名が好きで、ずっと公演タイトルにつけているんです。今回は武道館10回目ということもあり、こんなタイトルにしてみました。祝賀ってね、まぁ、芸能界ではよくあることなんですが、あまりよく存じ上げない方のパーティーや結婚式で、スピーチをすることもあるんですよ。

──:
ああ、有名なみなさんがそういった席に呼ばれると、たいていスピーチがまわってきますよね。


清水:
スピーチのときって「お名前だけは間違えちゃいけない」と一所懸命覚えるでしょ?

──:
はい、覚えます。「◯◯さん、▲▲さん、このたびはおめでとう」などと、ファーストネームで。そんなふうに呼んだこともないのに(笑)。


清水:
そうそう。今回のツアーでは、そういうネタもね、やりたいと思っています。

──:
えっ、祝辞ネタ(笑) ‥‥わはははは、もうおかしいです。


清水:
よく知らない人に祝辞を言うってどういうことなのか、あまり考えたことなかったでしょ? 今回は祝辞をVTRでいろんな人にいただいてます。3パターンあるんです。まず「私をよく知ってる人」「面識が1、2回ある人」「まったく会ったことのない人」。

──:
おお、おお、会ったことのない人からの祝辞。


清水:
はい、ほかにもいろんな趣向を凝らして、今回はみなさんに祝賀気分をたっぷりと味わってもらいます。さらに、今年はすごいんです。目玉になるのは、「新しい仏教のリーダーズ」ってことでね。

──:
わはははは。


清水:
だいたいわかるよね、何の曲をやるか。

──:
ダメだ、ぜったいにおもしろいですよ。仏教ということは‥‥もちろん、どこかで寂聴さんも登場するのでしょうか。


清水:
お、勘いいね(笑)。瀬戸内さんの講演、あります。あとYOASOBIの作曲法もやりますよ。

──:
おおお、作曲法シリーズで、YOASOBIの秘密がわかるんですね。いまからすごくたのしみで、また息継ぎできないくらい笑うと思います。ライブツアーの予習は清水さんのYouTubeチャンネルを観ていけばいいですね。
清水ミチコさんは、「モノマネ」を軸とした独自のショーで、ずっと第一線で活躍してこられました。ピアノもモノマネも、独学なのでしょうか。




清水:
いえいえ、ピアノは小学生のときに習ってました。高校生になって親が「音楽大学を受験すればいいんじゃないか」と勧めてくれて、ふたたびピアノを習いはじめたんですけど、音楽大学って、学費がけっこうかかるんですよ。

──:
はい、文学部などに比べて、そうですね。


清水:
だから「音楽大学には行きたくなくなった~」なんていって、短大に進みました。モノマネのほうはもちろん、自発的にやったものです。あんまり憶えてないけど、きっと子どものころからやってたんでしょうね。それで両親に笑われたり、あんまりしつこくやるとすごく叱られたりとかして(笑)。具体的に記憶に残っているのは中1のときかな。

──:
さっそくですが、ここで最初のクイズにいってもいいでしょうか。


清水:
あ、そうか、クイズを出すんでしたよね、どうぞどうぞ。

──:
清水さんの「記憶にある中1のときのモノマネ」は誰のモノマネだったか、それを最初のクイズにしたいと思います。
みなさま、下記からお選びください。


A
島倉千代子さんと春日八郎さん
B
細野晴臣さんと大瀧詠一さん
C
西城秀樹さんと郷ひろみさん
D
桜田淳子さんと山口百恵さん


(みなさん、考えてくださいね。答えは下に、つづきます↓)

その前に、宣伝させてください。
清水ミチコさんのツアー情報 2024
清水さんの全国ツアー、残りわずか。
「清水ミチコアワー ~ひとり祝賀会~」
  

4月6日(土)【山形】山形市民会館 大ホール
4月7日(日)【福島】けんしん郡山文化センター 中ホール 
4月12日(金)【熊本】 熊本県立劇場 演劇ホール 
4月13日(土) 【京都】ロームシアター京都 サウスホール(※完売)
4月19日(金) 【神奈川】関内ホール(※完売)
4月27日(土)【沖縄】那覇文化芸術劇場なはーと 大劇場 

「OTODAMA’24~音泉魂~」
5月4日(土祝)、5日(日祝)
【大阪】泉大津フェニックス

※清水ミチコさんは5日・大浴場参番風呂の出演となります。

「春風亭小朝・清水ミチコの大演芸会」
6月21日(金) 【東京】ティアラこうとう大ホール

清水ミチコ トーク&ライブ 2024
【埼玉】6月22日(土)草加市文化会館
【愛知】7月5日(金)刈谷市総合文化センター アイリス

ツアースケジュールについてくわしくは清水ミチコさんのオフィシャルHPの「Live/Event」をごらんください。

▲ 「清水ミチコアワー ~ひとり祝賀会~」コンサートグッズも超かわいい! 
~真実のクイズにチャレンジ!
清水ミチコさんの

 vol.2
──:
清水さんが中学1年生のときになさった、記憶に残るモノマネとは‥‥?

清水:
当時「スター誕生!」というオーディション番組があったんですよ。素人さんが参加して歌う番組です。あの番組から桜田淳子さん、山口百恵さんがスターになっていきました。すごく盛り上がってね。

──:
‥‥ということは、中1の清水さんのモノマネは、えーっと、「デビュー前」の桜田淳子さん、山口百恵さんでしょうか?


清水:
記憶にあるのはそれです。

──:
うわぁ、最初っからデビュー前の人とは、なんとディープな‥‥。


清水:
あの頃の歌手は、声にかなり特徴があったんですよ。デビュー前の人は特にそうでした。素人参加番組に出た方が急にスターになったりすることもあって、もちろん歌のレッスンなんてそんなに受けていらっしゃらないんです。地方出身の方もいたし、いまみたいに情報もないしで、特徴がたっぷりあることが魅力でした。だから中学生の私がマネしたくなったんだろうと思います。

──:
たしかにいまは、情報が出回っているぶん価値観も画一的になりがちですね。歌い方もお化粧も、同じになったり。


清水:
そういえば昨日聞いた話なんですけどね──、目の前にメトロノームを100台ぐらい置いて適当に作動させたとします。スタートはもちろん動きがバラバラ。でも30秒ぐらい経つとカチカチがそろってくるんですってよ、波動で!

──:
えーーっ、そうなんですか?!


清水:
音の波動ってすごいんですって。お互いに調節し合うんですね。YouTubeでそのようすを見たことがあるんですけど、見事なもんでしたよ。だからこれからは、歌ばかりでなく、いろんなことが画一的になっていくのかもと思いました。

──:
波動を感じ合うほど画一的になってしまう‥‥気をつけなくてはいけませんね。思い返せばたしかに、昔の歌い手さんはみんな歌にもお姿にも特徴がありました。ということは、今後、モノマネもむずかしくなっていきますね。

清水:
そうなんですよ。こちらがモノマネしたところで、見た人もその差異がわからないですよね。
たとえば渥美清さんの「寅さん」のマネひとつできたら、それだけで芸人さんが一生食べていけたような時代もあったと思います。でもいまは、モノマネを芸とする方は100人くらいのレパートリーがあるのが当たり前になってきました。芸風や切り口もいろいろ考えなきゃいけないし、さらにモノマネされる側の人が似てきた、という問題も出てきて、まぁ困りますよね。



──:
そもそも「モノマネしてみようかな?」と思いついたきっかけのようなことは、何かあったのでしょうか。


清水:
マネというより、私は「自分がその人になっている」状態が幸せなんです。いちばん古い記憶にあるモノマネは淳子さんと百恵さんだとしても、それ以前から、天地真理さんとか小柳ルミ子さんのモノマネを口には出さずに心の中でやってました。

──:
心の中で?


清水:
ええ、心の中で鳴るモノマネです。もしかしたら独り言のように外に出ちゃってたかもしれないけど。

──:
心の中で、鳴っている‥‥? 清水さんは、どうして人に「なる」と幸せなのでしょうか。


清水:
やっぱり、その人が好きなんだと思います。10代のとき、人を尊敬したり憧れたりしたでしょう。あの延長ですよ。

──:
この前、クイズ番組を観ていたら清水さんが出場なさっていました。歌の早まわし曲名当てクイズがあって、解答者のなかで清水さんだけがすべて言い当てておられました。「耳がいい」ということが、「憧れ」と「モノマネ」を直結させたのかもしれないですね。


清水:
ああ、それはあるかもしれない。昔から「耳はいいけど口は悪い」って言われてました。あのクイズ番組に出るまで、早まわしの曲が聞き当てられるなんて、私も知らなかったです。



──:
しかしモノマネは、音もさることながら、さまざまな視覚的、心理的なところに気づいてないとできないと思うのですが。


清水:
たしかに「気がつく」ということは、ひとつポイントとしてあるかもしれませんね。でね、やっぱり、その人が好きじゃないと気がつかないんですよ。

──:
好きで、興味がないと。


清水:
うん。私はマネをする方のことをものすごく好きで、その「好きパワー」に自信があります。モノマネをするということは、その人をかみ砕いて、さらには栄養にもしていくということなので。

──:
栄養にも(笑)。


清水:
味わっていくあいだに「この人、やっぱりちょっとここは硬いな」とか「強すぎるな」などという特徴もわかってきて、たのしいんです。

──:
「この人はマネできそう」「いや、この人はできない」とモノマネの可否が分かれるポイントはありますか? たとえば「藤井聡太さんはできそうだ」と、どうして思ったのかな、と(笑)。


清水:
はっきり言ってね、私は誰にでもなってるんです。

──:
なっている?


清水:
ええ、なってるんです、好きな人になら、誰にでも。でもね、それをまわりに公表したときにどうなるかが問題なんです。「なってないじゃないか」と、よく言われています。

──:
「なっているのに、なれていないもの」もあるんですか?


清水:
うん、すごくあります。でね、私ぐらいのキャリアになると「なれていない」場合、人は「似てないじゃないか!」と、すごく怒るんです。

──:
観客が、でしょうか。


清水:
SNSの反応もそうです。似てないと、みなさん怒り出しますからね。「期待したのに、なんだよこれ!」という感じになります(笑)。ですからね、公表する場合はよけいに、ちゃんとかみ砕いてやらないといけません。

──:
えーっとつまり、清水さんの中ではすごく「なって」いても、人に伝わってないということですね。自分では似ているなぁと思っていても不評だった、というケースはあるのでしょうか?


清水:
すごくあります。ま、表現力がそこまで行ってないということでしょう。しょうがないと思います。

──:
公表してないものまねのバックヤードが、清水さんの頭の中にはものすごくあるということですね


清水:
「モノマネされてこなかったモノマネ被害者」みたいな人はたくさんいるということになります(笑)。

──:
ではここで、清水さんからの2問目の実話クイズです。
清水さんの記憶に大きく残っている「失敗」とは。



誰のモノマネをしているのかを言わずにコントを終えた

長すぎるネタをそのままステージでやり切った

ご本人の目の前でモノマネをするとき、名前を間違えた

飛び入りの観客のほうが似ていて、落ち込んだ



清水さんの実話クイズ、来週に続きます。先週のクイズの選択肢は、A:島倉千代子さんと春日八郎さん/B:細野晴臣さんと大瀧詠一さん/C:西城秀樹さんと郷ひろみさん/D:桜田淳子さんと山口百恵さん で、正解はDでした)

~真実のクイズにチャレンジ!
清水ミチコさんの

 vol.3
──:
清水さんの「記憶に残る失敗」とは、どんなものだったのでしょうか。

清水:
ずいぶん前のことなんですけどね、「渋谷ジァン・ジァン」のライブで「オペラ銭形平次」というネタをやったんです。

──:
オペラで銭形の親分を‥‥(爆笑)。


清水:
クラシック音楽にあわせて、銭形平次、奥さん、犯人など、それぞれ設定して歌っていく、歌劇です。

──:
わはははは。


清水:
これがねぇ、つくりはじめたらたのしくなっちゃって(笑)、こんつめて完成させました。結果的に15分越えの長いネタになったんですよ。懸命につくり込んでいたことはスタッフもよく知ってたので、「おもしろくないよ」とは言いにくかったみたいです。私のほうも「こんなおもしろいことはない!」とノリに乗ったまま、本番を迎えました。
でもね、人はまず「長い」というだけで「カンベンしてくれ」と言いたくなるものなんです。

──:
そうなんですか。


清水:
やってみたら「ただ長いだけ」というネタになりました。モノマネって、なんといっても短いのが信条なんです。だけど、ステージでひとり歌劇をはじめた以上、やりつづけなくちゃいけなくて。しかも、そもそも「ウケ」がいまいちだったんです。

──:
最初の反応で「あ、思ったほどウケてない!」となったんでしょうか。


清水:
なったなった(笑)。そんで「あと17分、これ、どうやってつづけるんだ?!」と思いましたよ。でも自分としては「せっかくあれだけのお金と時間をかけてきたんだし、このままやらなきゃもったいない」と思ってしまいました。
だからね、このとき得た教訓は「『もったいない』って、ホンット、思っちゃいけない」ということです(笑)。

──:
おおおー。


清水:
だってそうでしょう、どんなことでもそうだと思うんです。

──:
いやぁ‥‥おっしゃるとおりです。私の仕事のでも「引き返せない、ダメだとわかっていても」というものが数個ありまして‥‥。


清水:
あるでしょう。でもね、それまでどんなにがんばっていたとしても、「ダメだ」となったら途中で方針を替えるべきです。「オペラ銭形平次」を経た私は、人の意見はすぐに聞くようにしています。すぐにです(笑)。

──:
「ちょっと長いですよ」とか。


清水:
「言いにくいけど、似てない」とかね。

──:
「似てない」と指摘する方がまわりにいらっしゃるのは、ラッキーなことですね。とはいえ「似てない」と言われたらショックではありませんか? 


清水:
まぁ、うれしい気持ちはしません。しかも、それはちょっと真実だからね。

──:
真実はこたえますね(笑)。


清水:
自分でもうすうすわかっているところに、背中押すなよ(笑)という気持ちになります。でも、そんなことよりも「すぐに意見を取り入れる」ことのほうが大事です。



──:
以前、矢野顕子さんにお話を伺ったときに、「その方の顔と名前が一致しなくても、声を憶えていることがある」とおっしゃっていました。「あ、この声の人だ、知ってる知ってる」ということがあるそうで。


清水:
矢野さん、さすがですね。耳が違います。

──:
さらに、美術家の横尾忠則さんにインタビューしたとき、「話をしているときは、目の前の人の顔をなぞって頭の中でスケッチしていることもある」とおっしゃっていました。


清水:
うわぁ、そうなんだね。

──:
清水さんは骨格も声色もちがう方のモノマネを、憑依するようになさいます。清水さんはマネをする対象の方の、どんなところを印象深く感じておられるのでしょうか。


清水:
私は心のなかで、しょっちゅういろんな人に「なっている」んですけど、おそらくその人を味わうときに最も手がかりになるのは、矢野さんと同じかもしれないけれども、声です。「人の声判断」みたいなことを、しょっちゅうしています。ほんとに、「人は声なり」なんですよ。つまり、声にすごく「その人」が出るんです。たとえば菅野さんは、間違ったこと、あんまりしてこなかったよね?

──:
え、そうでしょうか。


清水:
これまでものを盗んだりとか、人を殺したこともなさそうだし、まぁ、そんな人、いないか(笑)。

──:
はい、あまりいないと思います(笑)。でもそうかぁ、「人は声なり」なんですね。


清水:
そう思うことはあります。性格やこれまでの歩みが、すごく声に出るんですね。知的なことが好きなのか、ざっくばらんなことが好きなのか。「こうなりたいな」という気持ちが、声や話し方に出てくるんですよ。

──:
糸井重里のマネは、できないでしょうか。


清水:
糸井さんは「公表」したことはないですね。

──:
え‥‥ということは、心の中では「なって」おられる‥‥?


清水:
ええ「なっている」ことはときどきあります。

──:
ホントですか!


清水:
なっているというのはつまり‥‥どう言ったらいいかな、「糸井さんだったらこう考える」とか、「糸井さんはいまごろこんなことをしている」とか、そんな感じで「思う」ということなんですよ。「糸井さんはたぶん、少年時代はこんな感じだったんだろうな」とかね。そんなふうに思うこと、ありますよ。

──:
モノマネというのは表層的なものじゃないんですね。たとえば黒柳徹子さんだったら「こういう状況で徹子さんだったらこう言うだろうなぁ」とか。


清水:
そうそう。そんなふうに勝手に想像するのがわりと好きです。

──:
それは、テレビの中の徹子さんだけじゃなくて、「こういうものを食べたときの徹子さん」とか「家にいる徹子さん」「20代の徹子さん」という感じで、いろんなケースに置換して考えるということですよね。


清水:
うん、もちろん気まぐれにね。でもそれは、みんなやってるよね?

──:
やってないです(笑)。


清水:
やってないの?

──:
ぜんっぜん、やってないです!


清水:
ハハハハ。

──:
そうか、さすがだな、すごいなぁ。

清水:
それはもう、私は日本中の少女がやってることだと思ってました。高校時代に「そうでもないんだな」と知りました。

──:
だから大竹しのぶさんのマネでも「実際には大竹さんはそんなことは言わない」ということも、清水さんはセリフとしておっしゃるわけですね。


清水:
私は無責任にいろんなことを想像するのが好きなんです。しかしそれを公表して表現するとなれば、やっぱり少しはみなさんからの共感が欲しい。ですからそこからは「共感してもらうための表現」が必要になってくるんです。

──:
ある意味、わかりやすくして。


清水:
そうそう。

──:
その切り口にも、センスが問われるんですね。
ここで3問目の実話クイズです。長いキャリアをもつ清水さんですが、あるときマネージャーさんからかけられた言葉が、その後の清水さんを長く助けることになりました。それはどんな言葉だったでしょうか。


「客層によってネタを変えてくださいね!」

「笑顔を忘れないでくださいね!」

「途中で飽きないでくださいね!」

「気負けしないでくださいね!」



清水さんの実話クイズ、来週に続きます。先週のクイズの選択肢は、A: 誰のモノマネをしているのかを言わずにコントを終えた/B:長すぎるネタをそのままステージでやり切った/C:ご本人の目の前でモノマネをするとき、名前を間違えてしまった/D:飛び入りの観客のほうが似ていて、落ち込んだ  で、正解はBでした)

~真実のクイズにチャレンジ!
清水ミチコさんの

 vol.4
──:
いま、全国各地をツアーでめぐる清水さんですが、1986年の「渋谷ジァン・ジァン」が初ライブだったんですね。ライブハウスから大ホール、そして武道館へ‥‥。ひとりきりで大きなステージに立つというのは、私のような者には恐ろしいことのように思えるのですが。

清水:
イメージトレーニングして「ぜんぜん大丈夫だ」と思っていても、いざ板の上に乗るとやっぱり緊張します。客席から届くみなさんの視線がありますからね。その緊張をどうやって解くか、この10年、ずっとやってきた感じです。

──:
観客からは清水さんの緊張がまったくわからないです。


清水:
不思議とねぇ、「なんでこんなに人間の視線って強いのかな?」と思うぐらいに、緊張します。でもそれは大きなホールだけじゃなく、「渋谷ジァン・ジァン」のようなライブハウスでも感じていました。いつまでたっても、どこでも同じ。お客さんの目線に負けないでネタを披露することは、やっぱりむずかしいです。

──:
清水さんほどの方でも‥‥私もいろんな場面で緊張するのですが、ほぼ日では、糸井が作った「緊張禁止」という標語があります。


清水:
そうなの? 糸井さん、緊張を禁止するんだ(笑)。

──:
はい(笑)。そのおかげか、最近は気がらくになりました。


清水:
そうですよね。緊張して「気負けしたなぁ」なんて思うライブがあったら、あとからあとからつらくなってしまいます。だから私は「気負けしたら終わりだ」と思うようにしました。コツはお客さまの視線より私の視線のほうを強くするイメージです(笑)。ずっと前に、まだ若い頃でしたが、マネージャーさんから言われたんですよ。それはステージじゃなくて、ドラマの現場でした。
ドラマの現場には、いろんな方がいます。これからどんどん売れていきそうな人、二枚目のかっこいい人、ノッててキラキラ輝いている人、たくさんいます。そういう世界に足を踏み入れると、「自分は‥‥」なんて、シュ~~っとなることがあるんですよ。もちろん、こっちが勝手にね。「もうとっても、セリフなんか言えないなぁ」みたいに思ったりしてました。そんなあるとき、マネージャーさんが「ミッちゃん、今日は気負けしないでくださいね!」と言ったんです。

──:
おおお。


清水:
そのときにはじめて「あ、気負けだ、ほんとだ。いままでしすぎてたな」と気づきました。その言葉が、すっごく救いになった。ホント、そのひと言のおかげで、自分が勝手に抱いていた闇の気持ちを(笑)なくすことができました。



──:
「気負けしない」は私のようなオフィスワーカーにも、ためになるのではないかと思います。イベントや会議でプレゼンテーションするとき、気負けして台無しになるってこと、ありますので。


清水:
ああ、そうですよね。「気負けしない」を使ってください、ぜひ。

──:
武道館も「気負けしない」のひと言で‥‥。


清水:
そうです。みなさんがもしひとりで武道館に立ってスベったとしても、「なにか?」というくらいじゃないといけませんよ。似てないと揶揄されたって平気。「気負けしない」のひと言で、どんどんできますよ(笑)。

──:
ちょっと思い出したのですが、私は休み時間に先生のモノマネをしてクラスメイトに笑ってもらうようなひょうきん小学生でした。でも不思議なもので、モノマネは自分からやるとできるんですが、人から「やってみて」と言われると、とたんにできなくなります。


清水:
自分から無責任にやるのはたのしいのにね。それは見る側に「期待値」があるからですよ。みんなが「おもしろいんでしょ?」という顔をするから、できないんです。

──:
ああ、それも観客の視線の話ですね。期待値のある視線に負けてしまう。自分から言い出したときには、かんたんにマネ成分が「フッ」と降りてくるのに。




清水:
不思議ですよね、自分もたのしいし、まわりも笑う。私もはじめはすごくたのしくて、それを仕事にできる自分がうれしくて「こんなにたのしいことが毎日続くんだなぁと」渋谷の「渋谷ジァン・ジァン」のステージで思っていました。でも、だんだんそれがプレッシャーがかかる義務になってきて、「できない」と思ったこともありましたよ。

──:
清水さんをはじめモノマネを生業とするみなさんは、期待する誰かを前にモノマネをするということを、やり続けておられるんですよね。

清水:
でもね、最近思うんですよ。たとえば番組のなかで「あれやってよ」と言われて、下手に返した、ということがあったとします。そのときに自分が「いま、失敗した」という顔をすると、全体的に、その場の全員がダメになっていきます。そんなときは「似てなかったけど、なにか?」というような態度に出るといいよ。すると、やっぱりおかしいから。そういうときは「モノマネやった」ってことで、ホントは充分なんです。

──:
観客化した人の前では「やりさえすれば」いいんですね。


清水:
そうそう。大人になって、そう思えるようになりました。そんな勉強になるようなこと、たくさんあったからね。

──:
今後、緊張と気負けはしないでいきます。
それではここで年またぎ4問目の実話クイズです。私は清水さんに、この「ほぼ日通信WEEKLY」をお読みのみなさんができるようなモノマネをうかがってみました。
清水さんが、このメルマガを読んでいる方におすすめしたのは、誰のモノマネでしょうか?


共産党の志位和夫さん

デヴィ・スカルノさん

小池百合子都知事

えなりかずきさん


清水さんの実話クイズ、新年の1月10日号に続きます。先週のクイズの選択肢は、A: 客層によってネタを変えてくださいね!/B:笑顔を忘れないでくださいね!/C:途中で飽きないでくださいね!/D:気負けしないでくださいね!  で、正解はDでした)

~真実のクイズにチャレンジ!
清水ミチコさんの

 vol.5
──:
清水さんはYouTubeの「シミチコチャンネル」でモノマネ講座をなさっています。2024年の新年に、このメルマガを読んでいるみなさんがトライしやすいモノマネをお教え願えますでしょうか。


清水:
うーん、そうですねぇ‥‥いろんな年代の人たちがご存知の方がいいよね。じゃ、共産党の志位和夫さんとか、どうかな。

──:
えっ‥‥志位さん!


清水:
ハードル高い? でもいいと思います、志位さんがおすすめです。口のなかを舌でいっぱいにするんですよ。

──:
口‥‥を舌で‥‥?


清水:
「共産党の志位和夫です」

──:
うわ、すみません、突然すぎていま、誰も撮ってないです。お待ちください(スマホを取りだす)もういちどお願いします。


清水:
はい、ではもういちど。

──:
みなさま、清水さんおすすめの志位和夫さんを動画でご確認ください。



▲画面をクリックし、モノマネ講座特別編再生画面へどうぞ。

──:
ありがとうございます。感動しました。


清水:
ありがとう。

──:
このクイズは「誰のモノマネを推したでしょう?」という質問になると思うんですが。


清水:
ハハハハ、それはきっと当たらないですね。

──:
志位さんを記述問題で正解するのはむずかしいので、4択にします。
さきほど「オペラ銭形平次」でネタを熱中してつくられたというお話をうかがいましたが、清水さんはモノマネはもちろん、演出もお好きなのですね。


清水:
はい、ネタを考えるのは好きです。私がこの仕事につこうと思ったのは、タモリさんのコンサートを観たことにはじまってて。

──:
タモリさん。


清水:
ラジカル・ヒステリー・ツアー」というタモリさんのネタを観て、それがあまりにもおもしろくってね。お笑いと音楽がいっしょに構成されたものって、こんなにも人を幸せにするんだなぁと思いました。「私もあそこに行きたい、あの立場になりたい、タモリさんになりたい」と、明確に思いました。
タモリさんのようなネタを書くにはどうしたらいいんだろうと考えて調べてみたら、タモリさんは構成作家の方と仕事をしていたことがわかりました。高平哲郎さんという方なんですが、私はその方に生まれてはじめてファンレターを書きました。

──:
タモリさんじゃなくて、構成作家さんに。

清水:
はい、タモリさんじゃないんです(笑)。そのときに「構成作家になりたい」とほんとうに思ったので。

──:
そういえば清水さんはプロとしてモノマネの道に入られる前に、ラジオの構成作家になられたんですよね。

清水:
うん。あのときはもう、夢が叶っていく感じが、すごくしました。



──:
私がこれまで武道館のステージを拝見して最も驚いたのは、小池百合子さん(のマネ)が出たときでした。あの企画も構成も、ご自身で考えられたんですね。


清水:
そうです。小池さんのお声ってね、ちょっと出してみたくなるんですよ。「あの『装い』部分を、もっと余計に盛ってみたい」などといろんな欲求が出て、やりたくなるでしょ。え、みんなそうじゃないの(笑)?

──:
ぜんぜんそうじゃないです(笑)。モノマネ芸人のみなさんは「やってみたい」という欲求がすごくあるのでしょうか。


清水:
きっとそうだと思うけど話し合ったことはないです、照れ臭いからね(笑)。だからこれは私の個人的な感覚かもしれないですけれども、自分でなにか世に訴えたいことがあるわけではないんです。それはもう、ぜんぜんない。でも「自分が吸収したものを見てほしい」という欲求はあります。だから「誰かになっている状態」「誰かのある部分を表現する状態」がすごく自分らしいという気がしています。

──:
「素の清水さん」を出す欲求は、ないのでしょうか。


清水:
それがないんですよ。あんまり出してもおもしろくないし、インタビューもじつは得意じゃないんです。

──:
ではいま、とても苦手なことを。


清水:
ハハハハ、大丈夫です。自分のことを話すのは、たいていめんどうなんだけど、大丈夫。

──:
モノマネって、好きだという熱意だけではなく、どこか俯瞰で見て「分析する能力」がないとできない気がしていたのですが。


清水:
たとえば矢野顕子さんや松任谷由実さんに向かって、私がただ「大好きなんです」と言っても、きっと気持ち悪いと思うんです。だけどそれを加工しておもしろいかたちにすれば、受け取りやすくなるんじゃないかな、と勝手に思ってます。しかし、自分のなかの基本にあるのはあくまで「大好きです」ということなんです。

──:
それではここで清水ミチコさんから最後の実話クイズです。最近買ってよかったものは?



圧力をかける鍋

炊飯のための釜

ゴム成分で汚れを落とす布巾

朝の白湯のための鉄瓶

清水さんの実話クイズ、来週は最終回です。先週のクイズの選択肢は、A: 共産党の志位和夫さん/B:デヴィ夫人/C:小池百合子都知事/D:えなりかずきさん  で、正解はAでした)

~真実のクイズにチャレンジ!
清水ミチコさんの

 vol.6
──:
清水さんが最近買ってよかったものはなんでしょうか?


清水:
私は、とにかく糸井さんに勝手に影響を受けてるんですよ。

──:
糸井に。勝手に?

清水:
はい。高校時代も『ビックリハウス』があったから生きてこられたような感じです。

──:
糸井が「ヘンタイよいこ新聞」を連載していた‥‥。


清水:
田舎に住んでた少女で、ほんとに「サブカル」が欲しくて欲しくてたまりませんでした。インターネットもないあの頃は『ビックリハウス』が月1回のおたのしみでした。その後『週刊文春』の「萬流コピー塾」にも投稿するようになりました。ですが最近、糸井さんに感謝してるのは、釜です。あの、アイリスオーヤマの‥‥

──:
おお、ごはん釜! 鋳鉄鍋ですね。

清水:
そう! あれ、すごくいいですね。ごはんがおいしくて、すばらしい。この前、別の料理もつくりましたよ、えーっと、タラとジャガイモの‥‥あれなんだっけ? 南仏の‥‥そうそう、ブランダードです。あの鍋ひとつでできました。それもおいしかった。

──:
ブランダード‥‥かなり凝った料理ですね。


清水:
料理は好きなんです。たのしいし気分転換になるから、ストレス解消にね。

──:
清水さんのYouTubeチャンネルの「シミチコキッチン」も毎回たのしみにしています。


清水:
「これ、うまくいったな」という料理があったら、すぐに録画して出したりして。人前で料理するのは苦手なんですけどもね。

──:
そうなんですか?


清水:
うん。あの収録も、キッチンにできるだけ人を寄せないでつくってるんです。料理だけじゃなく、ネタもそうです。とにかく人がいるとダメになるタイプで(笑)。

──:
武道館であれだけの人の前でやっておられるのに。


清水:
そうなんだよ(笑)、武道館でやってるのに「とにかくこっちに来ないで」って感じです。料理もネタも、公開するまではとにかく密室でつくってるんです。

──:
コメディアンの方は「みてみて」というタイプが多いのかと思ってました。


清水:
残念ながら、私はそういうタイプではないんです。だから海外の人に「この人はコメディアンです」と紹介されると、すっごくビックリされます。「こんな地味な人が?!」って感じでしょうか。

──:
清水さんは、海外活動は今後の視野に入っていますか?


清水:
ん~、言葉の壁があるからむずかしいと思う。それに、海外進出はそんなにやりたいわけじゃないかも。

──:
そうなんですか。


清水:
私のやっていることの肝って「共感」なんですよ。この活動をしていて何がいいかというと、共感する喜びがあることです。「共感できないけどあの人好きにやってるね」「よくわからないけどおもしろいのかも」というものだと、やってるほうも見てるほうも孤独でしょう。だから私は海外で広く活動することよりむしろ、たとえば瀬戸内寂聴さんであれば寂聴さんのファンクラブみたいなところでやりたいんです。「そうそう、あの人、そういうとこあるよね~」みたいなことで笑ってもらうと、みなさんも幸せになってくれると思うし私も幸せです。

──:
では‥‥いつか、ほぼ日で糸井のモノマネをお願いします。


清水:
ハハハハ、やったらすごくウケそうだね。

──:
はい、絶対に。
海外進出ではないとしたら、清水さんの次なる目標は、いったいなんでしょうか。すでに武道館は10回公演なさったわけですし‥‥。

清水:
ずっと昔からもっている夢があるんですよ。

──:
おお、はい。


清水:
まずここに「誰かに扮した私(1)」がひとりいるとするでしょう。そこに、もうひとりの「誰かに扮した私(2)」がいる状態。その(1)と(2)で、会話する。これをすごくやりたいんです。昨今、AIが急発展している世の中でしょう、早くできないものでしょうか。はっきり言っていつまでたっても「まだこんなもん?」って感じじゃありません?

──:
いやぁ、それはもういくらAIが発達しても、清水さんの「扮した状態」には至らないと思います。しかし、清水さんはそんな未来の技術を駆使してやりたい、と。


清水:
未来がねぇ、意外と、まだまだなんだよねぇ。こないだやっと平野レミさんのそっくりAIが出てたけど「遅いよ」と思った。私だったらもっと早くやる(笑)。

──:
でもまぁ、ルビコン川を渡ったし、ここからの発達は加速しそうですよね。しかし‥‥それはつまり「清水さんがふたりいる」という状態をつくるということで、しかも清水さん本人ではなく、清水さんが扮している誰か、ということになりますから、複雑ですね。


清水:
「私を経た誰か」ってことだから、そうとうむずかしいとは思います。いま世に出ているものを見ても「ああ、もどかしい!」なんて思ってしまうので、もっとはやくAI界が発展してほしいです。

──:
「扮している清水さん」の最新技術を駆使する展開、数年後の全国ツアーで見られるでしょうか。


清水:
はい。それが目下、目標ではあります。

──:
いやぁ、お話をたっぷり伺いました。ありがとうございました。ライブは今年もまだまだ続きますね。どこかでまた伺います。


清水:
みなさん、ぜひライブに来てくださいね。こちらこそありがとう。



先週のクイズの選択肢は、A: 圧力をかける鍋/B:炊飯のための釜/C:ゴム成分で汚れを落とす布巾/D:朝の白湯のための鉄瓶  で、正解はBでした。
清水ミチコさんの実話クイズ、おしまいです。ありがとうございました)

私は小学生時代、休み時間になると教室の隅で先生のモノマネをして、クラスのみんなに笑ってもらうおかっぱ頭の少女でした。でも逆に「あれ、やってみせてよ」と言われたら何もできなくなるのでした。なぜなんだろう? この謎を清水ミチコさんに実話クイズの中盤で訊きました。それは見る側の期待値の高さ(と自分が思い込むこと)が原因だったとは。モノマネ少女だった私のあこがれの清水さんにインタビューをする機会がいただけてほんとうにうれしかったです。
それではまた、一気読みの名作選でお会いいたしましょう。もしよかったら、毎週届くメルマガ「ほぼ日通信WEEKLY」にもお申し込みください。(ほぼ日 菅野綾子)


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