あれは2014年、「ほぼ日」は
「勝手に清水ミチコ応援団」を結団しました。
それまでも長いおつきあいだった清水ミチコさんが
武道館で単独ライブを行なうという報せをうけ、
こりゃ応援しないわけにはいかん! と、
ただひたすらに「本気で応援する」という気持ちを固め、
「表参道でティッシュを配る」
という活動を行なったのです。
そしてきたる2024年は、その武道館公演が
なんと10回目を迎えるというではないですか。
これはすごいことですよ!
というわけで「勝手に清水ミチコ応援団」が
ふたたび団結の運びとなりました。
今回の応援活動はティッシュ配りじゃありません。
なにしろほぼ10年経っているのです。
我らの技術もスキルも腕前もアップしています。
技術とスキルと腕前は同じ意味ですが、
とにかくできることが増えました。
ですから今回はティッシュは配りません。動画です!
動画の得意な新人乗組員がいるからです。
北海道から沖縄まで全国津々浦々で開かれる公演の初日、
「江戸川区総合文化センター」の本番前とあとに、
裏側に潜入したようすをお届けします。
そしてもうひとつ、「ほぼ日」のメールマガジンであり、
独自に編集した独自のコンテンツをお届けしている
「ほぼ日通信WEEKLY」のインタビューに、
清水ミチコさんが登場します。
配信は12月の予定です。どうぞおたのしみに!

  • こんにちは、「ほぼ日」YouTubeチームのたまきです。
    たまき、は苗字です。玉木です。
    名前は青(せい)です。男子です。
    新人で男子で動画の得意な玉木青です、
    どうぞよろしくお願いします。

    このたびこの「勝手に清水ミチコ応援団」に、
    悲願の入団を果たしました。
    ‥‥って、「なんですかそれ」でしょうか。
    そうかもしれません。
    この応援団のこと、さっぱりご存知ないかたも、
    きっと、いらっしゃることと思います。

    説明させていただきます。
    「勝手に清水ミチコ応援団」は、
    いまをさかのぼること9年前の2014年、
    「ほぼ日」でいちどだけ立ち上げたコンテンツです。
    長く「ほぼ日」で日記を執筆なさっていた清水ミチコさんが
    「はじめての武道館単独公演」をなさるというので、
    これは応援しなくちゃ! となった「ほぼ日」乗組員が、
    宣伝用のティッシュをつくり、
    表参道の交差点近くで配った、というものです。
    当時、ぼくは感激したものです、
    こんなにも清水ミチコさんを応援したい人たちが、
    じぶんのほかにも、いたなんて! と。

    そう、ぼくは清水ミチコさんのファンです。
    どれくらいファンかというと、
    「ほぼ日」入社のごあいさつメールで、
    関心のあるキーワードのトップに
    「清水ミチコさん」と書いたくらいのファンです。
    「ほぼ日」に入ったらいつか清水さんと
    お仕事ができるかもしれないと、
    就活中からたくらんでいたくらいのファンです。
    くびったけなのです。愛しているのです。
    人生の半分を、清水ミチコさんの芸に
    夢中なまま過ごしてきたといっても過言ではありません。
    高校生のとき、なんとか親をだまくらかして
    買ってもらったDVD
    『LIVE!清水ミチコのお楽しみ会“リップサービス”』。
    大学生になって、今はない京都会館で
    初めて参加したライブツアー。
    「これはDVDにもできないわ!」という
    攻めきった(なのに上品な)ネタの数々に
    「一生ついていこう」と誓ったのでした。

    拙いライブの感想にTwitterでお返事をいただけた日。
    なぜか糸井さんにまでリツイートされた日。
    めったに開かれないサイン会で、初めて直接お会いした日。
    一言もお話できずに立っていたら、
    「あれ? 玉木さん?」と
    なぜか清水さんの方から気づいてもらえた日
    (今もナゾのままです)。
    忘れがたい日々に、こんなに、
    とんでもない一日が加わるとは!

    そうです。チャンスは、思っているより早く、
    めぐってきました。
    そう。ぼくは聞いてしまったのです、
    「ほぼ日」のセンパイたちの立ち話を。

    「清水ミチコさんの武道館が、
    来年1月の公演で、10回目になるんだって」
    「なつかしいね、応援したよね」
    「またなにかやれたらいいよねえ~」

    ぼくがそこに突進していったのは言うまでもありません。
    「ぼ、ぼくにも、手伝わせてください!」
    そしてセンパイたちは、
    意外なくらいウエルカムな感じで言いました、
    「おお、いいねえ!
    玉木くんの得意なことで、
    なにか、したいこと、
    できることのアイデアがあったら
    ぜひ聞かせてくれたまえ!」と。

    そこでぼくは言いました。
    「わ、われら乗組員から
    たくさんのご祝儀を徴収し、札束にして、
    清水さんにお贈りしましょう!」
    ‥‥即、ボツでした。
    そういうことではない、と。
    そこで言いました。
    「ぼくは動画が得意です! カメラを持って、
    飛騨高山に行き、飛騨高山でジャズ喫茶を営んでいる
    清水イチロウさんの密着取材をします!」と。
    ちょっとだけ検討してくださった節はありましたが、
    清水ミチコさんの弟であるイチロウさんを追いかける、
    というのは、あまりにもマニアックな企画である、
    という理由で、やっぱりボツになりました。
    そんななか、
    「わたしが『ほぼ日通信WEEKLY』で
    清水さんにインタビューするよ!」
    という菅野センパイの企画は
    「いいね!」と即採用に。
    そりゃそうですよね、
    登録している方が数十万人という人気メルマガです、
    菅野センパイのあのたのしいインタビューで
    清水さんの取材記事が読めるなんて、
    宣伝効果という意味でも、
    たのしさということでも、いいに決まってます。

    ぼくは焦りました。
    そこでぼくは智慧をふりしぼって考え、
    こんな提案をしました。

    「ぼく、ツアー初日のチケットを持っているんです。
    11月11日、江戸川区総合文化センターです。
    そこに、リハーサルからお邪魔させていただき、
    『全国ツアー初日の清水さんのようす』を取材して、
    ほぼ日のYouTubeで、なるはやでアップする、
    というのは、いかがでしょうか。
    それを見た人が、『これは面白そうだ!』と、
    近くの公演に行きたい気持ちに
    なってくれるかもしれません。
    それにぼくひとりいれば、
    取材から撮影から編集からアップまで、
    ぜんぶやってみせます!
    ちょっとは、役に立てるんじゃないかと思います。
    どうか、やらせてください!」

    熱意が通じたのでしょうか、
    ひとりでできるというところが
    よかったのかもしれませんし、
    すでにチケットを持っているということで
    ほんとうのファンだと認めてもらえたのかもしれません。
    「そうかそうか、
    それが可能なら、やってみてもいいんじゃないか。
    でもツアー初日という緊張感があるだろうから、
    清水さん側にその依頼が通るかどうかは、
    ご本人次第だとは思うけれど」
    ──そこでぼくはすぐに
    清水ミチコさんのマネジャーさんに打診、
    マネジャーさんもすぐに清水さんに尋ねてくださり、
    「いいですよ」というお返事をいただいたのです。
    わあ!
    心配していた清水さんの初日ゆえの緊張も、
    「今回はそんなに緊張しなさそうだから大丈夫」
    とおっしゃっていると知り、安心しました。

    やったあ!
    嬉しいです。ほんとうに、嬉しい‥‥。

    こうして、ぼくは半ば強引に、
    11月11日、江戸川区総合文化センターのリハーサルに
    うかがうことになったのです。
    結局「ひとりでぜんぶ」ではなく
    いろいろと助けていただきましたが‥‥。
    いま編集をしているその動画を、
    11月22日11時の更新で、
    「ほぼ日」のYouTubeで公開いたします!
    嬉しいのと、緊張で、
    多少、手が震えているかもしれませんが、
    せいいっぱい撮影をおこない、インタビューをし、
    編集をしています。
    どうぞ、見てやってくださーい!

    ほぼ日のおしゃべりYOUTUBEでも
    【おまけダイジェスト映像】を公開中!
    こちらも合わせてお楽しみください。

    そして! 清水ミチコさんの全国ツアー
    「清水ミチコアワー ~ひとり祝賀会~」は、
    こんなスケジュールでおこなわれます。
    まだチケットが購入可能な公演もあるようです。
    11月は大阪、石川、福岡へ!
    お近くのかた、ぜひお出かけくださいね!
    くわしくは清水さんのwebsiteをごらんください。


    「清水ミチコアワー ~ひとり祝賀会~」
    ▼2023年ツアースケジュール


    ■11月11日(土)
    【東京】江戸川区総合文化センター
    ■11月18日(土)
    【富山】富山県民会館
    ■11月23日(木・祝)
    【大阪】フェスティバルホール
    ■11月24日(金)
    【石川】金沢文化ホール
    ■11月26日(日)
    【福岡】福岡国際会議場メインホール
    ■12月3日(日)
    【愛媛】しこちゅ~ホール(四国中央市市民文化ホール)
    大ホール~おりがみ~

    ■12月16日(土)
    【岩手】盛岡市民文化ホール大ホール
    ■12月17日(日)
    【宮城】東京エレクトロンホール宮城
    ■12月19日(火)
    【愛知】日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
    ■12月24日(日)
    【北海道】カナモトホール(札幌市民ホール)

    ▼2024年ツアースケジュール
    ■1月3日(水)
    【東京】日本武道館
    ■1月20日(土)
    【群馬】メガネのイタガキ文化ホール伊勢崎
    ■2月3日(土)
    【岡山】倉敷市芸文館
    ■2月10日(土)
    【埼玉】久喜総合文化会館
    ■2月12日(月・祝)
    【秋田】あきた芸術劇場ミルハス中ホール
    ■2月18日(日)
    【長野】ホクト文化会館中ホール
    ■2月23日(金・祝)
    【静岡】静岡市民文化会館中ホール
    ■3月2日(土)
    【神奈川】茅ヶ崎市民文化会館
    ■3月3日(日)
    【広島】広島JMSアステールプラザ大ホール
    ■3月9日(土)
    【青森】リンクモア平安閣市民ホール(青森市民ホール)
    ■3月16日(土)
    【兵庫】神戸文化ホール中ホール
    ■3月17日(日)
    【鹿児島】川商ホール(鹿児島市民文化ホール)第2
    ■3月20日(水・祝)
    【新潟】りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場
    ■4月6日(土)
    【山形】山形市民会館大ホール
    ■4月7日(日)
    【福島】けんしん郡山文化センター
    (郡山市民文化センター)中ホール

    ■4月12日(金)
    【熊本】熊本県立劇場演劇ホール
    ■4月13日(土)
    【京都】ロームシアター京都サウスホール
    ■4月19日(金)
    【神奈川】関内ホール
    ■4月27日(土)
    【沖縄】那覇文化芸術劇場なはーと大劇場 

    そして菅野センパイの編集する
    「ほぼ日通信WEEKLY」では、
    12月初旬あたりの配信から
    清水ミチコさんが登場予定とのこと。

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