「つるとはな」の5号が出ます!
7月21日(金)〜23日(日)にオープンする
「つるとはな」のTOBICHIは、
ユニクロといっしょに開きます。
できたての「つるとはな」5号のとなりに、
ユニクロのステテコ&リラコが並ぶという
なんだかめずらしい催しになりそうです。
(涼やかな生地や柄を、見てさわってみてください)

TOBICHIで開催
「つるとはなとユニクロ」
2017年7月21日(金)〜23日(日)
午前11時〜午後7時

できたての「つるとはな」5号と、
ユニクロの話題の商品がいっしょに
お買いものできるスペシャルショップを
3日間のみ限定で開きます。

ユニクロの夏のヒット商品、
「ステテコ&リラコ」やTシャツなど、
人気のアイテムが並びます。


▲ステテコ&リラコ 各990円(+税)

「つるとはな」の松家仁之さんに訊いた
ユニクロのCSR活動についてのインタビューは
こちらをごらんください。

今回の「つるとはな」5号は、
90歳以上の人びとがたくさん登場する
力強い号となっています。
人生のこれからについて、
霧をすっきり晴らしてくれるような
ヒントに満ちたインタビューがたくさん出てきます。
ぜひお手にとってみてください。

期間中「つるとはな」をお買い上げの方には、
1冊につきひとつずつ、
特製クリアファイルと特製しおりをさしあげます。

しおりには、これまで「つるとはな」に登場した
名言がひとつ刷られています。
8種類ありますが、どの名言がお手もとに行くかは、
おみくじのようにたのしみにしていてください。

そして、遠方のみなさん、
今回も「つるとはな」の新号を
ほぼ日ストアで販売します
販売スタートは、TOBICHI開催と同日の
7月21日(金)11時から。
ほぼ日ストアでのネット購入特典は、
「つるとはな」特製しおりと、
ユニクロの「服のチカラ18号」です。

みなさまのご来店をお待ちしています!

前編
日本に来た難民は
どこで働くのか?

──
今回の「つるとはな」5号の
スポンサーはユニクロだそうですね。
(雑誌「つるとはな」は号ごとに
スポンサーが1社だけつきます。
広告はその企業のものしか載りません)
松家
ぼくが新潮社にいたときに担当していた
「考える人」は、ユニクロ一社提供の雑誌でした。
そのころからのおつきあいがもちろんありましたし、
「つるとはな」も、いつか
ユニクロが提供してくださったらいいなぁ、
と思っていたのです。
ユニクロのお店、ふだんいらっしゃいますか?
──
はい。吉祥寺店や銀座店によく行きます。
松家
ユニクロで買い物をする人たちは、
若い世代や子どもたちはもちろん、
シニア世代も多く見かけますよね。
──
そうですね、50〜60代くらいの方は
わりといらっしゃるような感じがします。
松家
「つるとはな」は、
若い読者もいらっしゃいますが、
アクティブに活動するシニア世代も
たくさん読んでくださってます。
──
しかも、かなり前向きな思考の方が多いでしょうね。
松家
そうだと思います。
ですから、今号の広告ページは、
気持ちが元気で前向きなシニアと
ユニクロをつなぐことを意識して作りました。
70代のかっこいい女性が登場しますよ。
──
「つるとはな」の広告ページは
毎回工夫と驚きがあって、たのしみです。
ユニクロと松家さん、といえば、
ユニクロの店頭で配布されている
小冊子「服のチカラ」の編集も
ずっと担当なさってるんですよね。
松家
はい、先日18号を発行したばかりですが、
12号から個人的に編集のお手伝いを
つづけてきました。
17号からは「つるとはな」が会社として
編集をお引き受けすることになり、
ユニクロのサステナビリティ部の方と
いっしょに制作するようになりました。

「服のチカラ」はユニクロのCSR活動
(corporate social responsibility:企業の社会的責任)
を伝える冊子として年に2回刊行されてきました。
その活動は、「考える人」時代からずっと、
近くで見てきましたし、取材もしてきました。
──
松家さんが、以前、
ユニクロのCSR活動は
CSRの枠を超えているとおっしゃっていたのですが、
それはどういうことですか?
松家
それはユニクロが責任とか義務の範囲を
はるかに超えるくらい、
本気でやっているということです。

ユニクロは生産の現場も販売の現場も、
アジア、北米、ヨーロッパ……と
世界中に拠点があります。

私の印象では、世界のグローバル企業は
CSR活動への取り組みが進んでいます。
特別なことではなく、「当然」という前提で
取り組んでいるわけですね。
その土俵に出て、世界の風にふれるのが、
日本企業のなかではユニクロは
かなり早かったのではと思います。

例えば、障がい者の雇用にしても、
厚労省が定めた雇用率制度(2.0%)があります。
雇用率が満たない企業は決められた納付金を
国に支払うことで、障がい者雇用に対応する
義務があります。

ユニクロは、法定雇用率の2倍以上、
国内のグループ全体で5%を超える雇用率で
障がいのある人たちを採用しています。
「考える人」でおつきあいしていたころに
「1店舗に1名」を目標にしていましたが、
2012年には、国内ではほぼ目標を達成したはずです。
──
1店舗1名はすごいですね。
松家
「障がい」とひと口に言っても
さまざまな障がいがあります。
接客はむずかしいかもしれないから、
バックヤードでの役割に専念してもらう、
という発想になりがちなところを
原則として同じように働いてもらう
方針で取り組んでいるんですね。
たとえば、耳の不自由な人が、
店頭で接客を担当している。

障がい者雇用に積極的に取り組むうちに、
店のスタッフ全員のチームワークが
たいへんよくなって、店の雰囲気が変わるんですね。
それ、分かる気がしませんか?
──
考える幅が自分以外のことに広がるし、
助け合っていっしょにやろうという気持ちが
強くなると思います。
松家
そういう意味でも、さらに積極的に
障がい者雇用を進めようということになったそうです。
そして最近、日本の企業としては
異例中の異例で取り組んでいるのが、難民雇用です。

そもそも日本では、難民として認定される人は
申請された数にくらべるとごくわずかなんですね。
去年1年間で1万人を超える申請があったうち、
認定されたのはわずか28人です。

認定されて定住が認められたとしても、
仕事を得て働いて、生活を成り立たせて
日本に来てよかったな、幸せだなと
思ってもらう必要がありますよね。
けれども、難民に採用の門戸を開いている企業は、
ほんとうに少ないんです、いまのところは。
ユニクロは100名の採用を目標にしていて、
この5月の時点ですでに45名が働いています。
これほどの人数の難民が日本の企業で
働いている例は他にないんですね。
残念ながら。
──
ええ?
そうなんですか。
松家
はい。
「服のチカラ16号」で表紙になった女性
ミャンマーからバングラデシュに逃れた
ロヒンギャの家族に生まれた女性を取材しました。
これまでの歴史で弾圧され迫害されてきた
ロヒンギャの彼女が、どのような経緯で
日本にやってきて、難民認定を受けて、
ユニクロで働くようになったのか。
お会いしてお話を聞くだけではなくて、
ご家族と暮らす家を訪ねて、郷土料理まで
ご馳走になって……忘れられない取材でしたね。
ドイツのベルリンにあるユニクロ店でも、
シリアから逃れてきた難民が働いています。
最新号の18号では彼を取り上げています。
そのようなユニクロの社会貢献活動を
毎号テーマを決め、「服のチカラ」で
紹介しているんです。
──
私たちも、勉強になります。
松家
たったいま世界各地で、戦争や迫害によって
自分が生まれ育った国や地域から離れて
避難をしなくてはならない人たちは、
およそ6500万人もいるんです。
──
日本の人口の約半数ですね。

(後編につづく)
2017-07-20- THU
『つるとはな』
  • 『つるとはな』が創刊されます。
  • 2014-10-07
  • 「ひとつの雑誌だけを売る本屋さん」
    が開店します。
    トークイベントもあります。
  • 2014-10-17
  • 記者発表が行われました。
    先行販売会は明日22日から。
  • 2014-10-21
  • TOBICHIで
    「ひとつの雑誌だけを売る本屋さん」
    本日よりオープンしました。
  • 2014-10-22
  • ほぼ日ストアで『つるとはな』
    特典つきを販売いたします
  • 2014-10-26
  • 『つるとはな』
    TOBICHIでのイベントおしらせ
  • 2015-06-12
  • 「つるとはなのお茶の間」、
    ひらきます!
  • 2015-06-25
  • つるとはな3号発売記念
    「松家の部屋ミナサン
    イラッシャイマセ」
    を開催します。
  • 2016-03-24
  • つるとはな3号発売記念
    「松家の部屋ミナサン
    イラッシャイマセ」
    くわしいお知らせ
  • 2016-03-28
  • つるとはな4号発売記念
    大福茶(おおぶくちゃ)+
    つるとはな で
    去る年にありがとう、
    新しい年おめでとう!
  • 2016-12-06
  • つるとはな5号発売記念
    前編
    日本に来た難民は
    どこで働くのか?
  • 2017-07-18
  • つるとはな5号発売記念
    後編
    責任をどうやったら
    果たせるのか?
  • 2017-07-19