■9月8日■
TAROのバイタリティをあらわした
楽しい楽しい!ポー・ワングさんのTシャツ。


TARO-Tシャツのインターネット抽選販売と
ラフォーレ原宿での展示会まで
あと10日となりました!
田島貴男さん+伊賀大介さん+糸井重里の
トークイベントのチケットはもう少しで完売です。
違う畑で活躍している、
3人それぞれのクリエイティブについて、
ここでしか聞けない貴重な話が
展開されることと思います。
どうぞおはやめに、お申し込みくださいね。
チケット(前売り\1,500)のお申し込みは、
こちらのサイトからどうぞ(チケット販売:アーク)。

さて今日は、伊賀さんが
「すっごくステキなリメイクですねー!」と感嘆した
美術作家のポー・ワングさんのTシャツを
ご紹介します。

── 美術作品をつくられるのと、
Tシャツをつくるのとは
ちょっと勝手がちがうかもしれませんが、
よろしくお願いいたします。
ポー・ワングさんの作品で
「存在を入れ替える」というコンセプトのものを
以前みたことがあるんですが。
伊賀 服もそうですね。
服を真上からみたり斜めからみたりして
存在を入れ替えることが大切だと思うんです。
そんなことが、このTARO-Tシャツでも
できるとおもしろいと思います。



ポー・
 ワング

そういう発想ができるといいですね。
伊賀 ところでポー・ワングさん、
はいていらっしゃるジーンズ、かわいいですね。
ポー・
 ワング


そうですか?
穴が空くとついでいるだけで‥‥(笑)。
伊賀さんは、ジーンズを
何本か持っていらっしゃるんですか?
伊賀 黒いのと青いのを1本ずつ持ってて、
1年のうち330日くらいは
青いのをはいてます。
だから、ずーーーーと同じジーンズを
はいているんですよ。
たま〜に、今日みたいに着物を着て。
ポー・
 ワング
このTARO-Tシャツは、
これまで集っているメンバーをみても
「この人は自分にぜんぜん関係ない人だろうけど
 でも、この人のことは知ってる」
という人がたくさんいました。
どんなことになるんだろうって、純粋に
すごく楽しみになります。
伊賀 あ「舞台の人ね」「映画の人ね」とか、
そういう系統立った人選じゃなくて、
こういう「ありえないメンツ」が
岡本太郎でつながってるってとこが
おもしろいと思うんです。
── ポー・ワングさんは、
TAROとはどんな形で出会われましたか?
ポー・
 ワング
わたしが幼いころ、はじめて日本に来たときに、
大阪に滞在したことがあるんです。
父が「遊びに連れてってやるぞ」と言っては
わたしたちを万博公園に連れていきました。
遊園地なんかじゃなくて、万博公園(笑)。
そこに、ご存知のとおり
「太陽の塔」がありました。
伊賀 ああ、それは、いい関係ですね。
ポー・
 ワング

だから、岡本太郎って、
てっきり大阪の人だと思ってたし、
「こういうのがいわゆる芸術家なんだ」って
小さいときから思ってたんですよ。

でも、 そのときは
「太陽の塔」のオモテの面しか
みなかったんです。


子どもがみていい、オモテ面。

オモテの面って、生命力がプラスの方向で
あふれているかんじなんですけれども、
裏側の黒い太陽はすごく怖くて、
「向こう側は大人の世界で、
 こっち側が子どもの世界だから、
 わたしは大人になるまで
 向こう側に行っちゃダメだ」
と勝手に決めてたんです。


向こう側の世界、ウラ面。

伊賀 ハハハハ。なるほど。
ポー・
 ワング
わたしが美術に関わり出した当初は
どういうものが「作品」で、
そもそも美術ってなんなのか、
よくわからないでいました。
そんなときに、幼いころにみた
太郎さんが出てくるんですよ。
「やればいいじゃん」って。

自分でさまざまなことを考えて
「ああ、できないや」と思ったり、
いろんなことを気にして
自分をつくっていくんじゃなくて、
「とりあえず、やれば?」と
太郎さんはいつも言ってくれる。
伊賀 TAROのその言葉は、
芸術家だけではなくて、
どこでなにをしている人にも通じますよね。
どうしようかな、と迷っている人たちに
それぞれ「やればいいじゃん」と言ってる。
ぜんぜん高尚なかんじはしない。
あるポイントで小さく迷っていて、
そのせいでものすごく動けなくなっているときに
「おめえは、生きてんのか、生きてねえのか」
って、そんな視点からTAROは言ってきますよね。
みんなが「そこかよー?!」って
なるような(笑)。
それがTAROのとっても楽しいところだと
思います。
── このTARO-Tシャツの収益は、
メキシコで発見されたTAROの巨大壁画
「明日の神話」を日本へ持ち運ぶための
運搬費用に寄付したいと考えているんですよ。
ポー・
 ワング
少しでもお役に立てればうれしいです。
── もととなるボディのTシャツを
お選びいただきますが、
新品と古着があります。
ポー・
 ワング
わたしは、古着のほうがいいです。
ああ、古着をみていると
このまま自分で
ふつうに欲しくなりますね(笑)。

── 真剣ですね。
伊賀 新品のボディもありますよ。
こっちは煮たり焼いたり、自由にできますよ。
ポー・
 ワング
味つきTシャツとかね(笑)。
なんか、期待を裏切れるようなものが
できるといいですねえ。

それから2週間後。
ポー・ワングさんが届けてくださった
ステキなTシャツは、こちらです!!


メンズ用(ウラ)


レディス用(オモテ)
ロゴはゴールドの文字で
university of LIFE SCHOOL OF TAROと
訂正されています。カッコイイ!

「男性用のTシャツは、下のほうの袖に腕を通して、
おなかを出してチューブトップみたいにして着れる。
袖は、内側に入れてポケットみたいにして着てもいい。
女の人は下着の位置を直したりもできる。便利!」
なのだとか!

ポー・ワングさんからのメッセージ
 「岡本太郎さんの仕事、
 バイタリティーを考えると、
 きっとウデが
 3本か4本あったに違いない」
 Tシャツです。

小さなところで迷うことなく
「それでおまえは生きてるのか?」
という視点で、自らも動いてきたTARO。
そのバイタリティーをあらわした、
ニョキニョキ腕がはえている、
みるたびに着たくてたまらなくなるTシャツです。
こんなTシャツを
チューブトップで着ている男の人って
ステキですね。

では、また次回!
次回は、Tシャツの価格を発表します。

ポー・ワングさんは、「ほぼ日」の
「おいしい店とのつきあい方」のイラストレーションを
担当してくださっています。
もう既に終わってしまった展覧会の案内なのですが、
ポー・ワングさんの作品について
お知りになりたい方は、こちらもぜひどうぞ。

 

 

 

このページに関するメッセージをpostman@1101.comまでお寄せ下さい。
このページの全部または一部の無断複製・転載を禁じます。