スタイリング 伊藤まさこ  撮影 有賀傑  協力 pand
  • 12月17日(木)からスタートする
    「ほぼ日」の「やさしいタオル」冬のコレクション、
    ふたりめのゲストデザイナーは福田利之さんです。
    福田さんが「やさしいタオル」のデザインに
    参加してくださるのは、2012年の冬以来、3年ぶり。
    あたらしいタオルは「ののはな」といって、
    スウェーデンのダーラナ地方に旅をしたときの
    思い出が、もとになっているんですよ。
    ご本人のお話で、紹介します。

スウェーデンで見つけた、なんでもない日常を
タオルのデザインにこめました。

タオルのデザインをするにあたって、
「2012年の『Birds & Flowers』と
 対になるようなものがあるといいね」
という糸井さんの助言をもとに、
最初はうんと対照的なものをと考えました。
つまり、鳥でもなく花でもなく、
まったく別の世界を描こうと。
そんなことを考え始めた頃、
スウェーデンに旅に行きました。
ことしの6月のことでした。

旅の目的は、首都ストックホルムのデザインショップ
「Manos」というところで個展を開くことでした。

さいわい、個展は盛況におわり、
次の日からは個人的なみじかい旅をしようと、
スウェーデンの中部にある
ダーラナ地方というところに行ったんです。

そこは手工芸がとてもさかんなところで、
ひとびとがていねいに生きている感じがして、
村のようすもとてもきれいでした。

なかでもいいなぁと思ったのは、
野草を摘んでコップや花瓶にさして、
いけばなにしていたことです。
村を歩いていると、軒先や、家のなかなど、
いたるところにそういうものが飾られているのを見ました。
それは、ほんとうになんでもない野草、
名もないような、野花なんですよ。

ぼくはちょうどこのタオルのデザインを考えていたときで、
以前つくった「Birds & Flowers」とは別のものにしようと、
花を描くことは考えていなかったんですけれど、
家々のいけばなを見て考えがかわりました。
こういうふうな、名もないような花を愛するって、
とてもいいなあ、と、すっと思ったんです。
ぼくも、スウェーデンのダーラナ地方のひとびとが
野花をかざるように、部屋にあったらほっとするような
タオルがつくりたい、って思いました。

それで、その思い出を日本に持ち帰って、
一気にこの絵を描きました。
現地でスケッチはしていませんし、下絵もありません。
絵によってはスケッチブックに下絵を描くこともあるんですが、
このときは、最初からどんどんサインペンで仕上げました。
そうしてできあがったのが「フェイス」の図案です。
いろんな花が、ばらばらに構成されているようすを描きたかった。
それをベースに、ほかのサイズのタオルをつくっていきました。

今回のタオル、じぶんの家でも使います。
じつはあたらしい家族ができたので、
いっしょに使うのがとてもたのしみなんです。
ちょっと個人的な報告になっちゃいましたが、
いろんな意味で、ぼくにとっては
「あたらしい」タオルになりました。

福田利之さんシリーズは、2つのデザイン。

人気イラストレーターの福田利之さんが、
真っ白なタオルをカンバスに見立て、
のびのびとデザインをしたプリントタオル、
今シーズンは新作と旧作の2つのデザインがならびます。
「Birds & Flowers」は、2012年に発表、
たいへん好評だったタオルのリメイク。
ガーベラを中心に、いろんな花や植物、
ちょうちょや鳥が舞うデザインです。
新作「ののはな」は、
スウェーデンの旅がきっかけとなってうまれたデザイン。
名もないようなちいさな花々が、元気いっぱいに咲いています。
日常づかいはもちろん、
きもちをこめたプレゼントにも、ぴったりですよ。

■Birds & Flowers[4サイズ展開]
ハンドよこなが720円、ハンド875円、フェイス1851円、バス4937円

■ののはな[5サイズ展開]
ハンドよこなが720円、ハンド875円、フェイス1851円、シャワー3348円、バス4937円

2015-12-14-MON