ビビる大木さんのぜんぶ入り手帳。仕事と、家と、生活のぜんぶ。

ビビる大木さんの「ほぼ日手帳」には、
仕事のこと、家族のこと、趣味のこと、
いろいろなことが書かれています。
そんな大木さんでも、
もともと書く習慣があったのではなく、
「ほぼ日手帳」に書いているうちに
書くことが増えて習慣になったのだそう。
娘さんの日々の成長を喜び、
お仕事では反省を重ねている大木さんの
「LIFEのBOOK」をのぞかせていただきました。

※『ほぼ日手帳公式ガイドブック2020』で
ビビる大木さんに取材した内容を
「ほぼ日手帳マガジン」用に編集しています。

2大木家の成長日記

――きょうは「ほぼ日手帳」を5冊も
持ってきていただいてますよね。

大木3冊が自分用で2冊が娘の手帳です。
娘の手帳は、らくがきばっかりですけど。

――娘さんは今おいくつですか。

大木今は3歳で、今年4歳になります。
(2019年5月に取材しました)

――この「ダディ」が大木さん?

大木娘に「ダディ」って呼ばせてるんです。
描いた日と日付がずれてたんで、
そのとき描いたものをメモしました。

――お父さんの絵を描いてくれたんですね。
しっかり顔のパーツをとらえています。

大木前までメガネも描けなかったんです。
去年まではこんな感じなんですよ。

――はあー。
2歳と3歳の絵を見比べると、
全然違いますね。

大木そうなんですよ。
この手帳に毎年書いていったら、
絵の雰囲気も変わっていくと気づいたんです。
最初の年はどうなるか心配だったんですけど、
だんだん、だんだん、
丸の絵がちゃんと描けるようになったなとか、
成長過程を確認できたんです。
さっき見ていただいた「パン」の絵も
1年でこんなに変わりましたから。

――あ、すごい!
全然違うじゃないですか。

大木1年経つだけでこんなに変わるんだから、
比べてみるとおもしろいですよね。
本人もらくがき帳は持ってるんですけど、
手帳に描くほうが、その日の記録になるんでね。
らくがき帳だと描いた後に捨てちゃうから。

――手帳の最初のページにも
絵がたくさん書いてありますね>

大木娘が描いたミッキーマウスですね。
毎年なにか描いてもらっているんですよ。
今年は、「卵」と「ハンバーガー」。

――ああ、その年の娘さんにしか
描けない絵ですよ。
好きなページを開いて、
自由帳みたいに描いているのでしょうか。

大木その日の日付を開いて、
「何かあればどうぞ」って書かせてます。
そのままその日のページに描くこともあれば、
数ページめくってから描くこともあります。
あっ、これネッシー。

――3歳でネッシーを知ってるんだ!

大木ネッシー、教えたんです。
ネッシーがいるかいないかは、
ワクワクドキドキしながら
自分で確かめてねって。

――いい親子関係ですね。
娘さんのほぼ日手帳は、
大木さんが管理しているんですか。

大木一応ぼくのところに置いてあるんですけど、
娘でも取れるようにしてあります。
お絵かきしたいって言ったら出したり、
娘がヒマそうにしていたら、
「なんか寝る前に描いてみて」って渡したり。
なるべく毎日描いてほしいって思うんですけど、
「描かない!」って言う日もあります。
その反面、突然10ページ描いちゃう日もあって、
そのくり返しで2年目になってます。
まったく絵を描いてくれない月もありましたけど、
それはそれで残るのがよかったなと思って。

――「書かなかった」という期間も、
記録になっているんですね。
お父さんがテレビに出ているのは
もう理解しているんですか。

大木職業としてテレビに出ている、
というところまでは
たどり着いていないと思うんですけどね。
「テレビに映ってたよ」とかは
言ってくれるようになりましたね。

――大木さんの手帳にも、
娘さんについてなにか書いてますか。

大木成長日記的なことは書いてますよ。
手帳に書いておく癖がついていないと、
覚えておきたいことも忘れちゃうんで。
ちょっと書いておくだけで、
あとで思い出せるんですよね。

――何かとっかかりがないと、
忘れちゃいますよね。

大木忘れちゃう。
自分の字で書くのがいいんですよ。
たとえば子どもの言葉づかい、
うまく言えなくて「あしょぼう」とか。
なるべくその時の発音に近い言葉で
書いといてあげようと思ったんです。
2歳の頃には「ダディ」もまだ
「ダジイ」って言ってましたし。
そういうこともなるべく
聞いた音に近い音で書こうとしてました。

――うちにも子どもがいるのでわかります。
上手にしゃべれるようになると、
幼い時期ならではの言葉づかいって
聞けなくなりますよね。

大木あと、こんなこともありました。
医者から痛風の発作が出てるって言われたぼくが、
足をひきずって帰ってきました。
娘が「どうしたの」って言うんで、
「足が痛いんだよ」って返したら、
「じゃあ、ばんそうこうはってあげる」って。
娘が貼ってくれた絆創膏を途中で剥がして、
手帳に貼っておいたんです。

――なんてかわいいエピソード!

大木娘もこのページを見て、
「えっ、なんではってるの、そこに!」
とずっと言ってきたんで、
「ちょっとこれはとっておくよ」って。

――この手帳をずっと残しておいたら、
いつか自分で読んだときに
嬉しくなりそうですね。

大木この手帳を旅行に持っていくこともあって、
家族旅行の滞在日記も書いてますよ。

――旅行先でも書いているんですね。

大木旅先で行った場所とか、
そこまで細かく書くことなかったんですけど、
書いておくと、あとで嬉しいんですよ。
やっぱり、忘れちゃうことも出てくるから。
そういうことは、仕事専用の手帳にしてたら
書かなかったでしょうね。

(つづきます)