あのひとの「ほぼ日手帳」 007 中学生 沖村夏央さん 「今年の手帳には、イラストつきで自分のことを書くようになりました」

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「ほぼ日手帳」のつかいかたを募集すると、ときどき、小学生や中学生のつかいかたがメールにて送られてきます。例えば、こちらの「親子をつなぐ交換日記」など。みんな、「ほぼ日手帳」を自分なりに、たのしくつかってくれているのが印象的です。「ほぼ日手帳」をつかいはじめて3年目で、あと数日で中学生になる沖村夏央ちゃんに直接会って話す機会に恵まれたのは、3月の終わりのこと。夏央ちゃんも、日記として「ほぼ日手帳」をつかってくれていました。

親子をつなぐ交換日記

本体の表紙に刻んだ将来の夢は「獣医になります。」

夏央ちゃんが「ほぼ日手帳」を
つかいはじめたのは2011年版から。
現在3冊目に突入しました。
なんでも、お母さんがつかっていた「ほぼ日手帳」を見て、
自分もつかいたいと思ったんだとか。

「1日1ページのところに、
 その日気になったこととか、考えたことを書くのが
 おもしろそうだな、と思って。
 母にお願いして、クリスマスプレゼントを
 『ほぼ日手帳』にしてもらいました。
 今日はもってきていませんが、
 そのときはミニーちゃんのカバーをお願いしました」

手帳をつかっているまわりのお友だちは、
月間カレンダーだけの
キャラクター手帳をつかっていることが多いそう。
夏央ちゃんは「ほぼ日手帳」のどこが好きなんですか?

「カバーがかわいいのがたくさんあるし、
 日々の言葉がおもしろいです。
 去年のでいうと、高田純次さんの
 『こんにちは、ジョニー・デップです。』とか(笑)」

2012年の4月1日の日々の言葉ですね。
それにしても、覚えてくれているとは!

「うしろのほうのページも、好きです。
 月の満ち欠けは、毎日見ています。
 あと、法則集とか、これから習うようなことが
 書いてあっておもしろいです」

「おまけページ」のことですね。
ここは、手帳チームが毎年試行錯誤しながら
つくっているところなので、
見てもらえていて、とてもうれしいです!
では、さっそくですが、
夏央ちゃんの「ほぼ日手帳」を
見せてもらえますか?

「去年は受験だったので、
 バタバタしてあんまり書いていなくて‥‥。
 今年はたくさんかいています」

そういって見せてくれたページ、
とってもかわいらしかったので、
1つ1つご紹介しますね。

まずは表紙。
「獣医になります。」という
強い希望とかわいらしいシールが
散りばめられていました。
獣医になるために、
生物部がある中学校を調べて受験したんだそう。
未来を見据えて行動をしている夏央ちゃん、すごい。

年間スケジュールのところには、
家族のお誕生日に「◯」をつけていました。
たしかに、一覧性があって、
ナイスなつかいかたです。

3月2日はイラストが。
夏央ちゃん、これは??

「学校に教科書を取りに行ったとき
 すごく重かった、という思い出(笑)。」

そうだそうだ、遠い記憶ですが、
教科書って取り行ったときって、
たしかに重たかった!

3月14日、15日に描かれているのは、
お母さんのご実家で飼っている
「ジーター」という犬。
大好きなことがイラストから伝わってきます。
右上に、写真がちらりと見えていますが、
この写真をいつも手帳に挟んでいるんだとか。

3月19日には、料理に挑戦。

「卵焼きをつくりました。
 ちょっと焦げちゃったけど。」

3月20日には、
最愛のジーターとお別れをしているようすが
描かれています。
お互いが「バイバイ」といっているのに
きゅんとしてしまいます。

3月21日は、ロフトとISETANと世界堂に。
シールのアヒルが「楽しいー」といっています!
夏央ちゃんの気持ちなんですね。

「3月27日には、
 英語の塾に行ったので、
 お友だちになった子の名前と
 先生の似顔絵を描きました。」

人の似顔絵はいつも描くの?

「お友だちの顔は覚えちゃうので描かないです。
 先生は必ず覚えなきゃいけないので、
 大人の人は描いて覚えます。」

夏央ちゃんは新しい学校や塾など、
今一番出会いが多い季節。
手帳にちゃんと書いて覚えようと
努めるところが、すてきです。 

3月29日にはお花見に。
桜の花びらがきれい!

3月30日には、制服が届いたことが。
「しみじみ‥‥」という緑色の文字に、
受験を終えた夏央ちゃんの思いが
にじみでていますね。

本体の表紙に刻んだ将来の夢は「獣医になります。」

日記として、毎日をつづることに
たのしくつかっている夏央ちゃん。
3年間「ほぼ日手帳」をつかってきて、
よかったなぁと思うことはありましたか?

「月間カレンダーのところに
 スケジュールを書くようになったので、
 『明日、何があるっけ?』って母に聞くことが
 少し、減りました。」

自分でスケジュールを意識するように
なってきた、ということですね。

「あと、去年の手帳を読み返すと、
 母にこうやって怒られたとかが書いてあって、
 幼いなぁと思いました。
 今年の、中学生になるって決まってからの手帳は
 自分が思ったこととか、あったこととか、
 自分のことを書くようになったので。」

きっと、
これから中学生になるうれしい気持ちが
今の手帳にはあふれているんですね。

教科書も制服もそろい、
あと何日かたてば、
夏央ちゃんはいよいよ
新しい中学校生活を迎えることに。
「ほぼ日手帳」には、どんなことを
書いていきたいですか?

「授業であったことや部活であったことと、
 学校で友だちになった子の名前、
 先生の名前。
 時間割が決まれば、
 うしろにある『Time Table』に書きたいです。」

書き続けることで、
小学校から中学校にあがる際の
自分の変化に気づいた夏央ちゃん。
そういうことに、年齢は関係ないんですね。
中学生になったときの手帳も
ぜひ、また見せてください。
夏央ちゃん、ありがとうございました!

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