「より便利に、より楽しい日本一の路線図」という
大きな目標を掲げ、
毎年進化を遂げている「ほぼ日の路線図」。
昨年は鎌倉方面路線図の追加、
一昨年は大阪近郊と京都近郊の
２種類あった関西圏を統合したり、
広島、仙台地域の路線図を追加したりと
毎年改訂を施しております。

もちろん今年も改訂をおこなうことになりました。
それは、どこかの地域を追加するというような
大きなものではありません。
しかし、一見地味ながら
じつはとっても大きな意味のある改訂を
おこなうことになりました。
では、具体例を挙げてご説明いたします。

「ほぼ日の路線図」では、
ふたつ以上の路線を乗り入れている駅の表現として
駅名を楕円で囲んでいます。
と同時に、乗り換えが可能な
「乗り換え駅」同士も楕円で囲み、
さらにつなげるという表現方法を使っています。

しかし、そのルールに基づいていくと、
「とても大きい駅」と
「それほど大きくない駅」が
同じ大きさで表記されてしまうのです。

写真からもわかるとおり、
駅の規模の違いがあるのは目に見えて明らかです。
しかし路線図上では、４つとも
同じ大きさの駅として表されています。
ここに違和感を感じる、という意見も少なくありません。
そこで、今回の改訂では
乗り換え駅の表現に関して
新たなルールを設けようと考えました。

それは、
「それほど規模が大きくない乗り換え駅は
　小さい駅の表現のままつなぐ」というものです。

わかりにくいでしょうから
さきほどの大宮駅周辺の路線図をお見せしましょう。

朝霞台駅、北朝霞駅が
通常の駅の表現のままつながっているのが
おわかりいただけますでしょうか。

「ほぼ日の路線図」チームは
この表現に基づいた乗り換え駅を
その形から「ダンベル」と呼んでおります。

これまで、
レイアウトの都合により
実現できなかった乗り換え駅の表現も
このルールを採用することで実現できると
路線図チームは自負しております。

そこで、今年はぜひ、
みなさんが普段お使いの駅、路線で、
「このふたつの駅はダンベルなんじゃない？」というような
駅をぜひ教えてくださいませ。

その際、乗り換え駅としてのルールを
明確にいたしました。

ダンベル作戦もさることながら、
今年もまた、実際にお使いになっている駅、路線を
チェックしていただく
「ご近所の目による間違いがないかチェック」を
おこないたいと思っております。
チェック用の路線図は以下のとおりです。

年々このチェックをおこなってくると
「そろそろチェックするところ
　なくなってくるんじゃない？」とお思いでしょうが、
これがけっこうあるんです。

たとえば、
「この駅とこの駅のあいだに新しい駅できましたよ」とか
「この駅、名前が変更になりました」
という情報は、ご近所の目チェックならでは。
実際にお使いになっている方の目に
勝るものはありません。

「ほぼ日手帳2011アンケート」でいただいたご意見を元に
ちょっとした微調整もおこなっておりますので、
気になるところがありましたら、
ぜひ、送ってくださいませ。

いただいたご意見はなるべく反映させますが、
先ほどのダンベル作戦同様、
どうしてもレイアウトの都合で
実現が難しい箇所もございます。
こちらから一方的にお願いしているにも関わらず
大変恐縮ですが、あらかじめご了承くださいませ。

最後にスケジュールのことをお伝えしておきます。
データの修正や印刷にかかる日にちの都合上、
メールの締切は、
６月23日（木）の午前11時とさせていただきます。
短い期間ではありますが、
なにとぞご近所の目を光らせてくださいますよう
よろしくお願いいたします！