遊び心と凛としたうつくしさ。
由緒正しき伝統的なタータン。
2015年のほぼ日手帳のカバーで大人気だった
ロキャロンの生地、「Holyrood Diamond
(ホーリールード ダイヤモンド)」と
「Cunningham(カニンハム)」。
たっぷり購入してあったため、
倉庫で眠っていた生地を使い、
スタイリストの轟木節子さん監修による
スカートをつくりました。
「着ているとうれしくなる、ついつい着ちゃう、
大人のロキャロンのスカートができたら」
というのが、開発チームのキーワード。
轟木さんの提案で、
からだのラインがきれいに見えて、
着心地のいいものを追求しました。
結果、できあがったのが「進化型のキルトスカート」。
丈は、こどもっぽくならないエレガントな長さです。
無地のチャコールグレーの生地と組み合わせることで、
総チェックのキルトスカートよりも
いろんなトップスと合わせやすくなりました。
(こういうところが、スタイリストの視点なんですね。)
ハイウエスト、長めの丈で大人っぽく、
ほっそりとエレガントに、脚も長く見えます。
じつはこのスカート、巻いて着るタイプではなく、
脱ぎ着は、左わきのファスナーで。
さらに、ウエストの後ろ部分にゴムを使うことで、
からだにフィットして、らくちんで動きやすくなりました。
たっぷりと布が使われていますから、
寒い季節、暖かさもうれしい1着です。
「Cunningham」について。
「Cunningham(カニンハム)は、
12世紀ごろ、スコットランド南西部の
エアーシャー地域を基盤に繁栄した
カニンハム家が、
家紋として使い続けている伝統的な模様です。
赤、黒、白の3色で織られたタータンは、
深い赤がキーカラーで、
落ち着いた雰囲気なかにも
遊び心と凛としたうつくしさがあります。
ウエストの後ろは実はゴム。
一見、ゴムに見えない
つくりです。
ギャザーが寄るほど
きつくはありません。
トップスをインして着ても、
気づかれないくらい
控えめに入っています。
※Holyrood Diamond
を例にご紹介します。
左わきには
チャコールグレーの共布で、
飾りベルトがついています。
バックルで締めて、
少しですが、
さらにサイズ調整を
することができます。
※Holyrood Diamond
を例にご紹介します。
フロントのタータンの
下の部分には、
チャコールグレーの
プリーツがかくれています。
このプリーツのおかげで、
はだけることがなく、
大きな歩幅でさっそうと
歩くことができるんです。
※Holyrood Diamond
を例にご紹介します。