愛して止まない、理想のリップバーム。

TALK

HOBONICHI

2009年、原宿で誕生したフレグランスレーベル
「retaW(リトゥ)」。
草場妙子さんが15年以上、愛用しているのが
2種類のリップバームです。
テクスチャー、デザイン、香り‥‥
全てが理想だと語るこのアイテムは
どのように作られたのか。
そして、retaWで作られている香りが
どれもアイコニックで印象に残るのはどうしてか。
ブランド担当のキーフさんに、
草場さんがインタビューしました。

タイトル写真川村恵理

キーフ 咲(キーフ・さき)

retaW セールス&PR コミュニケーション。 編集・PR業を経て、株式会社blenderに入社。 東京青山発のフレグランスレーベルretaWにて、 街のカルチャーや、世代・性別を越えて生まれる “いま“の空気感を香りへ落とし込むことを 大切にしている。 最近は、哲学や思想にまつわる本を 読み漁ることにハマっている。

retaW /リトゥ

2009年、東京で設立されたライフスタイル&フレグランスブランド。ブランド名は英語の「Water(ウォーター)」を逆さまにしたもので、「水」のようにピュアで心地よい香り体験を届けたいという想いが込められています。独自のフィロソフィーに基づいた独創的な調香が魅力です。

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01 こんなリップ、見たことない!

草場 ほぼ日の生活のたのしみ展で、
昨年(2025年)から
「fragment design lip balm」の2種類を
扱わせていただいています。
ありがとうございます。

キーフ こちらこそありがとうございます。

草場 私自身、もう長いあいだ愛用しているんですが、
いつ頃作られたものなんでしょう?

キーフ retaWは2009年に原宿にできたブランドで、
このリップバームは初期のラインナップの一つとして
2010年にデビューしました。

草場 私が使い始めたのもその頃かな。
ここの近くの、メンズ向けのものも扱っている
セレクトショップで買いました。

キーフ あ、そうでしたね。
2023年に、店舗を前の場所から
徒歩数分のこちらに移したんですけど、
移転前に近くにあった素敵なショップで、
ブランドを立ち上げてすぐの頃から扱ってくださいました。
ですから、
草場さんが使ってくださっているのもかれこれ‥‥。

草場 15年以上になりますね(笑)。
デザインはずっと変わっていないですか?

キーフ はい。
デザインも中身も、発売当時と同じです。

草場 今でも見るたびに素敵だなと感じるんですけど、
初めて見たとき
「こんなおしゃれなリップバーム、見たことない!」
って思いました。
細身でデザインもスタイリッシュだから、
男性が持っても様になるんですよね。
常に家にストックしていて、
久しぶりに会う友人やお世話になっている人に
プレゼントしたりしています。
これまで自分で使った分も合わせると、
もう何十本‥‥わからないくらいです。

キーフ そんなにたくさん!

草場 びっくりですよね(笑)。
でも、ほとんどの方が毎日使うものですし
小さくて邪魔にならないので、
あげる方ももらう方もうれしいものだなと思って。
香りもほのかで自然なので、
好みもそれほど気にせずプレゼントできます。

キーフ 贈り物にも選んでいただいて
本当にうれしいです。

草場 リップバームは
白の(w)が柑橘系の香りで、
黒の(b)がローズマリーやローズウッドに
ミントが加わった香りですよね。
香り以外にも違いはありますか?

キーフ ベースの材料はほとんど一緒ですが、
使っている成分の特徴によって少し違いますね。
白の方が少し柔らかくて、
ツヤも黒よりやや出やすい気がします。
性別によってどちらがおすすめということもなく、
唇は冬の方が乾燥する方もいれば
夏場のクーラーなどで乾燥しやすい方もいるので、
好きな方を選んでいただいています。
個人的には、より保湿したいときには
白い方を使っています。

草場 あ、私もです。
リップには本当にいろんな種類がありますけど、
このリップバームはどちらも
テクスチャーが本当にちょうどいいです。
家では朝晩、
チューブタイプやポットに入った
柔らかくて量をしっかり乗せられるものも
使っているんですけど、
日中は出かけている間に水を飲んだり
食事をしたりするので、
スティックタイプという形状は
サッと塗れて持ち歩きにも便利です。
メイク直しの時に口紅の下地として使っても滑りすぎず、
ちゃんと色が乗るのも好きなところです。
ツヤが出すぎないので、
男性にも使いやすいですよね。

キーフ 男性も女性も子どもも、
年齢・性別問わず使えるようなテクスチャーを
意識して作っています。

草場 デザインもスタイリッシュだから、
ポーチの中にあると気分が上がります。
細身だから口角も塗りやすくて、
少し長めの形もとても気に入ってます。

キーフ リップって、バッグやポケットに入れると
見つけにくいですけど、
少し長いだけで手に引っかかりやすいんです。
かといって太くはないので、
男性の小さめのポケットに入れても
ポコっと膨れない形になっています。
ロングセラーアイテムとして、
多くの方に使っていただいているので、
細かいところまで考えて作ると
ちゃんと伝わるんだなと思いました。

草場 見た目も大きさもテクスチャーも、
全てが理想です。
そういうものって、なかなかないんですよね。
化粧品でも、この部分は気に入ってるけど
使い勝手が悪いなとか、ちょっと重たいなとか、
どこかしら妥協しながら使うことが多いですけど、
何一つない。
本当にうれしいリップです。

キーフ 天然由来のもので作っているため、
素肌にも刺激が少なく、
私は口角や目元が乾燥したときなどにも使っています。
お客さまからも、
「こんな使い方してるよ」
と伺うことがあるんですけど、
日常生活の相棒みたいな感じで
好きな使い方をしてくれるのはうれしいです。

草場 ブランド自体は2009年にできたということですが、
どんな背景から立ち上げられたんでしょう?

キーフ 「retaW」は藤原ヒロシさん(デザインプロジェクト・fragment designを主宰するディレクター)が
中心となってスタートしました。
最初に作られたのが
「体を洗って香りをまとう」
というコンセプトのボディシャンプーです。

草場 そのボディシャンプー、
発売されたときに見かけたのを覚えています。
ファーストプロダクトだったんですね。

キーフ 今ではみなさんがキャンドルや
肌につけるクリームなどを通して
日常の中で当たり前のように
香りをたのしまれていると思うんですけど、
ブランドができた当時は
「香水を使う人 / 香水を使わない人」
というように二極化していて、
フレグランスは特別なもの、派手なもの
というイメージでした。
香り自体はいいものなのに、それではもったいない。
みんなが気軽に使えるようなものは何だろう?
と考えたときに出てきたのがボディシャンプーでした。

草場 私も普段は香水をつけないのでわかります。
ボディシャンプーならみんなが使いますね。

キーフ 「フレグランス・ボディシャンプー」という名前で、
体を洗うと同時に
さりげなく香りを纏えるようなアイテムです。
特別なものではなく、
「日常で」「服を着るように」
まず自分が香りをたのしむ。
そして、その延長で大切な人にも
その香りをプレゼントしてほしい、
というコンセプトです。

草場 香りを身近なものにする、ということですね。

キーフ そのとおりです。
藤原ヒロシさんは音楽プロデューサーでもあるので、
音楽と同じように、香りも目に見えないけれど
私たちの生活を豊かにするものだと考えています。
「retaW」は英語の「Water(ウォーター)」を
反対から読んだ形なんですけど、
私たちが扱っているプロダクトは、
水のように当たり前すぎて気づかないけれど
なくてはならないもの。
そんな存在でいたいという意味が込められています。

MY FAVORITE retaW キーフ咲さん愛用アイテム !