岩手県陸前高田市にある
200年余続く醤油蔵「八木澤商店」は、
2011年の東日本大震災により、
おおきな被害を受けたところの一つでした。

工場の外壁だけを残し、
150年使い込まれた気仙杉の木桶も、
なにもかも流し去ってしまったと
思われていたところ、
震災前に水産技術センターへ預けていた
「もろみ」4kgが、発見されました。

そんな「奇跡のもろみ」から生まれたのが、
「奇跡の醤（ひしお）」です。

自然の気候、気温のみで発酵させた醤油は、
塩かどがとれまろやかな口あたりが良い
醤油本来のふくよかな味と香りとなりました。

そのままかけても、炒めものにも、
どちらにもあうお醤油です。

「まろやかな塩味で旨味が詰まったおいしいお醤油です。
炊き立てのご飯にこのお醤油をサラッとたらして
軽く溶いた卵をかけるとおいしい卵かけごはんになります。

お刺身、おひたし、炒め物の仕上げなどにも。

陸前高田の八木澤商店が、震災でなくなったと思われていた
もろみを見つけて、再びつくったものだそうです。」（飯島奈美さん）