「おらがジャム・りんご」は、
全国でも有数のりんごの産地である、
長野県飯綱町の旬の「紅玉」を
たっぷり使って作っています。

材料のりんごを育てているのは、
ご家族でさまざまな品種を育てている
りんご農家の大川さん。
自然にやさしい農業をされる
エコファーマーのかたでもあります。

大川さんによると、
紅玉という品種の特徴は、
「きれいな色」と「甘酸っぱさ」。

「酸味が強いりんごなので、酸っぱいりんごが
好きなかたに喜ばれますね。
ジャムやジュースなどの加工用としても
人気があるんですよ」と教えてもらいました。

2017年、ジャムチームで畑にお邪魔したときに、
大川さんの作る紅玉を食べさせてもらったのですが、
さわやかな果汁が口じゅうに広がって、
（新鮮なりんごって、なんておいしいんだろう‥‥）
と、しみじみ感じました。
このおいしいりんごを、採ってすぐに工場に運び、
ていねいに下ごしらえして、やさしく煮る。
そうやって完成しているのが、
本気めんどくさ仕込みの
「おらがジャム・りんご」です。

このりんごジャムの試作とレシピ製作は、
以前ほぼ日の「感じるジャム」シリーズの
レシピを手がけてくださっていた
小菅くみさんにおねがいしました。

くみさんがコツコツと、
さまざまな品種（20種類以上！）のりんごを、
すこしずつ条件を変えて、大量に試作。
それをみんなで、味見しては相談し、
また次の試作をおこなって‥‥の繰り返し。
みんなで徹底的に悩みつつ、１年がかりで
レシピを完成させていきました。

ほぼ日のジャムおじさん・糸井重里にも、
要所要所でアドバイスをもらいました。
糸井が言ったことのなかで、とくに決め手になったのが
「りんごはとにかく品種が大事」ということ。
実際に作ってみると、ほんとうに品種で
まったく味がちがいました。

そして最終的に
「毎日食べても飽きない、みんなが好きなおいしさ」
ということから、
「紅玉にしよう！」と決めました。
砂糖の量や、りんごの切り方なども
たくさん試行錯誤しました。

「実際にジャム工場でどう作るか」の部分を
担当してくれているのは、
長野のサンクゼールのみなさん。

これまでの「おらが」シリーズの経験を活かして、
レシピのおいしさを再現してくれました。

そうしてできあがっているのが、
「おらがジャム・りんご」です。

りんごを皮ごと煮ていることで、
こんなにきれいな赤色のジャムになりました。

大きめに切ったりんごの果肉は
豪華な感じがありながら、スプーンですくって
パンにのせやすい、ちょうどいい大きさ。
ごろっとしたものも、うすいスライスもあって、
口に入れたときの違いがたのしいです。

しっかりした甘さにすっきりした酸味。
フレッシュな、透明感のある味わいです。
皮を一緒に煮ていることで、奥行きも感じます。
フルーツ感たっぷりで、
コンポートを食べているような嬉しさもあります。

りんごの果実からそのまま引き出された
華やかな香りもポイントです。

まず試してほしいのが、
シンプルなバタートーストとの組み合わせ。
焼きたてにのせて、がぶっとどうぞ。
トーストとりんごの香りが混じり合って
食欲を刺激して、ぱくぱく食べてしまいます。
バターとの相性もばつぐんです。

クロワッサンなど、デニッシュ生地のパンと
いっしょに食べても、おいしい。
パイにのっけることで、アップルパイ的な
たのしみかたもできます。

そのほか、ヨーグルトにかけたり、
薄く切ったバゲットにのせたり、
紅茶に入れてロシアンティー風にしたり。
くだもののおいしさそのままのジャムなので、
いろんな食べ方でたのしめます。

自分のおたのしみ用にも、パンが好きな家族用にも。
かわいい色のジャムは、
ちょっとした手土産や贈り物にもおすすめです。
ぜひ、ご活用くださいね。

さらにことしは、FLOTOと作った
「ジャムのためのおやつセット」も!

さらに今回は、「FLOTO」のみなさんと作っている
「ジャムのためのおやつセット」の
りんごジャムバージョンが登場です。

FLOTOは、東京都渋谷区参宮橋にある
ジェラートと焼き菓子の専門店。
国産小麦のごくごくシンプルなビスケットなど、
素材自体の魅力をいかした、
満足感たっぷりのお菓子が人気のお店です。

「おらがジャム・りんご」にあわせた、
スコーンビスケットとチャイドロップクッキーという
2種類の焼き菓子のセットをご用意しました。

スコーンビスケットは
「ジャムといえばスコーン!」ということで、
フレッシュなジャムのおいしさを引き立てる、
いたってシンプルなスコーン。
食べすすめると全粒粉の風味が増して、
おいしさが口いっぱいに広がります。
さくさくとしっとりを両方味わえるところも魅力です。
ジャムと一緒にクロテッドクリームも塗って、
午後のティータイムのおやつにするのもおすすめです。
チャイドロップクッキーは、生地に茶葉ごと練りこんだ、
ころんとした愛らしいフォルムのクッキー。
りんごジャムといっしょに食べると、
ひとくちで豪華な味わいをたのしめます。
小ぶりなので、小腹がすいたときのおともに
罪悪感なくたのしめます。
食べると元気がでてくるおいしさなので、
仕事のあいまのひと休みにも。
ぜひ、おためしくださいね。