ほぼ日のふくろもの

HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN

あるとうれしい。毎日使ってほしい、
「ほぼ日のふくろもの」。

「ほぼ日のふくろもの」は今年でデビュー20周年。
「永久紙ぶくろ」「お届けバッグ」の定番2型から
20周年を記念したオリジナルデザインが仲間入り!
[販売ページはこちら]

ほぼ日のおさるのデザイナー
秋山具義さんにお話しを伺いました。

おさる20年のヒストリー。

「ほぼ日の永久紙ぶくろ」誕生20周年を記念して、
発売される新シリーズ。
おさるが描かれた初代デザインに加えて、
お届けバッグの形も登場します。
おさるは、アートディレクター
秋山具義さん(アッキィさん)の描き下ろし!
1998年の「ほぼ日」創刊から今まで、
数多くのさるを描いてくださったアッキィさんにお会いしに、
引っ越したてのニューオフィスでへおじゃましました。

ほぼ日:
おさるを、いつもありがとうございます。

アッキィさん:
どうもどうも。

ほぼ日:
今まで描かれた、おさるをファイリングされていると
耳にしたのですが、見せていただいてもいいでしょうか。

アッキィさん:
これです。

ほぼ日:
わー、すごい量!
一番はじめのオリジナルのものも
あるんですか?

アッキィさん:
最初のはもうわからないけど、
ベースをたくさんコピーしておいて、
ホワイトで消して描いて、新しいのを作って。
それを繰り返しています。

ほぼ日:
おさるを描いて20年強。
ひとつひとつ見るだけで、たのしいですね。
クイズもできちゃう。

▲「ほぼ日ストア」のおさる。

▲鶴瓶さん。そっくり!

▲石坂浩二さん。ふしぎと似ています。

▲わかりますか?
オリジナル・ラブの田島貴男さんです。
似てる。さるじゃないけど!

アッキィさん:
あ、こういうのもあります。

ほぼ日:
わーーーー、こ、これは力作‥‥!
「留守番番長」という企画のときのですね。
※2002年の年末から、2003年の年始にかけて
ほぼ日上で更新されたコンテンツ。
その年にあった出来事を1枚に描いたもの。

アッキィさん:
大変だったなーこれ。なつかしいですね。

ほぼ日:
「ほぼ日」の入り口には、
アッキィさんが描かれた
おさるのgifアニメがありました。
今も、おじぎをするさるは、いてくれています。

▲おじぎの途中が、かわいい。

アッキィさん:
20年、いろいろ描きましたね。
季節ごとに変えるから、
お正月にはいつも、門松を描くんだけど。

トシキなんですよ。門松が。

ほぼ日:
門松の柄が、「トシキ」なんですよね。

アッキィさん:
そう。
ほぼ日スタッフで、「トシキ」を
たのしみにしてくれてる人がいてね(笑)。

ほぼ日:
ダジャレ好きの(笑)。
おさる誕生のときの資料もあるんですか?

アッキィさん:
ありますよ。
このへんかな。
糸井さんとのメールのやりとりも、
とってありますよ。

ほぼ日:
おおーーー。

▲おさるがおさるになるまでの道のり。

▲おさるの最終オーディション。

▲当時のメールのやりとり

▲選ばれしおさるの、バリエーション。

▲おさるの色が決まった!
1998年5月のこと。(創刊日のけっこう直前)

メールと、
FAXでのやりとりだったんですね。
いつもこんなふうにきちんと
ファイリングされるんですか?

アッキィさん:
いや、ぜんぜん。いつもはすぐ捨てちゃう。
色んなおさるがどんどん増えていくから、
その参考のためにも、ファイルしてましたね。

ほぼ日:
そもそも、どういう流れでおさるを
描いていただくことになったんですか?

アッキィさん:
きっかけですか。
ぼくが新卒で広告代理店に入った頃、
うちがやっているイベントに
糸井さんが登壇されていて。
「糸井さんを呼びに行く」っていう係だったんですよ。
学生の頃からファンだったから、
すごい緊張したのを覚えてる。

で、その会社がPARCOの仕事をしてたんで、
ちょいちょお仕事をしていました。

その後、1998年に「ほぼ日刊イトイ新聞」の
ロゴを作った青木克憲くんとぼくが、
糸井さんに事務所に呼ばれたんですよ。
「手伝ってほしいことがある」って。
3月か4月だったかな。
色んなお話しをして、
「焼き肉をごちそうするかわりに、手伝ってくれ」
って言われて、
「はい、わかりました」と(笑)。
青木くんはロゴを作って、
ぼくがキャラクターを作ることになった。
そこからですね。

ほぼ日:
焼き肉で、オーダー。
創刊当時は、まわりの人たちみんなに声をかけて
連載をしてもらったり、
インタビューしたり、していたんですよね。

アッキィさん:
当時ぼくは、鼠穴(ほぼ日初期の事務所の名前)の近くに
たまたま住んでいたので、
仕事が終わった後、夜の10時くらいだったかな、
しょっちゅう行ってましたよ。
色んな人の話しが聞けるから、おもしろくて。
学校に通ってるような気分でしたね。

ほぼ日:
その後は、新しいコンテンツが始まる前に、
タイトルと内容を聞いて
おさるを作られきて20年。

アッキィさん:
そうですね。
その後、ロゴを使って、
Tシャツをはじめに作って、
永久紙ぶくろを作って、ハラマキを作って、
そのあと、手帳かな?
色々やりましたよね。

ほぼ日:
今回描いてくださったのは、
どういうおさるですか?

アッキィさん:
初代のときには、
糸井さんが「紙袋」を強調していたので、
紙袋におさるを入れました。
「1101.com」ということも
強調していた時代だったから、
それもデザインに入れました。時代を感じます。
今はそういう感じでもないですよね。
今回は、「お届けバッグ」と聞いていたので、
届けているところ、それだけです(笑)。

ほぼ日:
そうですね(笑)。
ストレートに、「お届けバッグ」ということが
伝わります。
グッズでははじめての「動」的なおさるな気がします。
いままで、「静」だったような

アッキィさん:
そうですね。
歩いてますからね。

ほぼ日:
あとは、ちょっとこちらの諸事情がありまして。
デザインの中に
「http://www.1101.com」
というロゴを入れていたんですが、
「1101.com」にしました。
今はURLってだいたい「https://」になっているんです。
時代的に。
セキュリティーの「s」で。
これがないと、「わたしは危険なサイトです」と
言ってるようなものなんだそうで。
青木さんにも、ご連絡をして
了承いただけました。

アッキィさん:
そうなんですね。
時代だね。いろいろ。

ほぼ日:
アッキィさんは
「カレーの恩返し」シリーズもですが、
お仕事で色んなロゴを作られていますが、
デイリーフレッシュさんも、
設立20年で、ロゴも刷新されたんですよね。

アッキィさん:
そうなんですよ。
ちなみに社名は、設立のときに、
糸井さんがつけてくださいました。
ファッションブランドも、ロゴを変えたりするし、
うちもそろそろ変えようかなーと思って。

仕事運のあがる形をゲッターズ飯田さんに
教えてもらったんです。
「長いもの」、「丸いもの」、
「犬」と「ネクタイ」と「ギター」なんだって。
色は、グリーン、ホワイト、
ブルーがいいってことで。
うちはもともと、ブルーを使ったロゴにしていたので、
長いブルーのロゴを作りました。
ちなみに、引っ越しの日は、立春で。
年をとると、
やたらと縁起をかつぐようになって(笑)。

デサインのことに関しては、
著書『世界はデザインでできている』
読んでもらえたら(笑)。

ほぼ日:
はい、そうさせていただきます(笑)。
「ほぼ日」も、会社名とロゴが変わったときに、
気持ちがすごく変わったのを思い出しました。
新しいオフィスで、
新しいことも始められたりするんですか?

アッキィさん:
そうですね。
前にも、トートバッグのお店をやってたり、
飲食店もやったりしていたし、
広告の人がやらないようなことしたい
と思ってやってます。
デザイン事務所で路面店ってめずらしいから、
この物件に決めました。
この新しいスペースで、また色んなことにも
挑戦していきたいですね。

▲路面店ならぬ、路面事務所です。

アッキィさん、ありがとうございました。

なつかしいおさるデザインと、
描き下ろしおさるデザインの
あたらしいふくろものを、よろしくお願いします!



2020-02-26-WED

お届けバッグ

2,750円(税込・配送手数料別)

ポリエステル100%(600デニール)
本体:高さ320 mm × 幅380 mm × 奥行き150 mm
内ポケット:ポリエステル100% 深さ160 mm × 幅185mm
外ポケット:ポリエステル100% 深さ150mm×幅150mm
ショルダー:ポリエステル100% 長さ880mm×幅70mm
ハンドル:ポリプロピレン100% 長さ335 mm × 幅20 mm
重さ:145g 製造:中国
※底じきは付いておりません。

永久紙ぶくろ

1,430円(税込・配送手数料別)

ポリエステル100%(600デニール)
本体:高さ355mm × 幅350 mm× 奥行き150 mm
ハンドル:ポリエステル100% 長さ500mm×幅20mm
重さ:79g 製造:中国
※底じきは付いておりません。

完売しました 残01234567890営業日以内〜