「神田錦町　更科さーん、
ごめんくださいましー」

「はい、いらっしゃい」

「神田錦町　更科」の
女将さんです。
なんと、選手全員のために、
女将さんからすいかの差し入れがあります。
やったー！
熱いそばをかっこんだあとには
ひやひやすいかが、待っていますよ。
「神田錦町　更科」の女将さん、
ありがとうございます！

本日の駅伝会場となる、
「神田錦町　更科」です。

「神田錦町 更科」、創業は明治２年。
麻布永坂更科分店として、
初代堀井丈太郎さんが
神田の地にのれんをかけたのがはじまり。

現在は四代目と五代目が、
伝統の味を守り続けています。
お店のTwitterはこちらです。

その歴史ある名店で、
本日の「神田そば駅伝」は行われます。

みなさん、用意はいいですか。
そばの、おなかは、すいてきましたか。

明日の23周年をひかえた、
ほぼ日神田ビルです。
わたくし、本日の出社は
初のいちばんのりでした。
土曜だからですね。
しかし、気合いが入っております。

雨は、あがりました。
本日は、そば日和です。

メンバーに入らなかったほぼ日乗組員も、
ときどき覗いて黄色いぽんぽんを振って
応援してくれることと思います。

それではみなさん。
6月5日の11時前に、
このページを開いてください。

スタートを切るランナー、に
「そば駅伝」のタスキを渡すところからはじまります。

パソコンの前でのご声援、
どうぞよろしくお願いいたします。

飲みものやつまみを加えて数えると、
この駅伝を完走するために必要な走者は
54人であることがわかりました。

54人でたすきをつなぐって、
さすがに無理かもしれない。
でも、そばです。
江戸っ子のみなさんの
THEファーストファストフードであったという、
そばです。

私は頭を切り替え、
どのそばにどの選手（ほぼ日スタッフ）が向いているか、
考えはじめました。

やっぱり「せいろ」はでしょう、
には涼しげに
「冷おろしそば」をキメてもらおう、
肝はだな「カレー」か「ちから」か、
さんには何を食べてもらおうか‥‥。

なんでこんなことで数時間もかけているのか。
日が暮れていきます。

数時間悩んだ挙げ句、
香盤表であるコース構成を完成させました。

みなさま、このページの上部、
「コース紹介をみる」
のバナーをクリックしてください。
54名の精鋭ランナーたちの顔ぶれが
ごらんになれます。
我ながら「これしかない」という、
担当そばの組み合わせであります。

１区の最初のランナーは、ほぼ日創刊時より
システム担当として23年を走り抜けてきた
です。
この人から、たすきははじまります。
つぎに「せいろ」のいぶし銀、
ずずやかなしっかり社員が「ざる」を高速ですすって、
神田で最も黄色が似合う男、が
月見そばをポーンといかせていただきます。
１区の最終ランナーは、最古参社員。
23年間の思いをこめて、あっつい「玉子とじそば」を
ぐいぐいっといっていただきます。

次の２区はフレッシュさんが登場。
という
若手フレッシュさんたちが、
この企画のわけもわからずに
「あわせ」のそばを食します。
ここで注目すべきは
「ミックス（たぬきときつね）」
「冷ミックス（たぬきときつね）」です。

そこから先は、難所の汁せいろエリア３区です。
ここ「神田錦町 更科」のメニューの分厚さを
何が支えているかというと、この汁せいろの具の、
これでもかというバリエーション。すごいです。
ご自身で全制覇する前に、
明日の中継をごらんください。
この汁せいろには、頼りになる顔ぶれが並びます。
です。

そして、前半のクライマックス。
骨太な、花の４区は、弊社のスター選手を
とりそろえました。
と、
これ以上ないメンバー！　
「豚肉南蛮そば」「とり南蛮そば」「ちからそば」
「カレーそば」「しょうが天ぷらそば」と、
とんでもない難メニューですが、頼りにしています。

そして、うって変わった５区。
追い風に乗って冷やしの坂道を駆け下りていただきます。

、
すずやかな速足に期待しています。

次はすごいぞ、熱い天ぷら海の神６区。
あっつあつのそばに、
あっつあつの天ぷらの乗ったそばが
つぎつぎつぎつぎに来ます。
ここは豪腕な仕事ぶりで知られる、
「この人がいれば大丈夫」
「あなたならどこでも生きていける」
「一家にひとりこの人を」
というランナーに集結してもらいました。
です。
熱いですががんばってください。
この区が、すべての鍵をにぎっています。

そして、次ですよ。魔の７区。
ちょっと一杯やっていただきますが、
緊急事態宣言が解除されなかったので、
全員水です。
水で、気分出してください。
ごらんのみなさま、ぜひこの時期ならではの
小芝居をおたのしみください。
メインキャストはこちらの「水のんべぇ」のみなさんです。
です。

ラストのアンカー８区。
ここに糸井重里もやってきます。
ゴールテープと営業終了時間は目の前。
おちついて、冷し天ぷらを味わいましょう。
わっせわっせの応援もよろしくお願いいたします。


と強者ぞろいです。

計算したところ、走行担当時間は、
ひとりおよそ８分です。

みなさん、こんにちは。
ほぼ日刊イトイ新聞、創刊２３周年の
6月6日が近づいてきました。

私たちのいる神田界隈とWEBで
さまざまなイベントが催されます。
くわしくはこちらのページをごらんください。

私たちほぼ日乗組員一同も、
自分たちなりに23周年に心に残るなにかをやりたい。
そこで、ご近所のおそば屋さん
「神田錦町 更科」さんにご協力いただき、
メニューのはしからはしまでをおいしくいただく
「神田そば駅伝」を、
創刊記念日の前日、
22歳の最後の日、
ほぼ乗組員総出で敢行することにいたしました。

私スガノは「神田　そば駅伝」の監督役という名の
テキスト中継役を仰せつかりました。
明日は「神田錦町 更科」の開店時間である
朝11時前から夜まで、
びっしりテキスト中継
（写真＋文章のリアルタイム投稿）をいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

この「神田錦町 更科」さんは、
ご近所であり、
我々ほぼ日乗組員が好きなおそば屋さん、
ということに加え、
バラエティにとみすぎたメニューで知られています。
でも、いっつも「天せいろ」にしてしまう、
そんな方もいらっしゃると思います。

「冷しねばねばそば」がいったいどんなものか知りたい、
「冷ミックス（たぬきときつね）」が怖くて注文できない、
「あさり深川汁せいろ（みそ味）」だけが
なぜみそ味なのか知りたい、
「カレーそば」と「カレー汁せいろ」の様相が
いったいどれだけ違うのかを見てみたい、
「しょうが天ぷらそば」を暑い日に食べて
だあだあ汗を流している人を見てみたい、
おそば屋さんにひとりで入っておつまみを頼む人が
うらやましかったんだけど、
自分はまだまだなんだよなぁ、というみなさま。

明日、その願いを、ほぼ日創刊日前夜祭で、
一気にかなえさせていただきます。