次に女子らから疑われたのは
です。
   「だって、さくらちゃんの 口調に似てるものー」
でも、さくらちゃんは、私に お餞別として「製パン王キム・タック」の 本をくれたんだよ。 そのときについていたお手紙の字が 海王丸とは違いすぎるよ。
 「ほんとだー」
 「さくらちゃんが、誰かに頼んで 代筆してもらったんじゃない?」
 「あ‥‥‥!!!」
どうした、ジャンボ。
「さくらちゃんの妹さん、 かおるちゃんっていう名前なんだよ。 かおるちゃん、海王丸、か‥お‥る」
   「キャー!!」
 「さくらちゃんの手紙が入ってた封筒と 海王丸の封筒が、似てる! 同じじゃない?」
重ねてみよう。
   「微妙に、チガーウ!!」
そして、 はずっと 「やっぱり だと思うんすよ」 と言い張っている。 |