さて、われわれは、
わくわくした打ち合わせののち
うっとりと帰社。

シェフのご飯で
満腹になったのでした。

そして、夜。
ながっつあんは、
編集をしに、会議室にこもっています。

「じつはね、
　出だしの言葉はきのう決まったんだよ。
　で、きまったところで、
　終電だったんだよね。」

ということでした。
さて、今日はどこまで進むのかねえ。

いちおう、
あした一杯会議室を使えるように
予約をしておいたので、
ねばったらいかが？

今日から東京ビッグサイトではじまった
「スーパーマーケット トレードショー」
というフードショーに
八木澤商店さんや丸光食品さんが
出展されるというので
試食に目がない男と
いっしょに行ってきました（取材です）。

この催し、1000社以上の食品会社さんが
１日につき
２万人とか３万人とかの数のお客さん
（主にスーパーのバイヤーさん）を相手に
自社商品をアピールする場なんですが、
すっごい人出＆会場超広い！

丸光さんたちを探すのも、たいへんでした。

（オトヤが、あらゆる唐揚ブースに
　立ち寄りするし‥‥取材です）


まず、岩手のブースに、八木澤商店さん。

現在は、借りている工場で
つゆ・たれ類の製造を開始していますが、
「君がいないと困る」という商品が
今回のフードショーの
「ベスト30」的な賞に選ばれていた！

これ、イトイ家でも大人気のポン酢だそう。


あ、塩釜の餃子屋さん、蜂屋さんだ。

冬季限定、今しか食べられないという
「松島白菜餃子」を
試食させて頂きました。おいすぃ〜。

なお、蜂屋さんの餃子は
池袋の宮城ふるさとプラザで買えます。


そして
セキュリテ被災地応援ファンドにも
参加してらっしゃる
鮮魚のヤマウチさん、はじめまして！
ブースには、チンするだけの人気商品
「しっかり朝ごはん」シリーズが。

（白飯命のオトヤが
　ウットリした目つきで‥‥仕事です）


さらに、気仙沼といえばフカヒレ、
そして
気仙沼のフカヒレ専門店といえば
こちらの石渡商店さん。

フカヒレのスープ、再開したんですね！
たくさん並べてらっしゃいました。


そして、最後に
丸光食品の敬子専務と妹の洋子さん。

りっぱな「姿」のフカヒレが載って
人気だった、ふかひれラーメンのスープ、
濃ゆくて、おいしかったです。

製麺工場の再建に向け奮闘している
丸光さんの最新事情をお聞きしたところ、
ここだけじゃ書き切れないっぽかったので
改めて取材に行こうと思います。


さてさてこうして、お久しぶりのかた、
はじめましてのかたにお会いでき、
唐揚でお腹も満足して、帰ってきました。

あ、各社のセキュリテ応援ファンドも
まだまだ募集中ですよ。


なお、帰りの電車で会場地図を見ていた
オトヤ（駄菓子好き）が
「あ、ブルボンとギンビスとやおきんが
　出展してたじゃないスか！
　なんで気づかなかったんだ俺のバカ！」
と猛省していたことを付記しておきます。

‥‥オトヤさん、これは取材ですよ。

わくわくする打ち合わせから
かえってきたら、
キッチンが騒がしいし、
会社がいい匂いがしていた。

なにかある！

なんだか、
弊社男性乗組員が
キッチンでたちはたらきつつ、
取材されているらしい。

親分は、シェフのようです。

細かいことがわかりましたら、
また、ここで報告をする次第です。

いま、私はまんぷくか？
といわれれば、
まんぷくです。

ほぼ日ストア丸の内ロフト出張所より
お届けいたします。

こちら、ハラマキ、手帳、
タオルなどなど陳列しておりますが‥‥
そんななかに、この子を発見！

「ダーラナの春」

新登場したてほやほやの、
spring限定カバーです。

じつはぼくも、
手にとって見たのははじめてです。
刺しゅうがかわいいなぁ‥‥。
ちょっと感動。

が、
弊社特製のすしポスターの前で
ひげをそっています。
えーと、iPhoneで。
iPhoneで、ひげをそっています。

うまいです。
ほんとうにそれているかんじがします。

糸井はわりと、
こういったパントマイム系のことにも
ふとした拍子に
果敢にチャレンジしています。
（まがおで）

しかもこのようすを
社長自ら「撮れ」とおっしゃるので
こうしてわたくし、
撮影している次第です。

ジー、ジー、シャリシャリーー、
という擬音を思い浮かべつつ、
「社内でひげをそる糸井重里」を
おたのしみください。

は、わくわくしています。
いつものポーカーフェイスですが
わくわくしています。
「わくわくする打ち合わせに行ってきます」
と本人も言っています。

が永田をカバーするように
ふたり分のわくわくを
体現してくれているので、まぁ、いいか。

わくわくする打ち合わせに行くふたりを
見送る自分も
それがいつか作品になることを考えて
すごく、わくわくします。

いってらっしゃーい。

さて、永田のおっちゃんの
編集作業を追っているわけです。
パソコン全盛の時代において、
このようにして、
床に紙を広げて
作業してくれるというのは、
なんとフォトジェニコなのかと。

さて、編集作業中に
デザイナー・メガネこと
清水さんが来訪。
「どんなぐあい？」ということと
いろんな打ち合わせをしに。

で、
「こんなかんじ」を
永田のおっちゃんが
説明をしてくれました。

「こっちの一列が、
　いつものようなやつで、
　こっちが、それで、
　あっちが‥‥。」

現在は、言葉の分類中で、
まだ編集はしていない、
ということでした。

「考えながら前にいったり
　横に行ったりしているから、
　生物が這いまわった跡
　ってかんじだね。」

そうですね。
かたつむりとか？

「そうそう。
　あと、この期に及んでね、
　糸井さんに、
　書き下ろしも頼んだんだよ。」

ほうほう。
そりゃ、うれしい。たのしみ。
もはや、進行はグダグダですから、
どんどん盛っていきましょう。

明日のspring発売と同時に、
ほぼ全国のロフトの店頭でも、
springが並びます。
丸の内の店頭を手帳をはじめ、
ハラマキ、タオルで
にぎやかに、しています。

ダーラナもいます！
わくわくしますね！

編集者の松家さんと
和田誠さんの事務所に来ています。

和田さんは、本日、
何本か原稿をくださいました。
手書きです。おおおー。

原稿用紙の上部にスペースがあるのは、
絵を描くためだそうです。

「映画をつくったときに、
　絵コンテをそこに描いて
　下に原稿を書いてたわけ。
　それで、プロデューサーに見せるの」

と、和田さんは教えてくださいました。

手書き原稿をいただくと、
とても緊張します。

「たしかに、ちょうだいいたします」
と松家さんはおっしゃって、
はらはらしながら早歩きで
（コピー機の前がゴールです）
ふたりで事務所に戻りました。

今日のあさ、
189の言葉をプリントアウトして、
でっかめの会議室においておいた。

きたよ、編集の鬼が。
紙に吸い寄せられて。

ならべてはる。
ならべてはるで。
おもろい方法で
本をつくる編集さんやで。

一時間後に会議室をのぞいたら、
編集さんはもうおらず、
言葉の木がちょっと大きくなっていた。

ほぼ、完成なのかなあ。
もしかしたら。
どうなんだろう。

＝＝追記＝＝

いや、ごめん、ぜんぜん、まだまだ。
第一段階が終わった程度。
これからこれから。
そういう意味では、すいません。
（永田）