最近うちのオフィスに詰めている、
ほかの会社で働く「伊藤さん」は
昨年のお正月に
いっしょに作業をしたよしみで
ときどきおしゃべりをしにきてくれます。

しかし、注意しなくてはいけないのは、
この人の「おしゃべり」は
「おしゃべり」に見えて
重要な用事だったりする、
ということです。

ハッキリ言って「頼みごと」です。

それを「おしゃべり」に見せるために
あらゆる軽さをまとおうとする、
思い切って言うなれば、悪い男性（ひと）。

しかしわたくし、ここにきて
「言いにくいことを言う伊藤さん」を
見破る方法を見つけました。
それは、わたしの机の横にかけてある
肩こりほぐし棒です（グリーンのやつ）。

伊藤さんは肩こりしないタイプなのですが、
依頼事があるときは
これを、わけもなく肩にかけるのです。

２枚目の写真。
これが「悪い瞬間」です。

作品大賞で糸井重里賞を受賞された、
藤本雄策さんの展示会にきています。

受賞作品の
「無着色でできたバナナ」
も展示されてますよ。

今回は素敵な箒を作られる作家さん、
吉田慎司さんとの二人展。

1月30日（日）まで西荻北にある
ギャラリー「みずのそら」さん
にて開催中です。
作家さんもいらっしゃるので、
直接バナナのお話しなどいかがでしょうか。

わたしもあややも大好きな
“でかバナナ”もあるので、
ぜひ、見てみてください！

お、今日のは
カーディガン男子だね。

でも、なんかちょっと違和感が‥‥？？？

まいっか。

１時間後くらいに気づきました！
彼が着用しているのは
まぎれもなく、カシミヤのパーカなんです。
フード部分はどこいっちゃったんだ？
それ、わざとですか？



「え、なんのことっすか？」

ふ、フードが‥‥。


「やっべー！
　ずっとしまってたわー」

とのことです。
うっかりおと兵衛。

昨日の話で恐縮なのですが、
とともに
吉本隆明さんのおうちに
うかがったときに、
２階に招いていただき
ベランダから
スカイツリーを見せていただきました。

だんだん出来てきてて、
ときどき夜中も工事してるときあるよ、
と吉本さんのご家族のみなさんは
おっしゃっていました。

山下さんに相談があって、
席までいったら、
机の上にメガネが４こおいてある。
なぜ、４個。
本当は山下さんは
八つ目ウナギ的人間であったのか？
んなわけないじゃあないですか。

なんで？

「各種。」

どんな？

「まず、最初が、パソコン用。
　つまり近くを見るやつです。」
「次が、遠くを見る用。
　映画とか、バイクにのるときとか。」
「で、３つめが、日常。」

４つ目は？

「あ、これも日常。
　会社にどれがあって
　どれが家にあってが
　よくわからなくなったときに、
　家にあったやつをもってきちゃって。」

へ〜。
いろいろあるんだねえ。
以上、
「ある男が４つのメガネをもっていた話。」
でした。

サッカーの勝利を見届けて、
「羊どろぼう。」の
仕事にもどってくる。

並べられたことばに、
番号をふっていきます。

数字に大変弱いタイプの
デザイナーと進行係も
手伝います。

そして、最後に、
ことばの紙を順番に回収していくときにも、
ちょっと考えたり、
清水さんと相談をしたり。

そして、回収された
ことばの束はこんなかんじ。

ウレマッタハラマキでお世話になった
高畠純さんが、
近所で展覧会を開催中とのことなので
ハラマキチームで遊びに行ってきました。

絵本の原画がたくさん！
高畠さん特有の
かわいいどうぶつたちが、
いっぱいいましたよ〜。
お近くの方は、ぜひどうぞ！

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2011.1.24（月）〜2.5（土）
11：00〜19：00　土は17：00　日休み
pinpoint galleryにて
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余談ですが、
ギャラリーは弊社が引っ越す前の
すぐ近所だったので、
生意気にも、
すこしなつかしんだりしていたのですが、
道の植え込みが、丸ごとなくなっていたのは
ちょっぴりショックでした‥‥！

その後、
「羊どろぼう。」は
どうなったかというと。

ちょっとしてから、
デザイナーの清水さんが
やってきます。

編集者は、デザイナーに、
今年の本は、こういうふうに
ことばが流れていくんだよ、
という説明をします。

ここのブロックが
こういうことで、
あそこのブロックがこういうこと、
ここには、
こういう写真が使いたくてね。
というふうな。

あらかじめ二人でえらんでおいた、
「きまぐれカメら」の写真を
どう使うかなどを
相談して、小休止。
というか、
サッカーがすごいことになってる
という情報をきいて、
大慌てで、テレビの前に移動。

「羊どろぼう。」の著者が、
編集者が
いままさに編集をしている部屋を
訪問していました。

2010年のことばが
床にしきつめられています。
毎年見るけど、
毎年不思議な編集方法だと思います。

そして、毎年、著者はこの段階で
「どう？　おもしろい？」
という不思議な質問をします。

そのあとは、二人で、
床からことばをひろいあげては、
爆笑するのです。

「俺は、帰るから。」といって
著者が帰ったあとも、
コツコツと作業が続きます。

たぶん、もうすぐ
デザイナーの清水さんが
やってくるでしょう。

こんどは、ことばがつくった流れの
どこに写真をいれていくのかの
相談をするのです。

去年の
「あたまのなかにある公園。」も
その前もほぼ同じ手順で作られています。
これを頭に浮かべながら、
また読んでみるといいもんです。
なので、私は毎年、本を作る時期に
前年の本を読み返してしまうのです。

それは、先日サッカーの
中継があった夜のことでした。
サッカーをやっていて、会社にいるならば、
大画面でみたらいいじゃないか、
ということで、その場にいた数名で
サッカーを観ていたら、
冨ちゃんが、はっさくをむきはじめました。

私は、冨ちゃんが入社したあとすぐの
初春の頃に、
「私、はっさくが大好物でさ〜。」
という話をきいていらい、
毎年、はっさくの小話をきくので、
おげで、はっさくのシーズンを逃すことが
なくなりました。

ことしは、
こんなはっさく小話をききました。
「わたしさ、
　はっさくはすごい数むいてるから、
　はっさくむき選手権があったとしたら、
　日本代表くらいにはなれると思う。」
と、いうやつです。

その場にいた永田曰く、
「“大好物”があるっていうのは、
　妙にマヌケな感じがしないか？
　本当に、それを前にすると、
　どんな状況だったとしても、
　夢中になっちゃうっていうさ。
　冨ちゃんのはっさくしかり、
　俺の落花生しかり。
　マンガに出てきそうじゃないか。」
あ、ドラえもんのどら焼きとかか！

なにはともあれ、
ボチボチ、
はっさくがおいしいシーズンです。