うむ、寝ておる。
とやまが寝ておる。
まだわりと新人のくせに
じつに堂々と寝ておる。
ちょっとみっちゃん、
そいつの堂々とした寝姿を
写真におさめておいてくれたまえ。
うむ、まだ寝ておる。
ヘッドフォンをしているから
周囲の物音にもまったく気づかず
堂々と寝ておる。
お茶を抱いて、
ぐうぐうと寝ておる。
こーんなに近くから撮影しても
まったく気づかず寝ておる。
いやはや、あっぱれ、
見事な居眠りっぷり。
しかし、起きないね。
まぁ、うちの職場は
居眠りが許される感じの
職場ではあるけれども、
ふつうの乗組員なら、
だいたいこのへんで
雰囲気に気づいて
「・・・はっ！」と
目覚めるところなんだけどな。
うしろに回り込んだりして、
いろんな角度から撮影してみても
まだまだ寝ておる。
いやはや、大物じゃ。
大きな器を持った若者じゃ。
って、それにしてもさ、
ちょっと寝すぎじゃね？
眠り、深すぎね？
と、隣の席の南郷先輩が。
うん、まあ、
たしかに、そうかもね。
こんな中途半端な姿勢でね。
そうこうしているうちに
「とやまが寝てる」「まだ寝てる」と
人がわいわい集まってきまして、
このような、おかしなおかしな、
記念撮影と相成りました。
ちなみに当人、
これを書いているいまもまだ
寝ております。 |
が
が出発しましたよ。
が見送っております。
