私がWEB制作での自営業を始めるか否や、
もやもやしていた時。
知り合いの方、その後お客様となる方が
言ってくれた一言。

「自分を過小評価するのはやめようよ。
　私にはこの程度しか出来ない、って考え方、
　少し変えようよ。」

彼女が言ってくれたおかげで、今の私がいます。
ずっと心に残っています。

数年前パート社員から正社員に昇格しました。
認められた喜びとともに、
期待に応えられなかったらどうしよう、
迷惑かけたらどうしよう、という不安がありました。

教育係である上司の
「何かあったとき
　『責任をとってやめます』というのは間違いです。
　責任は私たちがとりますから、
　あなたたちは責任感を持って仕事にあたってください。」
という言葉に救われた思いがしました。

以来、迷うと
「責任感をもって仕事にあたっているか？」に立ち戻ります。

社会人初の職場の上司はとても厳しく、
何名かいる同期の中でも
特に厳しくされていました。

自分が一番出来が悪いんじゃないかと思っていましたが、
異動する際、その上司は
「おまえは、俺の下で働いて、
　どこに行っても通用する人間になった！
　自信持ってがんばれ！」
と送りだしてくれました。

あのころは大変だったけど、今でもたまに思い出すと、
初心に戻って、気持ちを引き締められます。

「できるだけのことをする」

レストランでの私の仕事は、多岐に渡ります。
全てのテーブルを完璧に！…できればいいのですが、
完璧を目指すと、その目標がストレスになり、
それがお客様にも伝わります。

だから、全てを完璧にはできなくても、
今自分に「できるだけのことをする」。

できるだけ、机をきれいに拭く。
できるだけ、丁寧に配膳をする。
できるだけ、笑顔でいる。

忙しくてぐったりする時も、
おまじないのようにつぶやきます。

「やりたい人には、
　やらせたい人がめぐりあうものです。
　その気持が本物ならね」

高校時代の恩師がくれたひとことです。
高校も短大も卒業して仕事を何年もしたあと。
転職活動がうまくいかなくて
ちょこっと弱気なメールを先生に送ってしまったときの、
返信に書かれていたメッセージ。
今でもお守りです。

職場の後輩に、言われたことば。
「○○さんみたいになりたいんです」

子供を保育園に預けての仕事。
仕事の勉強も追いつかず、
中途半端になって迷惑をかけていないかと思っていた私には
ありがたく、そして背筋の伸びる言葉でした。

自分が５年目くらいの時の、営業部本部長の言葉。

「後輩に、
　自分たちの時にあれがなかった、これがなかった、
　今の世代は恵まれてるなんていう不幸自慢はするな。

　若い世代が恵まれているなんて当たり前の話で、
　それは自分たちが良くしてきた結果だと
　自慢に思いなさい。

　そうやって繋がっていけば、より良い組織になる。
　常に上を向いて働きなさい。」

しびれましたー。

仕事が面白くなってきた20代後半。
チームのリーダーになったり、
後輩の教育をしていたころ。

ミスがあってもカバーしたり、
チームを良くすることに奮闘し、
サブリーダーの子と
日々、仕事の色んな事を話し合っていました。

その時彼女から言われた
「新人はミスが多いですが、
　自分だってミスすることはあるし、
　仕事はお互い様だと思うのです」
という言葉の
「お互い様」というキーワードに痺れました。

自分が、常に教えてあげている、
ミスをカバーしてあげているというような目線で
仕事をしていたことを反省しました。
自分だってミスすることあるもんなぁ、と。

今でも、このことばを大切にしています。

入社当時、右も左もわからない私に

「他の仕事がやりたいからと、
　今の自分の仕事が
　キチンと出来ない奴は
　やりたいと言っていたその仕事も
　キチンと出来ない」

今年で２０年目。
この言葉だけは忘れられない。
常に真剣に全力で仕事してます。

まだ自分の仕事に自信がなかった頃、
会社の先輩からの何気ない一言。

「この仕事でお金をもらっているんだから、
　君はもうプロなんだよ」

この言葉を聞いて、
自分の仕事の責任の重さと誇りを感じました。

もう10年以上経ちますが、この言葉はいまでも忘れられないし
仕事を投げ出したくなるたびに思い出します。