あるとき、一緒に仕事をしていた大先輩に悩みを話したことがあります。「迷惑だったり負担だったりするかなと思うと、 なかなか上司とかには相談できなくて」と私が言うと、その大先輩が、「部下の話を聞くのも上司の仕事のひとつなんだから、 そこは気にしなくて良いんだよ」と言ってくれました。口下手で、相談するのは相変わらず得意じゃないけど、その一言のおかげで少し楽になれた気がしています。
「周りの人に伝わってこそ仕事である」入社したてで販売研修に出たときに担当してくださった大先輩に言われた忘れられない一言です。
研修の時の話です。私がいたチームがいちばん早く課題をクリアしました。「このチームは優秀だね〜」と、講師からお褒めの言葉をいただいたときチームリーダーをしていた先輩が、「部下が優秀なので」と笑顔でさらりと答えました。いつかこういう人になりたいと、心から思えました。
パソコンでの書類作成をしていて入力ミスを重ねてしまった私に対して上司が、「どうしたんだ。体調でも悪いのか? 君がミスをするなんて珍しいな」と。まったく責めることもなく淡々と言葉をかけて下さったのが、今でも忘れられません。
いつもたくさんの仕事をバリバリこなしながらも、常に新しいことにチャレンジする先輩から教えてもらった言葉。「コンクリートの上を歩くより砂の上、 泥の上を歩くようにする。 歩くのは大変だけれど、 その方が足跡が残るから。 だから選ぶときはツラい方を選ぶ方が 自分の力になる」ツラくなったらいつも思い出しています。
チームのまとめ役である先輩に「みんな私を助けてね!」とよく言われます。個人の仕事とチームの仕事、生意気にも「どちらも、自分の力だけで!」って力んでいた私は、ああ、頼っていいんだなと気付かされました。
尊敬している上司とはじめてふたりで飲んだときのこと。仕事中、思っていることがすぐ顔に出て、口調も厳しくなりがちな私に、「◯◯は俺に似ている。すぐに顔に出る。 でもそのままで変わらなくていい」と、ガハハ笑いながら肩をたたかれた。叱られ、諭されるのではなく、肯定されることで、もっとまわりの人に優しく仕事をしようと思えた。
人付き合いに苦手意識がある人の方が営業には向いている。女手一つで接客業をしながら娘2人を育てた母の言葉です。
10年ほど前まで研究職をしていました。ある日のミーティングで、先輩が手間のかかる実験をすることになって、つい「めんどくさいなぁ」とつぶやいたとき、上司が「研究者がめんどくさいって思ったら 終わりだぞ」と言ったのです。自分が言われたことではありませんが、それ以来、心に刻んでいます。「自分の仕事を めんどくさいと思ったら終わりだ」
「失敗をするということは、 行動しているから。 何も行動しない、動こうとしない人は 失敗もしないよ」