落語の「鼠穴」や「芝浜」かなぁ。

噺の面白さもさることながら、
てんでダメな主人公が心を入れ替えて
せっせと働くところに
学ぶ部分がありました。

アメリカの、
ジ・アービンジャー・インスティチュートが出している
『箱』という本があります。
他人と関わる時に人間の心がどのように作用して、
曲解や誤解を生み、事実をみる目を曇らせてしまうのか、
とても平易な言葉で書いてあります。

社会に入って、やることなすことダメ出しをされていた頃、
なぜ自分がダメなのか、全くわからなかった頃、
皆に認めてもらいたくてたまらなかった頃、
これを読んで、さぁっと目の前の霧が晴れた記憶があります。

働き始めた直後はまだピンと来ないかもしれませんが
もう辞めたいと思う頃に読むと、
自分の心の動きを冷静に振り返ることができると思います。

星野源さんの音楽には
いつも励まされ救われています。

彼の音楽は、悲しいとか辛いとか苦しいとかダメだとか、
そういうネガティブな所をスタートにしている気がします。

でもネガティブでは終わらない。
そこから、「でも！でも！」って進んでいく音楽に
叱咤激励されています。

聞いて逆に苦しくてたまらなくなることもありますが、
一緒に乗り越えようぜ、って言われている気がする。

今は「ワークソング」が
まさにはたらく人たちの音楽じゃないかな。

MIYAVI vs KREVAの『STRONG』

今年の春、仕事で中国に赴任しました。

アラサーと呼ばれる年齢になり、
そろそろ婚活かなんて漠然と考えていたところに
降ってわいた辞令。

会社の都合、
上司の期待、
今後のキャリア、
緊張状態の日中関係、
言葉の壁、
女としての幸せに賞味期限、
「行きたくない」という気持ちと
「行かざるを得ない」という現実の堂々巡りでした。

それを後押ししてくれたのがMIYAVI vs KREVAの『STRONG』です。
「弱さ受け入れ生きる　だってそれも俺の一部」。
この歌詞を何度もなぞり、前を向きました。

この歌ほどかっこよくはいかないけれど、
今、中国で生きています。

「ガラスの仮面」です。

主人公・マヤの
ひたむきで、
何が起きても真っ直ぐにチャレンジしていく姿を見ると、
「自分も頑張らなくては！」と思います。

私にも、月影先生のようなメンターや、
速水真澄のようなあしながおじさん、
自分を認めつつ、ライバルと思ってくれる
姫川亜弓のような存在が欲しい！！

「ひゃくはち」という
高校球児を描いた映画です。

ユニークなのは甲子園を目指すレギュラーたちではなく、
ベンチ入りギリギリの選手にスポットがあたっているところ。

実際の社会では光が当たらない仕事も多いけれど、
いまいる場所で精一杯やりきるすばらしさを
思い出させてくれました。

-自分の心と直感に従う勇気を持つこと

故スティーブ・ジョブズ氏が、
スタンフォード大学の卒業式でのスピーチで言ったひとつです。

その時、転職するべきかどうか、ものすごく悩んでいました。
そんな自分の背中を押してくれた言葉です。

今でも仕事でいきづまっている時などに、
このビデオからインスピレーションをいただいてます。

井上陽水・奥田民生の「ありがとう」。

どうしても納得いかない、理不尽な先輩の下につき、
割り切れない気持ちで毎日職場に向かう自分を
奮い立たせてくれました。

「好きな人嫌な人　みんなみんなありがとう」

嫌な人にもありがとうか！すごいな！と。

でも、
今の自分があるのはその時の経験があったからで、
たくさん悩んで考えさせてくれた先輩に
「ありがとう」と思います。

仕事でつまづいた時も
なんだか予想以上にうまく事が進んでいる時も
平家物語の冒頭が頭に浮かびます。

「おごれるものもひさしからず」
の文までたどり着くと
落ち着いて考えられる様な気がします。

疲れたときは、
関ジャニ∞のバラエティ番組を収録した
『関パニ』を見ると、不思議なくらい元気が出ます。

単純にファンだからっていうのもありますが、
くだらないことに一生懸命取り組んでいる彼らを見ると、
私もがんばろうって素直に思えます。

笑うことって、大事ですよね。