話してみると、
いい人だったことの
多いこと。

話してみても、
やっぱりいやな人だったことの
少ないこと。

働くことって、
すごくつらくて、叱られたり、
我慢したりすることが多いと思っていたけれど、
実は色々な人と知り合えて、教えてもらえて、
喜びを分かち合うことができて、
その上、給与までもらえてしまう。

実は、職場って、学校よりも楽しく、
実入りのあるすてきな場所なんだと気付いた。

「なんとなくデキそう、スゴそう。」という雰囲気を装えば、
ある程度の評価を得られる。
学生の時はそういう風潮があった。

でも、仕事を始めると、
見かけだおしは通用しない事がだんだんわかってくる。
自分で考え、動き、どんな成果をあげたか。
それしか他人には伝えられない。伝わらない。
たとえそれが失敗に終わっても、
時間を注いで真剣に取り組んだことは
自分の血となり肉となる。

学生時代というのは、
成長のために多くの時間を注げる絶好の時期だったと思う。
そして失敗が許される特別な期間だとも言える。
学生時代の自分に、「日々を冒険せよ。」と伝えてやりたい。

仕事から帰ってきた時に、疲れた顔を見せず、愚痴を言わず、
仕事の話をせず、いつも平常心だった父の偉大さ。

私に役職がついたと報告をした時の返信メールに
「上になるということは大変です。
　頑張ってください。」
と書いているのを読み、
家庭に帰った時は父のようにしようと決めました。

集中する事の楽しさ、大切さ。

あんなに机に向かって勉強する事が辛かったのに
社会人になり、机に向かって作業をすることが
そんなに辛くなかった。

年々、集中して作業することが楽しくなって、
集中することによって生み出されるものが
膨大にあることが分かった。

学生時代の私が、今の私を見たらびっくりするだろうな。

働けることが、
こんなにうれしいこととは思ってもいませんでした。

どんな小さな作業であっても
こんなに充実感を得られるとは‥‥。

仕事は辛いことばかりではないのですね！

「努力をするのは悪いことではない」ということ。

小さい頃から努力するのが大嫌いで、
逆上がりも長距離走も数学も、
すべて言い訳をしてごまかしてきた私。

でも、働く、ということは
人にも影響を与えることなので、ごまかしがきかない。なんとかしなきゃ、と働きはじめてから
努力することができるようになりました。

難しいかなあと思っていた仕事でも、
いろんな人と話し合って、たまにケンカしながらも、
なんとか達成するととても気分がいいし、
小さい頃の自分に
「努力するのも悪いことではないよ」と
教えてあげたくなります。

まさに、学び方です。

看護師をしていますが、
働く前は資格を目標とした勉強になっていました。
働きはじめて驚きました。
看護師（資格上ではなく）になるために学んでいたのに役立たない知識達。

自分の疑問や、
実践に生かすために学ぶのは楽しいです。

後輩にはひたすら疑問を投げかけるだけ投げかけ、
答えは教えてくれない嫌な先輩ですが、
知識そのものではなく、
知識にたどり着く方法を得てほしいの伝わってるかな？

子供のころは、世界が同世代だけで動いていたこと。

親世代の方とのコミュニケーションが、こんなに刺激的だなんて！
姉さん兄さん世代との遊びが、こんなに楽しいだなんて！

公私ともに、可愛がってもらいました。
知らないことを知ること。
世間が広いことを知ること。

あの時、小さく固まらなくて良かった。

ズルをして得することが一つもないということ。

マジメにやって損をすることは一つもないし、
全てが人徳だ、ということ。