2017-03-24-

お申込みがスタートした
ちいさな田んぼキット2017ですが、
今日は福島の原料を使って、
福島の業者さんにつくっていただいている
キットの特製カバーをご紹介。

特製カバーがつくコースでは、
会津地方で採れる「会津杉」を素材として
会津の職人さんが、ひとつひとつ、
ていねいに手づくりしてくださっています。


杉特有のうつくしい木目を活かして
色はつけずに
洗練されたデザインを目指しました。

耐水性を上げるために、
いちどだけラッカーを塗っています。




木材の裁断から、角を落とす面取り、
やすりがけにいたるまで
すべて、熟練の職人さんの手作業です。


組み上げたところは、こんな感じ。
どうです、素敵でしょう?
こんな特製ケースがベランダにあったら
ちょっと、いいと思いません?

まだ若い時期の緑の稲にも、
収穫直前の黄金(こがね)色の稲にも、
ぴったりだと思います。


正面の右隅には、ちいさく、
ちいさな田んぼキットのロゴを焼き印。

稲を育てるだけじゃなく、
「風景」としても
ちいさな田んぼキットを楽しみたい方、
ぜひ、ご検討ください。

こちら数量限定なので、どうぞおはやめに。

2017-03-23-

本日3月23日(木)より、
いよいよ、ちいさな田んぼキット2017の販売が
スタートいたしました。

4月から5月にかけて「種まき」をしたら、
ほどなく、かわいらしい芽が出てきます。
これが、なんとも、うれしいんです。


6月から7月にかけては
たっぷりお水を飲んでぐんぐん成長します。
ほんとに、みるみるうちに、という感じ。



夏休み真っ盛りの8月の初旬くらいには、
「ある朝、とつぜん!」
というような感じで、稲穂が出てきます。

これを、出穂(しゅっすい)と言います。
「稲の花」が見れるのも、このころです。



稲穂が頭を垂れて、黄金色に変わってくる
9月末〜10月には「稲刈り」し、
2週間ばかり、風通しの良いところで乾燥。

そしたら、いよいよ、収穫祭!


稲穂からお米の粒を外す「脱穀」、
お米の粒から籾殻を外す「籾すり」を経て、
あのちいさかった種が、
晴れて、いちにんまえの「玄米」に!

その時期に追加でお届けする
コシヒカリの一等米「あさか舞」の新米と
いっしょに炊いて、さあ、召し上がれ。


このように、数ヶ月間にわたって、
お米の栽培を、じっくり楽しめる企画です。

昨年、大好評だった
郡山ブランド野菜の詰め合わせBOXがつく
コースも、もちろん、ご用意してます。
(下の写真はイメージです)


どうぞ、みなさん、ご参加くださいね!

2017-03-22-

3月23日(木)から販売スタートとなる
ちいさな田んぼキット2017には
内容によって
いくつかのコースがありますけど、
すべてのコースに
郡山のお米農家・藤田浩志さんのつくった
「コシヒカリの一等米3キロ」がついてきます。


ついてきます‥‥と言いますか、
収穫の秋になったら(11月中旬以降を予定)、
追加で、藤田さんの田んぼから、
とれたてホヤホヤの新米が届くのです!

しかも、郡山産コシヒカリの一等米である
「あさか舞」から、
生産者の藤田浩志さんが
さらに2ミリ以上のお米を選別するという
他にはない「藤田スペシャル」です。


ひとつひとつの粒が大きいので、
コシヒカリ特有の香り高さ、旨味、光沢、
食べごたえ‥‥
どれも本当に「スペシャル」なお米です。

作家の浅生鴨さんも、このお米の大ファンで
次のようなメッセージをくださいました。


◎作家の浅生鴨さんから、ご推薦のことば。

 藤田さんがつくったコシヒカリのすごさは
 ひと粒ずつ、ちゃんと味がわかること。
 まず、そのことにびっくりします。
 文字通りの粒ぞろい。
 おいしさを言葉で説明するのは難しいですが、
 口に入れた瞬間は、やや硬くて淡白なのに、
 噛むとふわっと柔らかくなって、
 粘りと甘みが出てくる。
 そんなふうに味が変化する印象を受けました。

 昨年ぼくは、郡山のお米を育てたので、
 多少ひいき目になっているのでしょうけれども、
 とにかく、おいしいお米だったなあと。
 お米を育てて収穫するためには、
 どれだけの手間ひまが必要なのかも知ったので、
 ひと粒ひと粒が、
 やけにかわいく思えるんですよね。
 おいしくて、かわいいお米。
 何せぼくは、おかずなしにごはんだけを食べて、
 おかわりしましたからね。
 そんなこと初めてです。
 いま、この文章を書くために
 味を思い出しているのですが
 今年もまた、あのお米が食べられるかと思うと、
 ちょっと、ほっぺたが「キュッ!」として、
 すでに危険な感じになっています。

ーーー

2017-03-21-

ちいさな田んぼキットには
はじめて、自宅で稲を育てる人のために
(そういう人がほとんどですが)
春の「種まき」から秋の「収穫」までの
くわしい手順や
よくある質問等とわかりやすくまとめた
パンフレットがついてきます。
(写真は昨年2016年版のパンフレットです)


これは、郡山の安子ヶ島小学校で
子どもたちに
ながく「バケツ稲」の指導をしてこられた
「郡山のバケツ稲の達人」に
監修をお願いして、つくったもの。


種まきのタイミングや水やりについて、
「田植え」のタイミング、
真夏の水やりについて‥‥などなど、
稲の生長段階にあわせて
そのつどのコツやポイントが書かれています。


また、昨年1年間、
「ちいさな田んぼキット」を育ててくれた
全国のみなさんが、
いろんな質問を、お送りくださいました。

「水面に藻が発生しちゃったんですけど
 どうしたら良いですか?」など。

それらの質問ひとつひとつに
スーパーバイザーの藤田浩志さんが答えた
Q&A集もついているので、
このパンフレットを頼っていただければ
たぶん、おそらく、
そんなになやまず育てられると思いますよ。

みなさん、ぜひ、ご参加くださいね。
3月23日(木)から、販売スタートです。

2017-03-20-

昨年、なかでも好評だった
冬に郡山ブランド野菜BOX付きセット、
今年ももちろん、ご用意します。


これは、冬(12月)に
郡山ブランド野菜のなかでも自慢の冬野菜が
追加で届くセットで、
昨年は、以下の5品目をお届けしました。
(上の写真はイメージです)

フルーティーな甘さが特徴で、
ジュースすると本当にあまーい「御前人参」。

スイーツみたいなサツマイモ「めんげ芋」。

2014年野菜ソムリエサミットで二つ星を獲得した
キャベツ「冬甘菜(ふゆかんな)」。

そのままかじれる瑞々しいカブ「あこや姫」。

糖度が高く、加熱調理すると
いっそう甘みが凝縮する玉ねぎ「万吉どん」。



これらの冬野菜を
約3.5キロ・3500円相当の詰め合わせにして
追加で、お届けいたします。

ちいさな田んぼキットをご購入された方には
秋に、もれなく、
藤田浩志さんがつくった
「コシヒカリの一等米3キロ」が届きます。


そのお米も、とってもおいしいんですけど
せっかくだから、
郡山ブランド野菜BOXつきのコースで
自慢の冬野菜まで味わってみるのは、
いかがでしょう。

郡山ブランド野菜のことについて
くわしくは
郡山ブランド野菜協議会の鈴木光一さんに
インタビュー
しています。

おもしろいので、
ぜひ、いちど読んでみてください。


2017-03-17-

ちいさな田んぼキットのことを
はじめて知った方のために、
このページで
簡単に概要などをお知らせしていきますね。

これは福島のコシヒカリの種を使って
自宅で「自分のお米」を育てられるキットです。

(参考までに、
 昨年2016年版の販売ページは、こちら


過去2回で、全国から800名近い人たちが
参加してくださった、
たのしく、おいしいプロジェクトです。

春から秋にかけて
自分のお米をたのしんで育てたあとには、
プロがつくった
コシヒカリの一等米が必ずとどきます。
(これが、じつに、おいしいのです)


芽を出したばかりの苗は、こーんなかんじ。
どうです。きれいで、かわいいでしょう?


キットの販売開始は、3月23日(木)から。

4月の中旬にキットをお届けして、
5月中旬(東北以北の地方は5月下旬)までに
種まきしていただくスケジュール。

ていねいにつくった栽培マニュアルがつくので
はじめてのかたでも、
たぶん、むずかしくなく育てられますよ。

ぜひ、ご参加くださいね!

2017-03-15-

福島のコシヒカリの種をつかって
自宅の庭先やベランダで「自分のお米」を
楽しみながら育てられる
「ちいさな田んぼキット」ですが、
2017年版も、そろそろ販売を開始します!

大好評だった「郡山ブランド野菜」付きのセットも
もちろん今年もご用意しています。

(参考までに、昨年の販売ページは、こちら。)

販売開始は3月23日(木)あたりの予定です。
どうぞ、楽しみにしていてくださいね。

さて、今日は、遅ればせながらなのですが、
一昨年・昨年と、
キットを育ててくれている
気仙沼のみなさんの収穫祭をお届けします。

気仙沼唐桑の旅館「つなかん」を中心に
料理人として活躍している今井竜介さんが、
写真と文章を送ってくれました。

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今年も、無事に食べられましたー!

取れ高は、ぜんぶで「2.8合」。
重量に換算すると、
400グラムくらいじゃないかなあ?



ことしは
キットに付属している栽培用の土の他に
自分たちで土を用意して、
4ハコ栽培しました。

でも、ごらんのように、
ほぼ日の土が、ダントツに育ちました。

これは、
ほぼ日の土には肥料が入っているから、
ですよね。


ちなみに昨年は、
ゴールデンウィークに種まきをしたら
気仙沼はまだ寒くて、
発芽率が、あまりよくなかったんです。

なのでことしは、
5月末まで待ってから種まきしました。

そしたら、9割の種から発芽しました!
昨年に比べて、3増しの発芽率。

気仙沼と同じように、
気温の上昇がゆるやかな地域では、
5月末まで、種まきを待ってもいいかも。


ちなみに‥‥なんですけど‥‥
僕たちが「つなかん」で育てていた稲は
じつは、
けっこうスズメにやられてしまい‥‥。

なので、今回の収穫祭では
こちらの南部泰生さんがつくったお米に
主に、活躍してもらいました。

人呼んで、南部米! 美味しかったー。



ただし、今年は精米機を使ったんです。
昨年、人力で精米して大変だったから。

でも、やっぱり、
苦労して人力で精米したお米のほうが
美味しかったような気がします。

でも、自分たちで育てたお米には、
ことしも、すごく生命力を感じました。

お寿司もにぎりましたし、
みんなでいろいろつくったのですが
炊きたてごはんと、
シシャモとお漬物のシンプルな器が、
あきらかに、
いちばんのご馳走に見えた収穫祭でした。


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そうか、
気仙沼の収穫祭は「お寿司」なのかあ。

昨年の秋に、東京でやった収穫祭とは、
まったくようすがちがいます。
他の地域の収穫祭も、見てみたいです。

それにしても美味しそう。まざりたい。

そして、だいじな情報も。

気仙沼では、
ゴールデンウィークに種まきをすると、
ちょっと早かったそうです。

5月末くらいまで種まきを待ったほうが
発芽率が良かったと。

おもに東北地方のみなさん、
ぜひぜひ、参考にしてみてくださいね。

今井さん、気仙沼のみなさん、
本当に、ありがとうございました!

2016-12-22-


12月20日。
無事収穫し、乾燥させること約2週間。
街はすっかりクリスマスを先取りしています。
稲と暮らしてきたこの半年は、
長かったですが、あっという間でした。
農家の方は規模は違えど、
この流れを毎年繰り返しているわけで、
季節の中で生きているんだろうなあ。
こんなに想いの詰まったお茶碗1杯のごはんは
今までないです。いよいよ実食!

2016-12-04-


11月23日。
籾摺り完了!
その数、10粒。
ほぼ日から届いた「あさか舞」の白米に
10粒のベランダ玄米を混ぜ込んだ。
今日は新嘗祭。
1日限定の「卵かけごはん屋さん」として、
ほぼ日の新米で卵かけごはんをふるまい、
お米好きな人たちと楽しい時間を過ごした。
お米農家さん、
おいしいお米をありがとうございます。
すばらしき新嘗祭。

2016-12-01-


11月22日。
黄金色の稲穂を数本刈り取ってみる。
籾をとってみたものの、
そういえば、
すり鉢は実家に置いてけぼりにしていた。
悩んだ結果、小鹿焼の皿に。
「飛びかんな」という手法が、
器にギザギザの模様をつけているので、
すり鉢の代わりになるかも‥‥。
と思ったら、まったく代わりにならなかった。
仕方ないので、手で地道に籾殻を外す。
気が遠くなる。
お米ってものお茶碗に盛られるまでに
すごく手がかかってるということを
改めて実感。