2015-05-20-

3月下旬(←早すぎますが)からここまで、
3〜4段階にわけて「種まき」してきた
僕ら「チームOKOME」ですが
さっき、最終の「20カップ」に種をまきました。


東京・青山のビルの屋上で
「福島の種もみからお米を育てる」この企画、
いよいよセカンドシーズンのスタートです!

でも、昨年と大きくちがうのは、
40都道府県以上の「日本全国津々浦々」に
「お米なかま」が、いてくれること。

これから秋の収穫まで、みなさんといっしょに、
ギモンや心配なんかも共有しながら、
できれば、
なるべく解決しながら、楽しんでいきましょう。


ちいさな田んぼの公式Facebookページには
みなさんからの質問&それに対する答えを
少しずつ、載せています。

みなさんの「ちいさな田んぼ」のようすの投稿も、
少しずつ、増えてきています。

このページとFacebookページを中心に
情報を発信していきます。
みなさんからのご報告も、おまちしていますね!

2015-05-01-

ちいさな田んぼのタネまき、「芽が出てきました」の報告、
徐々に頂いています。


これからタネまきされるかたも多いと思いますが、
1件お問い合わせをいただきました。

【質問】
育苗用コップに5粒づつ植えても
まだたくさん種もみが残っているのですが、
来年の今ごろに
また同じ田んぼキットで栽培することはできますか?


【お答えします】
まず、種もみには「発芽率」があり、
必ずしもすべての種が育つわけではないので
予備分として、種もみは多めに入っています。
(もし、一週間をすぎても
 まったく芽が出てこないような場合には
 新しい種を、植えてみてください。)

そして、お送りしている種は
「鉄コーティング」を施しているため
乾燥等にかなり強い性質を持っております。

ですが、基本的には、
今年、種まきすることを想定しておりますので
来年、種まきして芽が出るかどうかは
すみません、
「やってみなければわからない」というのが
正直なところです。

芽が出たとしても、
少なくとも「発芽率」は落ちると思われます。
(育たない種の割合が多くなる)

また「いちど栽培に使ったキットを
来年も使えるかどうか」に関してですが
栽培ケースなどは、水が漏れるなど
劣化していなければ再利用は可能だと思います。

しかしながら、
「いちどお米を育ててしまった土」は
栄養分がなくなり、痩せてしまっている
と思われますのであたらしい土に
変える必要があります。

今回、お送りした土は
関東農産という会社の製品で
「パールソイル」
という製品名で販売されているものです。

もし、個人でお求めになる場合は
お近くの農協等で購入できるそうです。
(ただし20〜24リットルという
 大きなサイズのものになってしまいます)

このようなことで、
お答えになっていますでしょうか?

この他にも
わからないこと、不安なことがありましたら
遠慮無くメール送ってください。
おまちしています。
件名を「藤田さんに質問」として
postman@1101.com までお送りください。

2015-04-30-

天気のいい日が続いています。
暖かくなっているので、
今日も事務所でちいさな田んぼのタネまきをしました。
(まだ田植えではないですよ。)

ついでに、他の野菜も蒔いてみました。
葉ねぎとはつか大根。
どちらもプランターでOKらしいので
ホームセンターで衝動買い。
知っている野菜ですが、
種を見たのは初めてです。

これが葉ネギ。ごまのように黒い粒。

これがはつか大根。たねも丸いんですね。

これがコシヒカリ。
じつはすでに芽出しがされていて、
茶色いのは鉄でコーティングしてあるから。

それぞれ、コップ土に蒔いて、
軽くかぶせる程度に土を掛けました。

葉ねぎ

はつか大根

コシヒカリ

他の乗組員から
「コシヒカリだけ難しそう。。」と
言われましたが、
僕の印象では芽もきちんと出てくるし、
「稲って丈夫だな。」と思っています。

4月30日種まきの同期は、
今日はフグ
ところに置いておきます。

あったかいからすぐ芽が出るかな?

2015-04-25-

ちいさな田んぼキットが届きはじめ、
各地でぞくぞくと「お米仲間」が増えています。

まず、監修役・藤田浩志さんの地元・福島からは、
藤田さんご本人(写真1枚目)だけでなく
こちらもプロ農家の冨塚弘二さん(写真2枚目)が
名乗りを上げてくださいました。



冨塚さんは、地元ラジオ局の番組に
バケツ苗のアドバイザーとして出演するなど、
「バケツ苗のプロ」でもあるとか!

そんな人が、ぼくらと一緒に
「ちいさな田んぼ」を育ててくれるだなんて、
じつに心強いじゃないですか。

ふたりの「プロのちいさな田んぼ」の様子も
そのつどレポートしていきますので
育てている間、ぜひ参考にしてみてください。

さらに、有名シェフ・奥田政行さんが
郡山につくったレストラン
福ケッチァーノのみなさんも
お店の敷地内で、育ててくれることに!


ぼくも一回、ランチを食べたことあるんですが
福島の素材を使った
親しみ感のあるフレンチレストランで
とても、おいしかったです。

お世辞とかじゃなく、
近くにあったらいいのに‥‥と思いました。
お店に行けば
実物の「ちいさな田んぼ」が見られるはず。


さらに、気仙沼・唐桑では
今井りょうすけ君という若き料理人を中心に
「米部」が結成された模様。




メンバーには
東北ツリーハウス観光協会事務局長の
道有(みちあり)くんの姿も。


さらには、ほぼ日ではおなじみ、
牡蠣の盛屋水産の菅野一代(いちよ)さんも、
チャレンジしてくれるそうです!


彼らは、みんなで育てた稲をひとつにまとめ、
「子ども用のビニールプール」で
「大きな、ちいさな田んぼ」をつくろうとしてます。

なんて、おもしろい人たちなんだ‥‥。


「自宅でお米‥‥だいじょうぶかなあ?」って
興味はあるものの
不安に思ってらっしゃったかた、わかります。
昨年のぼくらが、まさにそうでした。

でも、全国各地に
こんなにも「お米仲間」がいると思うだけで
心強くありませんか?

成長記録や、疑問や質問なども
Facebookページで共有していきたいと思います。

いやーもう、がぜん、ワクワクしてきました!

あなたもぜひ、お米仲間にはいってください。
ひとりでも人数が多いほうが、楽しいので。

2015-04-24-

田んぼキット
「届いたけど、開けてない」という方、
多いのでは無いでしょうか。
実は私もそうです。

でも、やってみると簡単ですので、
この週末、種まきをされてはどうでしょう?
天気もよさそうですし
ほんの10分ちょっとですが、
土に触れるのもいいもんです。

まず、箱を開けて中身を確認してください。
(お米3キロは秋にとどきます。)

中からブックレットと種もみを取り出してください。

ブックレットは「たのしく育てる。」コツが
コンパクトに書いてあります。

その4ページ目。種まきです。

箱の下の方に入っている「培土」を開けて
栽培用コップに土を入れます。
上品にスコップ使ってますが、
使わなくてもOKです。

コップの下の線あたりが目安です。

必ずしもすべての種から芽が出るわけではないため、キットにはコップが2個ついています。
念のため2つとも種まきをします。

種はたくさん入っていますが、一つのコップに
4粒〜5粒がおススメです。

表面から6〜7ミリ(種もみ二つ分)くらいの深さに種を押し込んで、軽く土をかぶせます。

土をかぶせたら、水やりです。
種が水で動いてしまわないよう、霧吹きでやるのが本当なのですが、
ガサツなので、直接ペットボトルから水を入れました。

コップの土が、上から下まで湿るくらい水をあげたら、

出来るだけ日当たりの良い所へ。
表面が乾かない程度に、毎日水をあげてください。

なお、残りの培土は、1ヵ月後の田植えに備えて箱に立てておくと良いです。

水やりと日当たりに気を付けて、1週間くらいで芽が出ると思います。

芽が出るまで、毎日ちょっとやきもきしますが、楽しみに待ってみてください。
かわいい芽が出てきますよ!

2015-04-23-

ご自宅で田んぼ体験が出来る
ちいさな田んぼキット
現在、着々と発送が進んでいます。

弊社の
にもキットが今日届きました。


「待ってたんだよこれー」


「キットってこうなってんだ。」


(パンフレットに書いてある脱穀用の)
「すり鉢、わざわざ買ったんだよ!」


「パンフレット、立派じゃん」


お米チームの
「実物、やっぱりいいなぁ。」


「このパンフレットは、かなりいいですよ。
去年やってみての感想も、ちゃんと細かく入れました」



ちなみに、栽培ケースの中にあるのが
・育苗用コップ2個
・ブックレット
・種もみ(コシヒカリ)
ケースの下に、肥料入りの専用土が
入っています。

以上、田んぼキット届いてから開けるまで、
でした。
まだ届いていない方、間もなく届きます。

ここのところ雨で寒かったりしますが、種まきはコップで
室内でスタートすると良いですよ。


まだまだ
ちいさな田んぼキット
は販売してますので、良かったら
この春から
一緒に『小さい田んぼ』を始めませんか。
秋まで自宅のベランダが楽しくなりますよ。

僕らもいろんな『田んぼ』の楽しみ方を
お知らせしていく予定です。


FacebookページもOPENしてます。

2015-04-21-

お米をそだてる仲間を増やしたくて、
「お米キットいいよー」
「育てるの楽しいよー」
と事あるごとに、
社内で言って回っているのですが、
「うちは日当たりがあんまり良くないから。。」
「日当たりのある方に動かしたいけど
『田んぼ』持ち運ぶの大変でしょー。」
との意見が。

確かに、日当たりが良い方が稲も喜ぶし、
移動できた方がいいよなぁ。

と思って探していたら、ありました!
『田んぼ』ごと移動できる台


これを下に敷くだけで、
『田んぼキット』
ごとラクラク移動できました。


『田んぼ』は土だけで9キロあるですが、
ベンリ道具があるだけで
ベランダをスイスイ移動させられて楽です。
ストッパーも付いていて、安心だ。


台風の時とか去年大変だったもんなぁ。

2015-04-18-

夏休みに何日かご旅行や帰省の計画があって
「その間、
 ちいさな田んぼキットの水やり、どうしよう?」
と思われている方、いらっしゃると思います。

そこで今、どのような「自動給水器」を使ったら
少しでも不在中の水やりをカバーできそうか、
会社のベランダで実験してデータをとっています。


今回、使ってみているのは
「毛細管現象」と「サイフォン原理」を利用して
給水するという水やり器。


「手軽で、値段も安く買えるもの」という基準で
あれこれ調べてみたところ、
何だか、これが、いちばん良さそうだったんです。

説明書には
「1日あたり400ml〜500mlの水を給水する」
と書いてあるので、
仮に、この給水器をふたつ使って、
10リットルのバケツいっぱいに水を張れば
「1日1リットルほどの水を、10日間くらい」
給水できる計算になりますよね。

昨年ぼくたちは、稲がいちばん水をゴクゴク飲む
8月のお盆前後の10日〜2週間くらいは
「9つのバケツ稲」(下の写真)に
「毎朝20〜30リットルの水」を補給してました。


とすれば
本当に「1日1リットル」補給できたとしたら
ちょっと少ないものの、
数日くらいだったら大丈夫だと思うんですよね。

本当にそれくらいの水が
コンスタントに補給できたら、いいなあ。

でも‥‥今日、ひととおり準備を整えて
4時間後くらいに戻ってきたら
すでに2リットルのボトルの4分の1ちかく、
つまり400mlくらいが、なくなってました。
(下の写真)


この水やり器、思った以上に給水するのかも。
すごいぞ、毛細管現象&サイフォン原理!

‥‥というわけで、
これから何日かかけてとったデータをまとめて
後日、このページで、お知らせしますね。



なお、ちいさな田んぼキットのお申し込みは
こちらのページから、どうぞ。

2015-04-13-

ちいさな田んぼキット
「檜のいいカバーコース」の檜カバーは
福島県本宮市に本社と工場を構える
光大産業さんに、制作を依頼しました。


東北新幹線の郡山駅から東北本線に乗り換え、
本宮という、明るく長閑な駅で下車。

周囲を、低くなだらかな山、田んぼと畑、
そして何より
木材の良い香りに囲まれた場所に
光大産業の本社はあります。こんなところ。


先の大震災では、工場の天井が落ちるなど
本社工場・第2工場ともに
たいへん大きな被害を受けた光大産業さん。

震災当時、出張に出ていた根本昌明社長が
何日も本宮市に帰れない中、
地震翌日から
出社できる社員さんが片付け作業をはじめ
数日後には、生産を再開していたそうです。


根本社長は、ご自身が不在の中、
工場の再建に取り組んでくれた社員さんたちを
本当に誇りに思う、と話していました。

40年以上にわたって誠実な仕事を続け、
顧客との信頼を築き上げてきた、光大産業さん。

今回「檜のいいカバー」をつくるにあたっては
そんな会社に、お願いすることにしました。


材料に用いたのは、茨城と福島を流れる
八溝山系・久慈川沿いでとれた檜です。

根本社長によれば
半年以上、屋外に置いておくものなので
耐水性にすぐれた「檜」以外に、
材料は、考えられなかったとのこと。

「久慈川沿いの檜は、とても品質が高い。
 わたしは、檜といえば有名な木曽の檜にも
 勝るとも劣らない、
 そういう素材だと思っています」

そんな地元自慢の素材を、熟練の職人さんが
ひとつひとつ丁寧に組み立てていきます。


さらに、カバーには4色の塗料を塗って、
ベランダや庭先に置いたとき、
ちょっとうれしくなるようなデザインに。

ブラウン・ベージュ・赤・チャコールグレー。

塗料自体も防腐性なので、
もともと檜がもっている防水性能と相まって、
「日光や雨にさらされた状態でも、
 数年は、問題なく使えると思いますよ」
と根本社長。


「時間が経つにつれて徐々に色がなじみ、
 風合いが出てくると思います。
 木製品ならではの、その表情の変化を、
 楽しんでほしいですね」

檜の品質感、耐久性、そしてデザイン性。

みなさんのところに
自信を持ってお届けできる「いいカバー」を
つくってくださいました。



ちいさな田んぼキットの檜のいいカバーコース、
残りの数が少なくなってきましたが
もしよろしければ、ぜひ。

稲の栽培が終わったあとも、
鉢植えカバーとして活用できますよ。



2015-04-11-

ちいさな田んぼキットには
栽培手順や、段階ごとの注意してほしいこと、
よくある質問と回答集などをまとめた、
ていねいな栽培マニュアル
「たのしく育てる。篇」がついてきます。

郡山市で十数年「バケツ稲」に関わり、
市内の小学校で
子どもたちに「バケツ稲」を指導してきた
「達人」に、監修してもらいました。


4月末〜5月中旬の種まきから
秋の収穫までのあいだ、おりにふれて、
参考にしてもらえれば
たぶん「迷う」ことはないかなと思います。

昨日、印刷所から
できたてホヤホヤの見本誌が到着したので、
中身とともにご紹介しますね。こちらです。


写真ではわかりにくいかもしれませんが、
表面には「PP加工」と言って
「ほぼ日ホワイトボードカレンダー」みたいな
つるつるの加工をしているので
少しくらいの水滴などは弾いてくれます。

中身は、こんな感じです。


稲の成長段階や、目安となる時期などに
どういうお世話をしたらよいか、
気をつけることは何か、
説明のためのイラストをまじえながら
できるだけ詳しく書きました。


たとえば「4月下旬〜5月中旬の種まき」から
約1ヶ月で
栽培ケースに植替え(田植え)するのですが、
そのときの大まかな目安は
「葉っぱが3枚になり、
 苗の背丈が10センチほど」になったとき。

だいたいの日数や稲の大きさなどの数値を
できるだけ具体的に示して、
はじめてでも迷わないように工夫しました。


また、育てるだけじゃなく、稲刈り後の
「脱穀・もみすり・精米」のときのコツまで
カバーしていますし、
「陽当り」「水やり」「台風がきたら‥‥?」
などなど、
よくある質問&回答集もつけています。

ぜひ、みごとお米を収穫するその日まで
たよりにしてみてくださいね。


なお、ひとつのちいさな田んぼから穫れる米は
ほんのわずかなので、
10月の収穫の時期に合わせて
郡山にある「ほぼにち田(でん)」で
プロ(藤田浩志さん)がつくった
コシヒカリの一等米を3キロ、追加でお届けします。


そのときに
「おいしく食べる。篇」という小冊子を
一緒に、おつけする予定です。

その冊子には

・飯島奈美さんに教えてもらった
 おいしいお米のレシピ
・斉吉商店・斉藤和枝さんに教えてもらった
 おすすめの「ごはんのとも」カタログ

‥‥など、
とっておきのコンテンツを収蔵する予定です。

こちらもどうぞ、おたのしみに。

なお、ちいさな田んぼキットのお申し込みは、
こちらのページからどうぞ。