2015-04-09-

以前ご説明した「陽当り」と同じくらい、
たくさんの方から
「水やり」についてのお問い合わせを
いただいています。

なかでも多いのは
「夏休みに何日か旅行に行く予定ですけど
 大丈夫でしょうか?」というもの。


たしかに、気になりますよね。

ベランダに置けるくらいの栽培ケースで
稲を育てること自体、
けっこうめずらしい試みなので
「こうです!」と断言できるデータは
今のところないんです。すみません。

たしかに
「太陽の光と水」はいちばん大事ですので、
できるだけ欠かさないのが、大前提。

でも、ひとつヒントになるかなと思うのは
先日、郡山ブランド野菜協議会の
濱津会長がおっしゃっていた、次の言葉。

「稲って本来、そんなに過保護にしなくても
 大丈夫な作物なんですよ。
 だってみなさん、
 稲が枯れてる姿、見たことないでしょ?
 いったん大きくなっちゃえば
 少しくらい水が足りなくても
 枯れるというのは、滅多にないと思います。
 収量が減るという意味では
 『冷害』のほうが、よっぽど深刻です」

(下の写真左から2番めの男性が、濱津会長)


たしかに、本物の田んぼでは
夏場に1週間くらい水を抜いて稲を強くする
「中干し」という行程もあります。
ちいさな田んぼキットでは必要ありません)

ビルの屋上で稲を栽培してみた経験からも
夏休みなどに
数日、ご自宅を不在にするという場合でも
「対策」さえ講じておけば
大丈夫じゃないかなあと、思っています。

で、その「対策」なんですが、
たぶん、いくつかのレベルがありまして
まず2日くらいの不在だったら
栽培ケースに
いつもよりたっぷりめに水を張って
お出かけする、くらいでいいと思います。

でも、4〜5日の不在の場合は
何らかの方法で「水を足してやる」工夫が
必要になってくると思います。

園芸用の「給水器」というものが
市販されているので、
それをお求めになるのもよいでしょう。
ペットボトルで
給水器を自作することもできるみたいです。

(下は、ぼくたちの「9バケツ」に
 「マイコン制御」で
 自動給水してくれていた頼れる相棒、
 名づけて「水やり豊」さん)


ただやはり、これらは応急処置ですので、
ご旅行や帰省からお戻りになったら
のどの乾いた稲くんたちに
たっぷりのお水を、あげてくださいね。

なお、夏場以外の「水やり」については
ちいさな田んぼキット付属の
栽培マニュアルにまとめてありますので
そのページを貼り付けておきますね。


あ、ちなみに
「栽培ケースひとつ分のお世話をしてくれる
 自作のペットボトル給水器」
は、ぼくらもつくってみようと思っています。

そのようす、後日、レポートしますね。

ちいさな田んぼキットの販売ページは、
こちらからどうぞ

2015-04-04-

きのう、ちいさな田んぼキットの展開について、
どんなふうに楽しい感じにしましょうかねーと
藤田浩志さんと、いろいろ相談をしてきました。


その際に、藤田さんから
「ぼくのうしろに見える3枚の田んぼを
 ほぼ日の田んぼ、
 名づけて『ほぼにち田(でん)』にしましょう。
 1反歩ありますから
 8俵つまり480キロくらい穫れますよ。
 あぜ道に、黄色いおサルの看板でも建てたら
 いいじゃないですか」
という、
ナイスすぎるアイディアが飛び出しました。

ええとですね、
ちいさな田んぼキットをご購入くださった方には
秋、コシヒカリ新米3キロを追加でお送りするんですが、
そのお米、
この「ほぼにち田」で育てることになったんです。


赤で囲った部分です。ひー、広い。すごーい!

あらかじめ育てる田んぼが決まっていれば、
秋に届く新米の「いまのようす」を
みなさんに、そのつどお知らせできるのもいい。

さらに、お届けするのは
郡山市でとれたコシヒカリの「一等米」である
「あさか舞」にしよう、と。


一等米というのは、言うまでもなく
品質の検査で「一等級」だと、認められたお米。

品質がいいということはつまり、
なかでも「美味しい」ってことですよね!

藤田さんは、さらにたたみかけてきます。

「今回は、通常の基準である
 1.85ミリの穴からすり抜けなかった米‥‥でなく、
 穴を2ミリにして、
 その『2ミリの穴をすり抜けなかった米』だけを、
 みなさんにお送りしましょう」

ようするに、
郡山でとれたコシヒカリの一等米である
「あさか舞」のなかでも
プックリと太った米粒だけを選り抜いて
お送りすることになったんです。

秋までの「栽培」のたのしさはもちろん、
収穫の時期に届く、
藤田スペシャルともいうべき、
藤田さん渾身のコシヒカリ新米3キロも
どうぞ、おたのしみに!


なお、上の写真は、これから
みなさんに送られるコシヒカリの種もみ。

コーヒー豆みたいな色をしていますが
これは、乾燥をふせぎ、
種の性能を長持ちさせるために
「鉄コーティング」しているからです。

さらに、ここから
素人にはちょっと難しい「芽出し」まで
藤田さんがやってくださるので
キットがとどいたら
土にまくだけで、芽が出てくるんですよ。

2015-04-04-

昨日にくらべて、
だいぶ大きくなりました。

まだまだちっちゃいですけど
こう見ると
苗の根本は太く、たくましく。


あまり写ってませんが
右端のほうからも
別の芽が顔を出していますね。

2015-04-03-

おはようございます。

4月3日、種まきから9日めの稲です。
朝、水やりに来てみると
ちいさな芽に、ちいさな朝つゆが。


このコップには
4粒くらい種をまいているんですが
ふつうより1ヶ月ほどはやく
種まきしているせいか、
ほかの種からは、まだ芽が出ません。

昨日より
確実に生長している芽を応援しつつ、
気長に待ちたいと思います。

今日は取材で郡山に向かっています。

自宅ベランダでお米を育てられる
「ちいさな田んぼキット」の販売ページは
こちらからどうぞ。

2015-04-02-

おはようございます。

4月2日、種まきから8日めの稲です。


監修役の藤田浩志さんによると
稲には「朝日」を当ててあげるのが
とてもいいそうです。

よく見ると
先端がふたつに割れています。

今日も、すくすく育ってねー。

ちいさな田んぼキットの販売ページは
こちらからどうぞ。

2015-04-01-

曇天模様の青山ですが
「ちいさな田んぼキット」チームから
定期レポートをお届けします。

昨日、めでたく顔を出した
ぼくらのカワイイ、ちっちゃな稲くん。
(通常より
 ひと月ほどはやく種まきしてます)

昨日の写真(左)と並べると
背の大きさはさほど変わらないものの、
茎が太くなってる気がします。


いいぞいいぞ。
どんどんぐんぐん、大きくなーれー。

なお、お申し込みいただいた
「ちいさな田んぼキット」
最適なタイミング、
つまり4月下旬から5月中旬に
「種まき」していただけるよう、
4月下旬以降の発送となります。

2015-03-31-

先週の木曜日に、
ひと月以上はやく「種まき」しましたが、
それから5日。

今朝、水をやりにいったら
なんともかわいらしい、ちいさな芽が
ちょこんと顔を出していました!


どうですか、見えます‥‥か?
かわいいでしょう?

去年、この段階で
こんなにうれしいものなのかーと
思ったものですが、
2回目でも、やっぱり、うれしい。

今日までやったことといえば
種をまいて、朝、水をやっただけです。
午後からは日の陰る場所ですが
なんのその、しっかり芽を出しました。

稲って、たくましいなあ。

このちっちゃなのが、
下の写真のような
青々とした、立派な稲に育っていって
やがて、その次の写真のような
豊かで、美味しい実りをもたらすんですね。




なんだか、すごく神秘的に感じます。

ちいさな田んぼキットは
こちらのページで販売していまーす。

2015-03-28-

週末の間、もちろん
「ほぼ日」オフィスに置いといても
平気なんですが、
何だか、少しかわいそうな気がして、
連れて帰ってきました。


監修役の藤田浩志さんによると、
朝日に当ててあげるのって、
とてもいいことらしいんです。

稲も生きているんだし、
リズムってあるんでしょうね。

来週あたり、芽を出すかな?


ちいさな田んぼキットのページはこちらからどうぞ。

2015-03-26-

福島県産コシヒカリを自宅で育てられる
「ちいさな田んぼキット」を販売してますが
ほんじつの東京・青山地方、
たいへんに気持よく晴れていたので
われわれ、たまらず、ひともふた足も先に、
「種まき」をしてみました。


(キットをお申し込みいただいたみなさんは
 もちろん、4月下旬以降に
 キットがお手元にとどいてからの種まきで
 じゅうぶんに間に合います、念のため)

キットに入っているものと同じですが
このような育苗コップに
コシヒカリの種を4〜5粒、
土の表面から
「6〜7ミリ(種もみ2つぶん)」の深さに
押しこみまして、お水をやります。


このまま日当たりの良いところに置いて、
お水を切らさないようにします。

じゃっかん
種まきのタイミングが早いのですが
たぶん数日から1週間くらいで
かわいい芽が土から顔を出すと思います。

これがですね‥‥
おどろくほどかわいくて、嬉しいんです。


あー、たのしみだ。
ときどき、レポートしていきますね。

みなさんも、よろしかったらぜひ。
キットは、こちらのページで販売中です。

2015-03-25-

藤田さんをめがけてやってきてくれた方、
福島の美味しいものを
たくさん買ってくださった方、
ふらっと入ってこられて
いろいろお話してくださった方、
本当にありがとうございました。


そして藤田さん、濱津会長、
お話、とてもたのしかったです! 

ぼくたちは今日、
今後の「ちいさな田んぼ」プロジェクトの
展開の仕方も、いろいろ相談しました。

参加いただいたみなさんにとって
秋の収穫まで
ずっと楽しめるような、
おもしろいアイディアがいろいろ出ました。

今後、ほぼ日のページや
公式facebookページなどもつくって
お知らせしていきますので
楽しみにしていてくださいね。

そうそう、「ちいさな田んぼキット」は
まだまだ販売中ですので
ご興味ある方、
ぜひトライしてみてください。

販売ページは、こちらです。