大哺乳類と
大人類、
対峙する。

川田伸一郎先生のギャラリーツアー中です。

「哺乳類は、生き残るうえで移動しました。
餌を追いかけたり、逃げたにするのにも、
動きは必要です。
この大哺乳類展２では、
哺乳類の動きに注目した展示になっています。

哺乳類は、水の中にも土の中にももぐります。
どんな環境にあったからだをもっているか、
骨を見ることでよくわかります」

「哺乳類の特徴は、
いろんなところに住んでいるということです。
哺乳類は、とにかく
いろんなところに進出した
これがいちばん重要なんです。

ここに展示してある、骨も剥製も、
同じグループのものを集めて
並べています。
あまり似ていないのに、
じつはおんなじグループだ、ということがある。
これが、そうです、
進化に関係があるんですよ」

ダーウィンですね！

川田伸一郎先生による、
ギャラリーツアーが
はじまりました！

さっき、みついリージャーが
教えてくれたんですけれども、
この、マッコウクジラさん。

おもてはたぶん模型なんですけど、
裏はホンモノの骨。
骨のないぶぶんが、
こんなにおおきいのかい？

どうやら顔の前のほうは
あぶららしい。

「あー、みんな、
友達だよ！」

哺乳類のイトイさんも
やってきましたよ。

「あのさ」

はい。

「骨は、痩せてるね」

そうですね。

剥製をさわれるコーナーで、
さわるみなさん。

「けっこうやわらかい」

「こっちはかたいー」

トラやあざらしを、
さわれることなんてないですもんね。

あっ！
あの、しろくまより大きいあいつ。
ものすごく気になる。

なになに？
ミナミゾウアザラシっていうの？
あんなんにバーン！てやられたら、
もうだめだ。

うぎゃわー！