スソさんとあるく「10人古墳部ツアー」

「古墳と山高帽」展の開催を記念して、
スソアキコさんといっしょに歩く
「10人古墳部ツアー」をテキスト中継でお届けします。
代官山からスタートして約3時間、
渋谷界隈をたっぷりと散策。
そうなんです、そのあたりにも
「古墳部活動」できる場所がたくさんあるのだそうです。
このレポートと同じ順路で、あなたもいかが?

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2015/10/18 14:47
きた! 人骨!

とうとうついに
われわれはされこうべに
出会いました。

恵比寿の方の貝塚から出土しました。
男性で35歳。
平均的な寿命だったようです。
手足を折り曲げた状態の
屈葬という方法で
埋葬されていたそうです。

 


 
2015/10/18 14:43
縄文時代・土偶の一部

この小さなものは何?
縄文は付いています。

粕谷さん曰く、
足の一部だそうです。
直結3センチくらいのものなので、
大きさが想像できますよね。

 



 
2015/10/18 14:39
縄文時代中期の土器。

こちらの二つは
鶯谷遺跡から出土したそうです。
粕谷さん曰く、
鶯谷遺跡は渋谷区でも
これ以上はないだろうという
大規模な遺跡だったそうです。
あのエリアだけで100件の
住居跡があったそうですよ。

住居跡にマンション。
昔からいい場所には人が
住んでたんですねえ。

 


 
2015/10/18 14:35
縄文時代前期の土器

今度こちらは、
縄文時代前期のもの。
白い部分は石膏で、失われた部分を
想像復元しているものです。
こちらは恵比寿の方にある
貝塚から出土したものだそうです。

 


 
2015/10/18 14:33
こんな使い方をします。

そして左端にある壺ふたつは、
こんなふうに積み重なって
使うものだそうです。

上の土器の底にあながあいています。
下の土器でお湯をわかして、
上にお米をいれて蒸す道具。
もうちょっと洗練されると、
甑(こしき)というものになるそうです。

弥生時代の米、
おいしかったのかしらー!

 


 
2015/10/18 14:33
ここにある土器は
同じ場所から。

このテーブルの上の
弥生式土器は、
まるっと同じ場所から
出土したものだそうです。

どうももしかしたら、
火事があって、
そのまま持ち出せずにいて、
その後放置されたために
保存状態がいいのではないか、
と、言われているそうです。

 



 
2015/10/18 14:32
弥生時代の土器

弥生時代の土器です。
ここまできちんと残っているのは
なかなかないそうです。

「すごいですねぇ! この紋様!
 明治大学に置いている
 弥生式土器もすごいんですけど、
 これはさらに上回るものだと思いました」

と、スソさんも大興奮。

鴬谷にマンションを建てるときに、
掘っていたら出てきたそうです。

 


 
2015/10/18 14:27
縄文時代早期の土器
撚糸文土器/鉢山町

先ほど通った猿楽第17番遺跡から
出てきたものだそうですよ。
さっきの光景を思い出しつつ
じっくり拝見。

撚糸文とは、よんで字のごとく、
撚った糸を土器におしつけて
文様をつけた土器です。
縄でなく糸というところがポイントですね。

これが、あそこからか〜。

スソさんいわく、
出土物は実際の場所を見ているか、
もしくは見てから出土場所にいくか、
どちらかをすると
本当にリアルに縄文を感じられるとのこと。
「古墳部の基本行動です。」
はは〜。了解です。

 


 
2015/10/18 14:21
旧石器時代ナイフ形石器と石刃です。

お次は石器です。
これを石器と判別するためには
やはり訓練が必要ですね。
これも、北青山で出土しました。

ナイフということは、
ナウマン象をさばいたのでしょうか。
ナウマン象、石器でさばくのは
けっこう大変だったのでは?
と、想像してしまいます。

 


 
2015/10/18 14:13
旧石器時代?ナウマン象の化石?/北青山

こちらは、
現在は国連大学などがある一角で
出土したナウマン象の化石です。
歯ですね。
でかいです。

ちなみに、原宿駅のほうでも
ナウマン象はみつかっていて、
こちらはおおよそ一頭分が
まるっとのこっていて、
10万年くらい前のものだそうです。

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