『岩田さん』
本にまつわる情報や感想。

nagata

この本でしか読めない
岩田さんのことば。

2019/09/26 20:39
『岩田さん』の書店発売から
2ヵ月が経とうとしています。
ひとつ、どこかで書こうと思っていた
エピソードがあって、
なんとなく書きそびれていたので、
今日はそれをお伝えします。
そんなにおおきなことじゃないんですけど。

お知らせしているように、
『岩田さん』という本は、
ほぼ日刊イトイ新聞に掲載されたコンテンツと、
任天堂の公式ページに掲載された
「社長が訊く」のなかから、
岩田さんのことばを再編集するかたちで
構成されています。

ですから、この本のなかに
岩田さんのまったく新しい発言というのは、
基本的にはありません。

対談を録音したデータを洗い直して、
未掲載の発言を掲載する、ということも、
やろうと思えば不可能ではなかったのですが、
岩田さんがチェックしていない発言を
本の中に掲載するというのは、
マナー違反だろうとぼくは思っていました。

しかし、じつは、この本のなかには、
この本でしか読めない岩田さんの発言があります。

すごく厳密にいうと、
「岩田さんにチェックしていただいたものの、
WEBには掲載しなかった発言」が、
ほぼ日のコンテンツにして
1ページ分あったのです。

それは、2007年に、ほぼ日に掲載された、
岩田さんの話を当時の乗組員たちが聞く、
という形式のコンテンツで、
その読み物は全11回で構成されているのですが、
ぎりぎりで掲載を見合わせた回があったのです。

内容は、岩田さんが、
当時の任天堂前社長である
山内溥さんについて語る回でした。

ぜんぶの回をまとめたとき、
この「山内さんを語る回」を、
ぼくは、掲載してもしなくても
どちらでも成り立つように全体を編集しました。
というのも、岩田さんが山内さんを語るというのは、
岩田さんの公式な振る舞いとしては、
かなりめずらしいことでしたから。
たぶん、掲載はむずかしいだろう。
しかし、それがとても惜しいほどおもしろい。

そこで、ぼくは岩田さんにその特別なパートを
「こういう回もつくってみたのですが
どうでしょう?」
という註釈つきでお見せしました。
岩田さんからのお返事はつぎのようなものでした。

すごくおもしろいですが、
やはり、いま対外的に出したいことでは
ありませんね、と。

そして岩田さんは、その後のやり取りのなかで、
また違うタイミングで掲載できたらいいですね、
というふうにもおっしゃいました。

いまあらためて読み返してみると、
岩田さんが語るその部分は、
やっぱり、とても、おもしろいんです。

そこでぼくは、この本の監修をしてくださった
任天堂の方にそのことを説明しました。
内容そのものには岩田さんの
チェックをいただいているということ。
できればこの本に掲載したいということ。

結果的に、任天堂のみなさんに、
内容も含めてご理解をいただき、
岩田さんが山内さんを語るその部分は、
じつに発言から12年ぶりに、
世の中に出ることになりました。

といっても、
ショッキングな内容ではまったくありません。
岩田さんが、山内さんのことを、
とても尊敬しているということが
しみじみと伝わってくるような発言です。
発言の内容自体は、おそらく他のメディアの
取材でもおっしゃったことがあると思います。
でも、やっぱり、とてもおもしろい。

その発言は、『岩田さん』の本のなかでは、
第四章「岩田さんが信じる人」の
121ページから124ページにかけて
掲載されています。

ぼくはこの部分、とても好きなんです。
とくに、いちばん最後の、
「いまの任天堂があるのって奇跡みたいなことなんだぜ」
というところの「だぜ」、というところが。

その他にも、宮本茂さんと糸井重里が
岩田さんを語る第六章は、まるまる新しい取材で、
この本でしか読めないところです。
「岩田さんの過去の発言はぜんぶ読んでる」という方も
ぜひ、読んでみてください。

長くなってしまいました。
『岩田さん』という本について、
いつか話そうと思っていたことを
お伝えいたしました。
nagata

八重洲ブックセンターの
小田川さんにご挨拶

2019/09/18 11:20
以前、ニンテンドーDS風の
個性的なPOPを紹介したこともある
八重洲ブックセンター本店さんに
ご挨拶に行ってきました。

おお、あちこちに『岩田さん』が!
ありがたいです。

なかでも目立つ位置に
レイアウトされているのが
2階のビジネス売り場。
あのPOPもここに展示されています。

あらためてご紹介します、
つくってくださったのは、
小田川さんです!
どうもありがとうございます!

「よい本ですし、
まだまだ広くディスプレイして
手にとってもらえるようにしたいですね」
と小田川さん。
どうもありがとうございます!
今後ともよろしくお願いしますー。

新しくPOP制作の相談もしました。
また来ますねー。
nagata

7万部です。

2019/09/09 10:37
おかげさまで『岩田さん』、
とても多くの人に読まれています。

このたび、第3刷ができあがりまして、
合計で7万部の発行となりました。
長く読まれてほしいと思っています。

まだ読まれていない方、
ぜひ、手にとってみてください。
Kindle版も発売中です。
nagata

「岩田さん」の動画、できました。

2019/09/02 11:24
「岩田さん」の本を
簡単に紹介する動画をつくりました。

音楽は『MOTHER3』のサウンドを
全面的に手掛けた
酒井省吾さんにお願いしました。
なんと、書き下ろしの新曲です!

映像を通じてたくさんの人に
「岩田さん」が届けばいいなと思ってます。
引き続き、どうぞよろしくお願いします。
masafumi.koja

浦和蔦屋書店さん、続報。

2019/08/27 22:10
浦和駅改札を出てすぐの駅ナカ書店、
浦和蔦屋書店さん、
あらためてのぞいてみたら、なんと!

ビジネス書ランキングで、
なんとBEST1!
一位です!
おおお、うれしい!

スタッフの吉見さんからは、
「岩田さんのファンで、
『岩田さん』刊行予定を見たときから、
売らなきゃいけないと思っていました。」
と、うれしすぎるコメントもいただきました。
ありがとうございます!

引き続き、よろしくおねがいします〜。
nagata

王様のブランチで

2019/08/27 15:54
先週の土曜日のことになりますが、
『岩田さん』が
テレビで取り上げられました!

土曜日の情報番組といえばこれ、
「王様のブランチ」です。
番組のスタッフのかたから
取り上げるという情報を
いただいてはいたのですが、
本当かなあ、と思って観てました、ら!

おおお、ほんとだ!
うれしいですねーーー。

少しでも多くの方に届きますように。
「観たよ!」という報告をくださった方、
どうもありがとうございました。
nagata

たくさんの声が

2019/08/19 09:19
発売後、たくさんの方が
SNSなどで『岩田さん』の
感想を書いてくださっています。

本の感想を共有するサイト、
「ブクログ」や「読書メーター」でも
たくさんのレビューが書かれています。
どれも思いのこもったものばかりで
とてもうれしいです。
どうもありがとうございます!

・ブクログの感想はこちら

・読書メーターの感想はこちら
nagata

日経新聞で糸井重里が
岩田さんを語ってます

2019/08/17 23:10
日本経済新聞のウェブサイトで
糸井重里が岩田さんについて
語っています。

テーマは、
「年上の部下を使いこなす秘訣」。
「弟型リーダーシップについて」。
記事はこちらです

ピンと来た方も
いらっしゃるかと思いますが、
岩田さんの「弟」の側面というのは、
書籍『岩田さん』のなかで
糸井が語っていることです。

本の発売をきっかけにして
実現したこの記事は、
『岩田さん』という本の持つ
ビジネス書としての面を
クローズアップしていきます。

日経のウェブサイトは
会員登録が必要なのですが
(無料の登録もあります)、
興味深い記事ですので、
ぜひご一読ください!
nagata

紙でもKindleでも

2019/08/15 12:54
『岩田さん』はKindle版もあります。
電子書籍派のひともぜひどうぞ、
というのは先日ご紹介しました。

さて、もうひとつ、小さなお知らせを。
Amazonでの販売ページが
これまでは紙の本とKindleで、
分かれていたのですが、
このたび、ひとつのページに統合されました。

紙の本にするか、Kindleで読むか、
ボタンひとつで選べます。
こちらのページからどうぞー。

そして、ご覧ください。
レビューも最高評価がたくさん!
ランキングも現時点(8月15日13時)で
Amazon総合ランキング6位まで
上がってきました。
ありがとうございます!
mogi

2刷!

2019/08/14 16:54
先日、『岩田さん』の
2刷が手元にやってまいりました。

7月11日に受付を開始したのち、
初版はほぼ出払ってしまい、
先日、8月9日に、
倉庫には2刷目が到着していました。

2刷になるとなにが違うって、
この、「奥付」といわれる最後のページが
ちょっとだけかわっています。
1行ふえているのです。
ただ、3刷になると3行になるわけじゃなくて、
2刷のところが3になって、
日付がかわるだけなので、以降はずっと2行です。
他の会社はどうしているかわかりませんが、
ほぼ日で出版されるものはそうなっています。
世の中に出回っている書籍、
昔から人気の絵本などは、
100刷を超えているものもあります。
それは、書籍の仕事をしているものの夢です。

ちなみに、書籍の奥付の日付を
いつにするかについては、
法律上のきめごとがあるわけではないので、
ほぼ日では、発売日や納品日に近い
任意の日付を記載しているのです。

7月27日はMOTHERの発売日でした〜。