路面電車、来たよ！

ひぐ「見送ります」

見送る！

日が傾きはじめ、
風がだんだん冷たくなってきました。

路面電車の電停で、
ひぐは身を縮こめて
じっとしています。

麒麟です。

孔子廟にいました。
雄の麒（き）と雌の麟（りん）が
いるそうです。

ひぐ「そうそう！
『十二国記』に出てきました」

大浦天主堂を出たあとは、
路面電車がとおる大通りの
反対側にわたって、
「長崎孔子廟」へ。

洋館建築が並ぶ街並みから
雰囲気ががらりと変わります。

ひぐ「離れてみると思います、
面白い街だなあって」

ほんとうに。

続いてひぐは、
大浦天主堂に案内してくれました。

見上げたときの荘厳さ、
内側から見る美しいステンドグラス。
（建物内は撮影禁止です）

それらと、
天主堂を出たときに
目に入る景色のギャップが
印象的でした。

眼鏡橋でした。
ひぐ「晴れててよかった、
きょうはめがねがきれいに見える」

「日本三大名橋」のひとつで、
現存最古のアーチ型石橋なのだそうです。

お、あれは‥‥

お腹が満たされたなあ、
と歩いていたら、
ひぐ「ここ降りましょうか」
川にそのまま入りそうな勢いで
ぐんぐんと進むひぐについていくと‥‥

ここからは、
プレゼンツ、
長崎観光の時間です。

お昼ごはんは「吉宗」。
「よしむね」じゃないんだね。

ひぐ「『よっそう』です。
由来は知らない‥‥。
地元にいたときは
家族でたまに来てましたよ」

地元の人も行くお店を
選んでくれたのがうれしい。

ひぐ「そう、この味！」

蒸寿しと大きな茶碗蒸し。
茶碗蒸しは
ふたをあけるとあごだしの香りがして、
するすると食べられます。
かぶのつけものも、
とてもおいしかった！

下足番の人がいて、帳場でお金を払う、
風情あるお店。

長崎は少し風がひんやりしていましたが、
体があったまりました！

まだまだいくらでもいられそうな
石丸文行堂さんをでまして、
歩いてすぐの吉宗へ来ました。

「よっそう」と読みます。
久々に来ましたが、ここの茶碗蒸しが
好きなんですよね〜

建物も渋いのです。

はーー、たまごが緩くてお出汁を
飲んでるみたい。今日の長崎は
最高気温10℃と寒いのであったまるー