鴨さんに誘われて、北海道に本を売りに行く。

浅生鴨さんが言ったのです。
「みんなで北海道に本を売りに行きましょう!」と。
1年前に発生した北海道胆振東部地震のあと、
もう大丈夫だよというアピールのため、
北海道の魅力をツイートしながら旅をする
「FUKKOツイート旅」という
キャンペーンがはじまりました。
そこに乗っかって我々も北海道に行きましょう、
と鴨さんが言うから、行くことにしました。
メンバーは、浅生鴨、古賀史健、田中泰延、
途中参加の幡野広志、そして永田泰大という、
例の「書くことの尽きない面々+写真家」です。
どこで何をどうするのか細かいことは
正直ほんとにわかってないけど、
まぁ、なんとかなるでしょう。
珍道中に決まってる。テキスト中継します。
nagata

いつかまた!

2019/09/11 00:05
2日間、読んでいただき、
どうもありがとうございました!
ぜんぶは読んでなくても
もちろん、ありがとうございます。

イベントに来てくださったみなさん、
ありがとうございました。
来ようとしてくださった方も、
ありがとうございます!

鴨さん、泰延さん、古賀さん、
幡野さん、ありがとうございました。
(もちろんお気づきかと思いますが、
最後のほうの投稿でつかってる写真は
すべて幡野さんが撮ったものです。)

手伝ってくださった方、
どうもありがとうございます!
たのしかったですねー。

おもしろくてたのしかった
北海道への旅を
このあたりで終わりにします。
いつかまた、
どこかでお会いできたら。

ありがとうございました!


 お わ り 。
nagata

リアルで会う。

2019/09/10 23:59
鴨さんに誘われて、
ぼくらも行ってきました。
北海道に。十勝に。帯広に。
この中継をご覧になったみなさんは
とっくにご存知のように、
ぼくら、ちっとも役に立ってません。
ただ、おもしろくたのしく過ごして、
おいしいものを食べていただけです。

いろんな人の、やることを
増やしてしまったかもしれません。
でも、ほんと、たのしかったです。

ほんとは、被災地だとか、
そういうこととはあんまり関係なく、
人は、人のやることを増やしに、
どんどん会いに行っていいのかもしれません。

そういえばほぼ日もこの5年くらいで
ずいぶん「リアルで会う」
ということが増えました。
いま、そういうことを、いろんな人が
互いに求めているのかもしれません。
そして、リアルで会うために、
リアルじゃないネットのちからは、
とても便利にはたらきますからね。
nagata

鴨さんが行くのは。

2019/09/10 23:55
しばらく考えて、鴨さんは言いました。
まず「なんでだろう」と。
たぶん、それは単純な理由ではなくて、
いくつかのことが重なって、
しかもそのときどきによって
行く理由も微妙に変わるのでしょう。
彼がいろいろことばを選びながら
言ったのは、つぎのようなことでした。

「まず、行くことのなかった場所に
ぼくが行ける、ということがありますよね。
あと、行くと、よろこばれることが多い。
それはぼくだからというわけではなく、
人が行くと、よろこばれますから。

ぼくが行って、復興に役立つとは思いません。
むしろ、ぼくはなんの役にも立たない。
あの、ぼくは、いつも、
旅に出るとこういう感じですから(笑)、
危なっかしくて、みんなが助けてくれる。

そうですね、だから、いちばんの理由は、
ぼくが行くと、みんなに
『やることができる』ということかもしれない。
やることがないのって、いやじゃないですか。

もてなしてくれる人、教えてくれる人、
迎えてくれる人、会いに来てくれる人、
みんなにやることがふえるから、
ぼくは役に立たないのに、
役に立たないからこそ、
行くのかもしれません」
nagata

最後にこの旅のこと。

2019/09/10 23:46
この旅のきっかけは浅生鴨さんでした。
鴨さんが、北海道へ本を売りに行きませんか?
とぼくらを誘ったのです。
その背景には1年前の
北海道胆振東部地震がありました。

鴨さんは、なにか大きな災害があると、
しばらくしてからその被災地へ行きます。
大げさになにか言うことはありません。
(こうやってわざわざぼくが言うことも、
ほんとは本意ではないでしょう)

熊本で大きな地震があったとき、
広島で水害があったとき、
そしてこの北海道、
東日本大震災のあとは
女川に民間のラジオ局をつくりました。
また、阪神淡路大震災では
彼自身が被災した経験を持ちます。

旅の最後に、ひょいと聞いてみました。
かき揚げ丼を食べながら
みんなでおしゃべりしているときに。
「鴨さんは、なんで被災地に行くの?」と。
nagata

北海道への旅。

2019/09/10 23:34
あの地震から1年後の北海道へ、
とくに何をしようということもなく、
名目だけは「本を売る」ということにして、
実際、たくさんの本を売って、
たくさんの人たちと会って話して、
なんだかとてもたのしかった。

いつも思うんです。
こういうことをやったあとに。

やる前にやるべきだと
はっきりわかってることなんてないし、
なんで行ったの? と訊かれたら
答えに困っちゃうと思うけど、
でも、やってよかったなぁ、と。

充実の二日間でした。
おもしろかったー。
nagata

帰ってきましたー!

2019/09/10 23:31
東京、羽田空港到着です。
ただいまー。

ああー、すごい二日間だった。
たしか台風ではじまって、
いろいろキャンセルしたり
遠回りしたりして、
着いたらとてもいい天気で、
なんだっけ、食べて、笑って、
ああ、なんだか
とてもたのしかったです。
nagata

さよならー

2019/09/10 20:11
出発です。
さよなら、北海道ー。
また来たいです、
十勝、帯広ー。
nagata

幡野さん、またねー

2019/09/10 19:43
ぼちぼち出発です。
我々は搭乗口へ。
幡野さんは延泊するので
ここでお別れです。

またねーー!
たのしかったですねー!

ちょっと切ないですね。
また遊びましょうー。
nagata

おみやげを

2019/09/10 19:39
出発の前に売店に寄ったら、
思いのほか買ってしまいました。
北海道のおみやげ、ヤバい。
たくさん買っちゃう。
差し入れと合わせて
おみやげたくさん!
nagata

ご飯だ!

2019/09/10 19:16
離陸の時間が迫ってきました。
北海道で最後の食事です。
ぼくは十勝のゆりねを
たっぷりつかった
かき揚げ丼にしました!

泰延さんと幡野さんも
かき揚げ丼。
古賀さんはサーモンサラダ丼。

鴨さんは‥‥‥‥ホットコーヒー。
そう。ホットコーヒー。うん。