2025.4.10（シジュ）の日 宇宙の鳥、宇宙の猫に会いにいく。

ミュージアムショップの
グッズも、
めちゃクール！

「この猫、宇宙に還るんだよ」

えっ。そうなの？！

「今年の夏、宇宙打ち上げプロジェクトの
一員となって、
この猫たちは、実際に宇宙に行くの」

すごい。
宇宙に行くんだ！

あのね、シジュも
宇宙に還ったことがあるんだよ、

「そうなの？」

うん、ゴミの宇宙船で。

「ゴミの？」

うん。

カワサキさん
「シジュちゃん、ここにある作品、
どこかで見たことない？」

ある‥‥気がする。
モネの睡蓮にモンドリアン、
レオナルドダヴィンチふう、
そしてデュシャン‥‥？

「そうそう。
実はこれ、猫たちが大昔に描いたんだよ。
これらに人間たちが影響を受けて、
後世にさまさまな芸術作品を作ったという
順番なわけ」

そそそ、そうなんだ。

「でも実際には、これは
ヤノベケンジさんが
AIを使って作った作品なんです」

へーぇ。AIの絵かぁ！

「そう。宇宙の猫でも、AIでも、
少し考えれば、同じことですよね」

‥‥あ、順番は、ちがうけど。

「人間以外の、いわば、
地球外の生物が」

人間に影響を与えたか、
与えられたかで、
人間以外のものが作った
アート作品。

ぐええええ。
頭がぐるぐるするぅ。

「してきた？
ふふふふ。じゃあもっと、
ぐるぐるしに行こう」

話がはずむ、
カワサキさんとシジュ。

「シジュちゃん、ここに
鳥もいるよ」

ホントだ。
小さいけれども、千鳥。
しかも、螺鈿？　螺鈿細工？

「そうだよ、よくわかるね、
くわしいね」

鳥はこう見えて工芸にも興味あるんだジュ。

お掃除ロボットの、
宇宙猫たーん！
（実際に動いてる）

ほら、あそこにも、
宇宙猫たん！

展示のいろんなところに、
猫たんがいるよ、
みんな見にきたほうがいいよ、
かわいいょぉぉおう！

シジュは岡本太郎ファンだったので、
ヤノベケンジさんのこと、
とても気になっていたんだジュ。
ここでこうしてまとめて
ヤノベさんの作品を見ることができて、
じつはすごく感激しているだジュ。

ヤノベさんは「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに
大型彫刻作品を制作している芸術家。
インパクトとユーモアがあって余韻が長い、
すごい作品を作ってる人なんだジュ。

でね、この猫ちゃんね、
なんでだか、ジッパーあるんだよ。

シジュもなんでだか、
背中にジッパーあるんだよ。
おそろいだね。