すぐにおいしいジャムになる、不思議なりんごを追いかけて。ブラムリー探検隊

sugano

最初は生で食べてみた

2022/09/13 16:39
和枝さん
「『すっぱい林檎の専門店。』さんにも、
最初はほかの用事で
遊びにうかがったんです。
そのとき、藤野さんに、
イギリスのものでこんなりんごがあります、
調理用なんですよ、
と、ブラムリーを分けていただきました。

最初は当然、生で食べてみました(笑)。
すっぱくてね。
でも、イギリスでは肉料理に使うということで、
斉吉でもいろいろ試してみることにしました。

たしかに、豚肉のソテーに合わせると、すごくいい。
でも、分量や火入れの仕方など、
あんばいが難しいな、と思ったんです。

次にジャムにしてみました。
最初は当然、鍋でつくりました。
とてもおいしいけれども、
あまりにもあっという間にくずれてしまって、
これも逆に難しいのかもしれない。
そこで、レンジです。

砂糖とレンジ。かんたんです。
ブラムリーの、すぐにくずれる特徴も活かせます。
これなら、お客さまにも、
よろこんでいただけるでしょう。
そう思って、ブラムリーを
『生鮮便』でご紹介することになりました」

そのときの斉吉さんのレンジレシピのおかげで、
私たちのブラムリーの感動が
沸点に達したといえます。
だって、ジャムってすでに
ハードルが高いですから。

和枝さん
「ですよね。でもね、料理って意外と、
あっさりかんたんにできるものなんですよ。
みなさんが思っている以上に」
sugano

実際に食べていただけるのか?

2022/09/13 16:29
いいものだからといって、
斉吉さんがオンラインショップで扱うとは限らない。
では、ポイントは?

かなえさん
「ポイントは、ただひとつ。
うちのお客さんに合うだろうか、
ということなんです。
家にこれが届いて、納得いただけるかな?
それをおもに考えます」

和枝さん
「量が扱いづらいもの、
届いて処理に困るようなものがあれば、
斉吉でなんとか工夫できないか、検討します。
生産者さんに、
『もう少し小分けにできませんか』
と、ご相談することもあります。

そして、重要なのは調理法です。
いくらおいしいものが届いても、
お料理のハードルが高いものは、
実際に使っていただけません。

ですから、斉吉のチームでは、まず、
『だまって買う』
『これは、おいしいね!』
『料理、アレンジをやってみる』
『これならお客さまに使っていただける』
というところまでやって、はじめて、
生産者さんにご連絡して、アポを取ります」

だから、ブラムリーも、
電子レンジ法が、前面に!

「そうなんです」
sugano

おいしいからといって、扱うとは限らない

2022/09/13 16:20
かなえさん
「生鮮便は火(冷蔵)と土(冷凍)、
東北おいしい村は月にいちど、
やるようになってきたので、
どんどんと『喉が渇くように』
おいしいものを探すようになりました」

どうやって探しているのですか?
農家さんやお店の横のつながりで、
紹介が多いのでしょうか。

和枝さん
「いえ、たまに紹介はありますけど、
ほとんどが、直接食べて見つけています」

えっ。お取り寄せで?

かなえさん
「通販で買うこともありますが、
多くは、お店に買いにいって食べます。
だから扱うまでに旬が終わってしまって
『また来年に』ということもよくあります」

和枝さん
「でも、おいしい、いいものだからといって、
斉吉が取り扱うかどうか、というのは、
また別の話になるんですよ」

どういうことですか。
sugano

とれたてのものには力がある

2022/09/13 16:05
かなえさん
「コロナの緊急事態宣言が出て、
私たちは東京や大阪などの
催事に出かけられなくなった時期がありました。
お客さまから、次いつ来るのか、
買いものに外に出られなくなったんだよ、
という声が届きはじめました」

たしかに、ひところは
デパートも閉まっていました。

和枝さん
「それに加え、私はちょっと前から
考えていたことがありました。
催事などで東京や大阪に行くと、
お店にならんでいるものが、
ちゃんと流通に乗るような野菜や肉ばかりだな、と。
ときには『ちょっと日が経ってしまってるな』と
感じるものも並んでいました。
出張がつづくと、
ちょっと体調を崩すこともあったんです。

それでなくても、コロナで
自由に食べられないときでしょう、
みなさん、何をめしあがっているのかなぁと
ずっとずっと思っていました。

このような時期でも、
とれざかりのものをめしあがったら、
元気になってくださるのではないか。
そう思って、
『生鮮便』や『東北おいしい村』をはじめたのです」

かなえさん
「だから、最初の頃は、
トマトと、きゅうりと、魚の切り身、
そんなかんたんなものばかりでした。
とりあえず欲しい方に届くようにと
30セットくらいからはじめたのです」
sugano

喉が渇くほどほしい

2022/09/13 15:56
和枝さん
「私たち、とにかくいつも、
のどが渇いているかのように、
おいしいものを求めているんです」

のどが、乾くように!
sugano

斉吉さんの通販とは

2022/09/13 15:47
斉吉さんのオンラインショップでは、
「金のさんま」や「海鮮丼」など
斉吉のオリジナルのお惣菜が
もともと販売されていました。
しかし、
(私から見れば)いつのまにか、
「生鮮便」や「東北おいしい村」
「とどく酒たび」など、
東北をはじめとするほかのお店のおいしいものや
名生産者さんがつくっている
希少な作物をフレッシュなまま
届けるシリーズがはじまっていました。

かなえさん
「そもそも、これがはじまったのは、
コロナがきっかけなんです」

そうだったんですか。
sugano

おいしいものを探す力

2022/09/13 15:41
斉吉さんは、どうして
今回の「ブラムリー」 のような、
おいしいものを探せるのか? 
(ブラムリーのほかにも、
桃やまいたけやパンなど、
びっくりするようなおいしいものを
斉吉さんはいつも取り扱うのです)
東北じゅうに張り巡らされた
おいしいネットワークのようなものがあるのか?
教えてほしいと思って、
かずえさんとかなえさんに訊いてみます。

どうやっておいしいものを探すのですか?
sugano

まずは感謝をお伝えします

2022/09/13 15:14
なんといっても
このたびのブラムリー企画は、
斉吉の和枝さんが
私たちに教えてくださらなければ、
なかったことです。

私がブラムリーの存在を
はじめて知ったのは、
斉吉さんの生鮮便でした。

和枝さん、
私たちにブラムリーを教えてくださって、
ありがとうございます。
sugano

和枝さんとかなえさん

2022/09/13 15:02
緑の中の邸宅は、
斉吉の「鼎店」
なかには、斉吉の
和枝さんとかなえさんが
待っていてくださいました。
sugano

サユミちゃんありがとう

2022/09/13 14:37
ここまで送ってくれた、
サユミちゃん、ありがとう。
煮干Tなのになんだか森の妖精みたいになってるよ。
また、すぐ会える気がするよ。
だってサユミプロは、明日私たちが伺う予定の
「すっぱい林檎の専門店。」さんの
ロゴのイラストを描いてもいるんだもの。

またね、サユミちゃん!