りんご探検隊、りんごを狩って、運びます。

ほぼ日の「探検隊」の3人は、
おいしいりんごがなる地に出かけていきます。
りんご園の方にご指導いただきながら、
11月26日(金)に、おいしい「ふじ」を収穫し、
福島から採れたてを、みなさんのもとへ運びます。
ほぼ日曜日「りんご狩りかもしれない展」の
準備のようすをお伝えしたり、
りんごの魅力を語りあったり、
いろんな道草をしながら、
ゴールの渋谷PARCOまで、テキスト中継。
真っ赤な実、秋のよろこび、満喫します!

渋谷PARCO「ほぼ日曜日」で開催!りんご狩りかもしれない展2021年11月19日(金)- 12月5日(日)
sugano

なぜいま、りんごなのか。

2021/11/11 19:03
みなさん、こんにちは。
ほぼ日のと申します。

私は、フルーツが好きです。
いちばん好きなものは「りんご」と言いたいところですが、
あまり決めつけないでおこうと思っています。
いちごも、桃も、ぶどうも、マンゴーも、
パンションフルーツも、キウイも、パイナップルも、
ブルーンも、さくらんぼも、ポメロも、みかんも、
バナナも、パパイヤも、みんなおいしいですから。
フルーツパーラーに入ったら、
必ずりんごパフェをオーダーするかというと、
そんなこともありません。
ケーキ屋さんでも、
アップルパイやタルトタタン、
アップルクーヘンだけでなく、
いろんなフルーツの入ったタルトやケーキを選びます。

しかし、消費数を比率で捉えると、
私は圧倒的に、りんごを食べています。
ほかのくだものは足元におよばず、
少なく見積もって年間100りんごは
食べていると思います。

なぜ、そんなにりんごを食べるのか。
理由はよくわかっていないのですが、
例えば通りがかりのスーパーの店頭に
りんごが陳列されているのが目に入ると、
私は手がふるえてくるのです。

出張先でりんごを食べずにいたとき、
板尾創路さんといっしょに
とつぜんお店にかけこんで買い
車に戻ってそのままかぶりついたこともあります。

たぶん、好きでしょうがないのです。
何がって。りんごがです。
いまこの原稿を書いていてもたまらん食べたいです。
さっき食べたばっかりなのに。

まずは、あの見た目。赤い見た目。
みなさん、生まれてはじめて絵に描いた
くだものはりんごでしょう。
バナナでしょうか。バナナな気もします。

そしてあのかおり。
さりげなくさわやかであまい。
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を読んだことはありますか。
かっこいい男の子が汽車の車両に来た登場シーンで
苹果(りんご)のようなかおりがした、という
表現があるのです。
ナイスオーラの持ち主のかおりを、
賢治はりんごにたとえたのです。
そして、古くはアダムとイブ、林檎殺人事件、
レコードのアップル、PCやiPhoneのアップル、
椎名林檎さん、リンゴスターさん、
みなさんリンゴファンでしょう。
(わかりづらいおとぼけをまぜてすみません)

まるごとかじってもギリギリ滴り落ちない、
さりげないジューシーさも、りんごのいいところです。
シャリッパリッという音。自分の歯が丈夫なあかしです。
そして、なんといっても、
水でシャッと洗えば、包丁不要、
まるごと皮ごと食べられるところが最大の魅力です。
芯は種はやむなく捨てますが、それだけです。

私が高校時代に、アゴがはずれたことがあるのは、
たぶんりんごをまるごと食べすぎたからでしょう。
それ以来、包丁が身近にあるときには、
りんごを輪切りにして食べることが多いです。
「え? くし切りじゃないの?」
そんな声も聞こえてきます。
くし形に切るのもよいのですが、
なにせすぐにでも食べたいので、
くしに切っている我の包丁使いがまどろっこしいのです。
それに、りんごは皮ごと食べるのが基本なので、
くし形切りで皮をむいたり、ウサちゃんにしたりしません。
およそ1cm幅で輪切りにするのが、
アゴがはずれなくておすすめです。
りんごの輪切りをやったことがない方、
いらっしゃいましたら、
ぜひ今日やってみてください。
ほんとうに、まな板から素手ですぐ食べられますから。
そして、輪切りのほうが味もおいしい気がします。

11月19日から
渋谷PARCOの「ほぼ日曜日」で
「りんご狩りかもしれない展」
開催されることになりました。

これまではちみつやフルーツで
さまざまな「探検」をしてきた、
ほぼ日の探検隊の3人が、
生りんごの捜索や仕入れを担当することになりました。
11月26日(金)には福島の
フルーツファームカトウさんで、
吟壌りんごの「ふじ」を収穫して
(ふじ収穫の初日にうかがいます)、
渋谷PARCOまで3人が運ぶことになりました。
おいしいのを持ってきますよ! がんばります。

ご存知かもしれないのですが、
りんごの旬は、あんがい短いのです。

りんごは、9月あたりからそれぞれの地域で
じまんの品種が次々とお目見えするのですが、
11月〜12月は、
りんごのPOPキングといっていいでしょう、
「ふじ」が旬を迎えるのです。
いま、です、いま! 
sugano

りんごが好きな方、ぜひメールください!

2021/11/11 18:21
泊まる宿はりんごの宿、
旅に出ても日程のどこかにりんご狩り、
温泉に行けばりんごの足湯、
旅先で撮る写真は、
海外でも日本でも、
市場に並ぶりんごです。
お弁当のデザートはりんご、
具合の悪いときのホテルのバイキングはりんご、
やる気のないときの食事もりんご、
体調のいいときも悪いときも、
おみやげもお歳暮もりんご、
とにかくりんごが好きな私ですが、
専門家ではなく、ただ好きなだけです。
りんごを育てたこともありません。

好きな品種は、
ふじ(酸味と甘味のバランス、歯ざわりが王様です!)、
紅玉(赤くてかわいくてまるごと食べるのが好き)、
北斗(甘みとかおりが最高)、
ブラムリー(ジャムにすると限りなく食べられる)、
もりのかがやき(いい感じの甘さ、こりゃケーキだよ)、
秋映(出はじめの歓び、独特の色とかおりに悶絶)。
すべての品種を食べたわけでは
もちろんありませんし、
全農さんのnoteによると世界で15000種だそうです!)
なんなら、どんな品種もおいしい。
りんごが好きだから、
りんごハードルがめちゃめちゃ低いです。

りんごをしょっぱい料理に使うのも好きです。
日が経ってしまって少しぼそっとしたりんごを、
おろし金ですってソースにしたりします。
しかし最近は、りんごを豚肉で巻いて焼いたりする
大胆料理もこなしています。
この「りんごの豚肉巻き」は、
お醤油をたらすだけで、
照り焼きみたいになって、おいしいですよ。
(この投稿のいちばん最後の写真がそれです)

私はりんごファンであり、くわしいわけではないので、
今回の「りんご狩りかもしれない展」をきっかけに、
りんご好きのみなさんとつながりたいと思っています。
意見交換もしたいし、おいしいりんご情報や、
お料理メニューやおいしいお菓子のことなど、
なんでも知りたい。
知りたい知りたい!

19日からはじまる「りんご狩りかもしれない展」
(入場は無料です。生のりんごはもちろん、
りんごのお菓子やかわいいオリジナルグッズもあります)
訪れてくださったみなさん、
感じたことや思ったこと、
ご意見などもいただきたく思っています。
いまだ開催していないうちからこんなことをいうのは
おかしいですけれども、
できれば来年も‥‥やりたいのです。
そのときにむけて、いただいたご意見を参考に、
りんごワールドをみなさんで
ふくらませていきたいと思います。

りんごファンのみなさん、
ぜひメールをいただければうれしいです。
(このコーナーでご紹介することもありますので、
ぜひハンドルネームを添えてメールください)

よろしくお願いいたします。

これから19日までの1週間は、
りんごの話題や「りんご狩りかもしれない展」の
ご紹介をときどき更新していきます。
19日の「りんご狩りかもしれない展」のオープンには、
もちろん探検隊それぞれも行きます。

りんご探検隊が福島に行く、
りんご収穫テキスト中継は
11月26日(金)です!