りんご探検隊

減った。
腹が減った。
りんごはおなかにたまらない。

だからさっき、
こっそりカトウ監督に聞いておいた
おいしいラーメン屋さんに来ました！

ゆを味わった体に、
福島のつめたい風が
気持ちよく通ります。

「温泉入ったら、腹が減りましたね」

ゆ探検アフターの私たちです。

いいゆだった。
45度の浴槽のほうに入って
肌がまっかっかのりんごになったけど、
なんか、すっきり！！
ゆ、いい！！

ゆ探検ビフォーの私たち。

ゆ探検隊のリーダーは、
ふだんは奥ゆかしい方ですが、
ゆの場合のみ、
銭湯だけに先頭をずんずん歩く。

「渋谷の閉店にまにあわないんじゃないですか」
というか弱い隊員の声は届かない。

「いくつも温泉がありますよ、
切温泉か、波来温泉。
波来って字がいいなぁ！」

ゆ探検隊、
まさかの「文字」で、ゆを判断！

「ゆ探検隊」のリーダーは
言わずもがな、たぐちゃんです。

「ああ、温泉街だ、温泉街」

キレのあるハンドルさばきで
車を走らせること数分、
私たちは駐車場で降ろされました。

りんご探検隊は、これから
「フルーツ探検隊」「はちみつ探検隊」でも恒例の、
突然「ゆ」を探検する、
「ゆ探検隊」に変貌します。

フルーツファームカトウを
後にしました。
運転はたぐちゃんです。
ちょっと様子がおかしいです。
ハンドルのキレがよすぎる。

「今日、なんの日か知ってます？」

「んん？　11月26日‥‥？」

「イイフロの日なんすよねぇ‥‥」

とれたてのみずみずしい
吟壌りんごを
トランクに詰めまして。