今日、駅前のおおきなスーパーが
「今日から営業時間を１時間のばします」
という張り紙を出していました。

スーパーは、緊急事態宣言下にあっても、
毎日たくさんのものを仕入れて、
私たちの食卓をにぎやかにしてくれました。
ときに欠品があっても、
次に行ったときには多めに補充されていたりして、
品ぞろえの端々に、勝手に
思いやりを感じられずにはいられませんでした。

スーパーのみなさん、ほんとうにありがとうございます。
昨日までの2ヶ月間、私は
スーパーマーケットに生かされていた、と言ってもいいです。

お客さんたちも、お互い通路をゆずりあったりして、
時間をかけて買物をしないようにはしていたけど、
スーパーに通う時間はたのしかったです。

そのスーパーが今日、
さっそく営業時間をのばしているのを見て、
あともどりをしないように気をつけなくちゃ、と、
私は背筋がのびました。

今日はラッシュにぶつからないように、時差通勤。

今日再オープンした渋谷PARCO入口にも
列ができていました。
4階の「ほぼ日カルチャん」も、さっそく始業しています。

ほぼ日のオフィスです。
先週までは、基本在宅勤務で、
必要がある人だけ出社していたのですが、
今日から、出社する人がけっこう増えました。

しかし、どうでしょう、
埋まっている席は３割くらいかな。

いまは出社とリモートワークを
部署や各自の判断で選択している時期です。
はっきり言っているのは、
手洗い、密をさける、そして、
「通勤ラッシュの時間は避けましょう」
ということです。

東京都の非常事態宣言は
５月25日に解除されました。
月もあらたまって、今日から６月です。
ひさしぶりに、今日から外へ出ます、
という人も多いのではないでしょうか。

私たちほぼ日も、今日から少しずつ、
出社に切り替わっていくと思います。
長かったですね、この２ヵ月。

といってもまだ街はもとのようではなく、
そもそも、新型コロナウイルスは
なくなったわけではありません。

多くの人がいうように、私たちは、
新しい日常に、戻っていくのでしょう。

外出の自粛がはじまった４月初旬、
ほぼ日の乗組員は申し合わせて
全員でほぼ日手帳をつけはじめました。
ふつうではない日々をことばにしていくことは、
うまくいえませんが、とても大切なことだったと
いま、私たちは思っています。

同じような意味で、私たちの生活や、東京の街が、
こんなふうに新しくはじまっていくということを
記録しておいたほうがいいように思いました。

あっという間にもとの賑わいを取り戻すのか、
ぜんぜん違う景色に様変わりするのか、
まったくわかりません。

少しずつ戻っていく日常を、
ここに記していこうと思います。
６月６日はほぼ日の創刊記念日ですから、
すくなくともそこまで続けてみます。

すごく地味な読みものになるかも？
私たちにもどうなるかほんとうにわかりません。
とにかく、はじめてみます。
たぶん、なかなか経験できないことだと思うので。
どうぞ、よろしくお願いします。