ここが、河野さんがいつもいる、
社長室。
いいあじわいが出ているこの机も、
三浦さんの作です。

八木澤商店本店は、
震災で、７キロ向こうまで、
海に流されました。

この再建で三浦さんがとくに力を注いだのは、
震災前の社屋にあった「なまこ壁」です。

なまこ壁というのは、
古い土蔵の壁などに見られる
日本の伝統的な壁塗りの様式のひとつで、
黒地に白く盛り上がった目地が特徴です。
震災前の八木澤商店本社にあった
この伝統のなまこ壁を、
三浦さんは新しい建物にも復活させたくて、
廃業直前だった左官屋さんの親方を説得。
見事になまこ壁を復活させたそうです。

八木澤商店で買いものをしたいのですが、
「2階へどうぞー」と言われて、
階段をのぼります。

ここの建物も
三角屋の三浦史朗さんが
手がけられたものです。

陸前高田にいるスガノです。

三國万里子さん、
なかしましほさんといっしょに
八木澤商店さんをたずねました。

昨日いっしょにごはんを食べた
河野みーぼさんが迎えてくださいます。
すばやいスリッパ出し。

うわあ、このへん、すごいですね、と
三浦さんが思わず声を上げました。
写真ではわかりづらいかもしれませんが、
土をどんどん運んで、
このあたり一帯を「かさ上げ」したんです。

気仙沼からときどき訪れている
サユミちゃんも驚くくらいの
大きな変化が陸前高田に。

８年が過ぎたんですね。

車で道を行く、ということを、
私は生涯いったい幾度表現するのだろう。

雨の中、陸前高田方面へ向かっています。

サユミちゃんが来ました。
今日もどうぞよろしくねー。
さあ、雨の中、行きましょう。
まずは、三浦さんが建てた、
ちょっとめずらしいものを目指します。

陸前高田にいるスガノです。
箱根山テラスで朝ごはんタイム。
雨が降っていますが、
テラスから見える木々を眺めながら、
いただきます。
八木澤商店のお味噌を使った
豚汁がおいしいです。

ホテルのすぐ前は気仙沼の港。
こちらも雨です。
あれから3月11日は
だいたい気仙沼で過ごしていると
思うんですけど、
雨ははじめてかもしれない。

みなさま、おはようございます。
３月11日の朝です。

陸前高田は雨模様です。
窓をあけたら雨と森のいいかおりがします。