内臓をすっきりさせた
西田カーが向かうのは、遠野。

トイレ休憩とは知らない
なかしまさんが私たちに
お菓子をプレゼントしてくださいました。

「この道の駅で売ってた
ここのりんごを使ったアップルパイと、
さっきひめくりで買ったニックナックです」

なかしましほさんから
お菓子をいただくなんて。

なんという僥倖。

私は知っています。
道の駅に寄った、
西田くんのほんとうの目的を。

道中、道の駅が好きななかしまさんのために
「道の駅がありますよ、寄りましょう」
と西田くんが提案。

喜ぶおふたり。

道の駅あかさわ。

みんなでとにかく大笑いしながら話す。
近況を教え合ってるだけなのに、
とにかく、始終、あちこちから笑い声が。

ああ、気仙沼だなぁとしみじみ感じます。
「気仙沼には、友だちがいるんですよ」と
糸井がよく言っているのを思い出します。

紀子さんにうながされて
２階へ上がると、さらににぎやか。
やっちさんにAPUの今村さんも！
どうも、どうも、どうしたの！
いや、来るっていうからさ！

イトイさーん！ と、
たいへん聞き覚えのある明るい声が。
振り向けば、いえ、振り向くまでもなく、
その声は紀子さん！
あの、すみません、カメラを向けると、
すごい勢いで色んなポーズするの、
やめてもらえませんか。
あ、糸井さんがすぐ反応する。
落ち着いて。みなさん、落ち着いて。

しかし、紀子さんの２枚目の写真、すごい‥‥。

せっかくだからコーヒーを
いただきましょう。
川沿いのゆったりした敷地に佇む
アンカー・マザーポートは、
比較的新しい建物。
たくさんの人たちが集まる、
震災後の気仙沼を象徴するような場所です。
お店の中から外が見渡せる
広々とした開口部が設計のポイント。

編みものの働きものは、
移動中もずぅっと編みつづけます。

みんなが集まる
コーヒーとお肉とワインのお店、
アンカー・マザーポート。
こちらも三浦さんが設計しました。