まずは光原社の
可否館でお茶することに。

「こんにちはー」

背後にいたのは
不審者ではありませんでした。

今日、盛岡班の中継を
通奏低音のように支えてくれる乗組員、
ほぼ日の西田です。
ときどき写り込みますが、
不審ではないので、
みなさまよろしくお願いします。

改めまして、盛岡班の菅野です。
三國万里子さん、なかしましほさんの姉妹と、
今日は盛岡をめぐります。

光原社に着きまして、
三國さんの背後に、
すわ、不審者がうつりこみはじめたか。

私たち、これから
「盛岡」といえば、の
光原社に行きます。

光原社は、宮沢賢治の
『注文の多い料理店』の
出版社だったところ。

いまは岩手をはじめ
諸外国の民芸の品々を
そろえていらっしゃいます。

三國万里子さんの、思い出のお店。


＊＊＊

これは10年くらい前に光原社の
諸国民芸のコーナーで買った
ウサギのポシェット。
以前、手芸の編集者さんに
「三國が編んだのか」と訊かれたことがあるけれど、
わたしにこれは作れない。
すごい色遣いです。
こんな出会いが今回もあるといいな〜。

＊＊＊

あるといいですね〜。

なかしまさんは、
とどめに小豆まんじゅうを買って、
朝市をあとにしました。

朝日を浴びつつ、コーヒー。

「スガノさん、あれわかりますか？」

え？

おでんすた。

あ、わかんないです。

その後、ひっつみのおとなりの
マドカ珈琲で
一杯ずつコーヒーを淹れてもらい、
おしゃべり。

三國さん
「しーちゃんはさ、
ここでお店をやるとしたらなにを出す？」

なかしまさん
「うーん。にくまんとか、あんまんとか、
おやきとか、ほかほかしたものかなぁ。
あと、夏はジュース。
にんじんとりんごのジュース」

ひっつみを、
一心不乱に食べている私を
三國さんが撮ってくれてました。
三國さん、隠し撮りの天才や。

初ひっつみ、
たいそうおいしかったです。
人気なの、わかる。あったまる。
おだしがきいていて、
ひっつみがかなりのっぺりしていて
ボリュームがありますが、
つるつる食べられる。

「ささがきのごぼう、にんじん、ねぎ、
それと、油揚げがあぶって入れてあるね」

「うん、おいしい」

「ひっつみが、いったんもめんくらいおおきいね」

「うん、そうだね」

朝ごはんです。

神子田朝市で、いただきます。