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つんく♂さんに教わるリズム論『リズム天国』でノリ感アップ!

 
遊びながらリズム感をアップすることができる
"ノリ感"ゲーム、『リズム天国』。
前回に引き続き、ゲームのプロデューサーである
つんく♂さんにお話をうかがっていきますよ。


『リズム天国』
ゲームボーイアドバンス
任天堂 8月3日発売 3800円【税込】
※『リズム天国』オフィシャルサイト

つんく♂さんプロフィール

大阪府出身、1968年10月29日生まれ。
バンド、シャ乱Qのボーカルとして
活躍するかたわら、松浦亜弥、
"モーニング娘。"など数多くのアーティストの
プロデュースを務める。
また、音楽だけに留まらず舞台や映画など、
さまざまなエンターテイメントを手掛ける
日本を代表する音楽家&
総合エンターテインメントプロデューサー。

※つんく♂オフィシャルウェブサイト


「リズム感とともに
 ノリも鍛えてもらいたいですね!」


── リズム感は鍛えれば良くなると
おっしゃっていましたが、
そもそも「リズム感」って何なのでしょう?
つんく♂ 順を追って説明しますね。
まず、音楽におけるリズムというのは、
音が繰り返される
時間的なパターンのことを差します。
そして、1分間に120回、拍を打つ、
というように
リズムの速度を表すのがテンポです。
あくまでもリズムは、
「タタタタ」が「タッタッタッタッ」
というように
テンポが変わっても
ずっと時間的なパターンとして
流れていくものなんです。
で、リズム感というのは、
そのリズムの流れに対して、
自分がどのように動いていくか
ということなんです。

── はあ、はあ、なるほど、
なんとなくわかったような‥‥。
つんく♂ たとえば、「タタタタ」という
リズムがあったとしますよね。
その「タ」、「タ」、「タ」、「タ」という
それぞれの音を、
地面に置かれたポールだと思ってください。
テンポは一定ですので、
それぞれのポールは等間隔で置かれています。
そのポールの間を
自分がスラロームしながら移動していく、
そのスラロームの仕方がリズム感なんです。
リズムに合わせて
ずっと時間を
キープしていくということですね。
‥‥わかります?
ちょっと難しいかもしれないですけど。
── ふむふむ、なるほど~。
つんく♂ リズム感は、
たとえば日本人が長年海外に移り住んで
英語が話せるようになっても、
日本人特有の英語訛りが抜けないのと一緒で、
その人の幼少期の生活環境や
言葉(母国語や方言)などによって
形成されているものなんです。
ですので、リズム感というのは
人によってそれぞれ異なるんですよね。
しかし、リズム感は意識して訓練をすれば、
どんどん良くなってきます。
この「意識する」というのが重要なんです。
年間100本近く洋画を見る人が
英語をベラベラ話せるようになるかというと
違いますよね。
しかし、ちょっと意識して英語を勉強すれば、
すぐに英語を理解できるようになると
思うんです。
── そのリズム感を養うためには、
具体的にはどのような
訓練をすればいいのでしょう?
つんく♂ 「リズムを数える」ということです。
キチンとリズムを数えていれば、
たとえば休符明けの1拍目のリズムに
ちゃんと合わせられるんですよね。
それを意識しないで
合わせようとするからズレるんです。
ですので、頭のなかでリズムを
「1、2、3、4」と
数えるようにすることが重要です。



若いときはノリや勘で、
それを数えられるんですけど、
30歳を過ぎると、なかなかノリや勘だけで、
リズムに対応するのは難しくなってきます。
日本人が国語を意識するのと一緒で、
「この文章はおかしいな」
というように文章の理解力がないと、
「おれあしたがっこう」みたいな、
おかしな文章になってしまう。
つまり、意識し続けることが大事なんです。
あとは、人のマネするということですかね。
テレビに出ているミュージシャンを見ながら
リズム感をマネてみたりということも、
リズム感を鍛えるにはいいと思いますよ。
ようは、リズム感が悪い、という人は、
「意識するのをサボっている」
ということなんですよね。
── ははぁー、なるほどー!
つねにリズムを意識するというのが
リズム感アップに必要なのですね。
リズム感が良くなると
どんなメリットがあるんでしょう?
つんく♂ リズム感がいい人は、
圧倒的に歌が上手に聞こえます。
逆にリズム感のない人は
たとえそこそこ歌声が良くても、
すごく下手に聞こえます。
歌を歌うときは、音を聞いて、
頭のなかで音の高低を理解して、
声を出す、という
3つの工程が必要なんですけど、
リズム感は頭で数えるだけなので、
わりと誰でも簡単にできますし、
それでいて音痴に聞こえなくなるんですよ。



とはいえ、
これだけ音楽があふれている時代ですから、
「うわーっ」というほど
音程がズレている人って、
最近の若い人たちのなかには
あまりいないんですよね。
ただ、リズム感が良い人が多いぶん、
リズム感が悪い人は
ものすごく歌が下手に聞こえてしまうんです。
ですので、本当の意味での音痴な人って、
いまの時代少ないと思うんですよね。
── ふむふむ、なるほど!
なんだかやる気が出てきました。
まずは『リズム天国』で
リズムを意識する練習を、
ということですね。
それはでは最後に、
このページを読んでいるみなさんに
『リズム天国』のアピールをお願いします!
つんく♂ はい。もともとは、
音楽を教える立場の人やミュージシャンなど、
音楽のプロが教材としても
使えるようなものを考えていたんです。
プロが納得しない作品だと、
いままでの音楽ゲームと
同じもので終わってしまいますから。
プロの人たちしかできないような
特別な技術を要する難しいものではなく、
誰でもが簡単に楽しめて、
さらにプロが納得するようなものを
目指しました。
ですので、音楽のプロはもちろんですが、
一般の音楽好きな人たちにも
楽しめる作品に仕上がっています。
理屈のないゲームですので、
説明書がなくてもすぐに遊べますし、
操作も簡単で、
ほとんどAボタンのみで遊べます。
そういう意味では、
あまりゲームをやったことのない人でも
楽しめると思います。
また、ひとつのリズムゲームは
1~2分で終わりますので、
ちょっとした時間潰しや
気分展開をしたいときにも最適ですよね。
あと、リズム感を鍛えれば
ノリも良くなりますので、
モテたい人にもオススメです。
関西的な発想なのですが、
「ノリが良いやつはモテるやつ」、
「ノリの良いやつは出世する」
みたいなところもありますので、
リズム感とともに
ノリも鍛えてもらいたいですね!


『リズム天国』は
小難しい音楽知識や複雑な操作は一切不要です。
流れてくる軽快な音楽に合わせて、
タイミングよくボタンを押していくだけの
すごくシンプルなゲームです。

つんく♂さんもおっしゃってましたが、
モテたい人はもちろん、
「音痴を直したい」という人や
「もっとカラオケが上手くなりたい」という人は、
ぜひぜひ『リズム天国』で
リズム感を鍛えてみてください~。

というわけで、『リズム天国』のご紹介でした。
またつぎのゲームをお楽しみに!
2006-08-04-FRI