ラボコート

ワークスタイルやユニセックスの
デザインが多いデニムのコート。
nooyのおふたり、若山夏子さんと平山良佳さんが
「デニムにnooyのコートのパターンを落とし込んだら
きっと素敵なデニムコートが生まれるはず！」
とワクワクした気持ちでつくったのが
今回のラボコートです。

デニム本来のよさを残しつつ、
シルエットやディテールにちょっとエレガントさも加え、
試行錯誤を繰り返しながらこのラボコートが生まれました。
春先にたよれる大人のデニムコートです。

デニムのワークっぽいイメージから離れるため、
ドロップショルダーで軽やかさを出しつつ
シルエットは生地をぜいたくに使用したＡラインに。
袖は前へ大きく振るパターンにし、カジュアルさをおさえ
やわらかな印象のテーラードカラーをつけました。
かたちとデニム素材とのバランスを
ほどよく合わせています。

あらゆる年齢、スタイルの方に
楽しみいただけるサイズ感。
ちょっと冷え込む春先にも
中にたくさん着込んでいただけますし、
暖かな日にTシャツにそのまま羽織って
袖口をくるっとロールアップしても、
バランスがくずれないサイズです。

天然の綿100％の糸をインディゴ染料で染め、
製品後にストーンバイオフェード加工で
仕上げています。
一般的なブリーチ加工より、
少し色落ちを強めに仕上げてあり、
風合いのあるブルーの色合いと素材感が出るのが特徴。
タテ糸のインディゴ染めはECO染色が使われていて、
処理工程に常温の電解水を使用することで
薬剤の削減やCO2の排出を抑えられるそう。

シルエットはもちろん、
どの方向から見ても気持ちが楽しくなるような
ディティールの遊び心にもnooyらしさが感じられます。
後ろのウエストに、
ベルトをしているかのような太番手の白ステッチを施し、
その上にはりつけた白の革パッチが目をひきます。

デニム素材なので、
普段使いのどんなコーディネートとも相性がよいですが
あえてお出かけスタイルにふわりと羽織ると、
こなれた感じが軽やかになります。

春は、昼間は暖かくても、
夜はグッと冷え込んだり、
また日によって気温がガラリと
変わることが多い季節。
寒暖の差が大きい春こそ、
クローゼットにデニムのコートが１枚あったら
とってもたよりになります。