REPORT

シルクのTシャツ、
あのひとに着てもらいました。
02 「きちんと」見えるのがいい。
フォトグラファー 宮濱祐美子さん

DRESS HERSELF、
大人気のシルクのTシャツ、
ことしはグレーとネイビーの2色です。
カジュアルで着られるかたちながら、
シルクゆえ、きちんとしたムードにもなるこのアイテムを、
3人の女性に着ていただきました。
みなさん、それぞれの個性が出て、
とっても素敵なんです。

(取材・文・写真=藤井志織)

宮濱祐美子さんのプロフィール

みやはま・ゆみこ
女性誌をはじめ、料理本などの書籍、
広告などで活動しているフォトグラファー。
スタジオアシスタントを経て2004年に独立。
器や工藝にも造詣が深く、ポートレートから料理、
ドキュメンタリーな取材ものまで、幅広く活躍している。
身長172cm。

●宮濱祐美子さんのインスタグラム


料理や器、インテリア、ファッションと
さまざまなジャンルでの撮影に携わっている
人気フォトグラファーの宮濱祐美子さん。
ときにはオフィシャルな場での撮影も手がけているため、
仕事のときの服装には気を遣っているそう。

「動きやすさを重視しながらも
取材先への敬意が伝わるように、
きちんと見える服装を心がけています。
カジュアルで大丈夫な場合でも
きちんと見えて恥ずかしいことはないから」

フリーランスとして仕事をしているからこそ
気遣いや仕事への姿勢を見せることが大切だと
考えている宮濱さん。曰く、
きちんと見せるために効果的なのは素材感。

「例えTシャツだとしても、
さらっとしたシャリ感のある素材だったら
だらしなく見えないと思うんです。
これはとろみのあるサテンシルクで、
肩もきりっとしたシルエットだから
よりフォーマル感がありますよね。
スポーティーなスニーカーを合わせたとしても
ドレスアップして見えるはず」

そう、ドレスハーセルフのシルクトップスは
まさにきちんと見える素材なのです。

「10年ほど前からシルクは大好きな素材で、
肌触りと着心地がとにかくいい。
それまでは取り扱いが難しそうだと思っていたけれど
家でも洗えるし、カジュアルにも合わせられると知って
今では下着から靴下まで、シルクを持っています」

明るいグレーのトップスを
毎日のように履いているという黒のパンツに合わせたら
ぐっと大人っぽい雰囲気に。

「これなら初めましての時にも、
格式のあるレストランにも
堂々と出かけられます」

汚れても洗える素材であることや
写り込みが気にならない無地であることも
宮濱さんの仕事着として大切な要素。

「仕事とプライベートを切り替えるためにも
仕事着とおしゃれ着は分けて考えています。
このトップスをプライベートでカジュアルに着るなら
あえて柄ものを合わせたいですね」

ワントーンはサマになりやすいけれど
たまに飽きたときは
華やかなプリント柄に惹かれるのだとか。

「このスカートはウエストを紐で結ぶタイプで
かなりリラックスして着られるもの。
派手と思われるかもしれないけれど、
柄の中の1色を選んでコーディネートすれば
意外と組み合わせやすいんです」

その言葉どおり、明るいネイビーのトップスとも
しっくり馴染んでいます。

「ダークカラーといえば、
以前は絶対にブラックを選んでいました。
でも最近、ネイビーのほうが
柔らかい印象になることに気づいて
その楽しさに目覚めたところなんです。
ボトムスや靴、バッグなどをブラックで揃えて
トップスだけ明るいネイビーにするなんて
シックでとても素敵だと思いませんか?」

2022-07-26-TUE