REPORT

あのひとの
コーディネート。その3
デザイナー/布作家
川上直子さん

「weeksdays」オリジナルで制作をした
CI-VAの黒と茶の「がまぐちバッグ」。
肩掛けのポーチとしても使えるし、
そのままお財布としても使えるべんりなアイテムです。
おしゃれなあのひとは、
このバッグ、どんな服と合わせるんだろう?
3人のかたに、ご登場いただきます。

文=藤井志織
写真=尾込真貴子

川上直子さんのプロフィール

かわかみ・なおこ
デザイナー 兼 布作家。
DoI(働衣)主宰。熊本在住。
ギャラリーやショップ、アーティストの
ワークウェアを手がけるほか、
全国で展示会を開催している。
身長167cm。
展示会の予定は、インスタグラムにて。

■Instagram


〈DoI(ドーイ)〉=働衣というブランド名で活動している
デザイナーであり、布作家でもある川上直子さん。
その名のとおり、働く姿を美しく演出する
エプロンやアトリエコートは、
料理家や茶人、アーティストなど
多くの働く人に愛されています。

〈DoI〉の服は、
着ると所作が美しく見えるのがなによりの特徴。
それは計算されたパターンによって成り立つ
シルエットの美しさがあってこそ。
デザイナー本人も、やっぱり所作はエレガントで
その着こなしからも独特の美学が伝わってきます。

「服はとにかくバランスを重視しています。
メンズっぽいものや古着の軍ものの
襟が詰まっている感じとか、
エッジが効いた感じが大好きなんだけど
それらを女性らしく着るのが好き。
だから、古着にきれいめのアイテムを合わせたり、
軍パンにシルク合わせたりしています」

最近、髪も短くしたので、
改めてバランスを試行錯誤中だとか。

「髪の長さが変わると、
コーディネートも変わりますよね。
でも似合わない服があっても
着こなしを変えてみたり、裏返したり、
裾をちょっと入れちゃうとかね、
工夫して自分に似合うようにするのも楽しいんです」

そんなnaokoさんにとって、バッグは最近の悩みのひとつ。

「もういい大人だから革がいいなと思うけれど、
かっちりしすぎちゃうのは違う気がする。
ビジネスバッグを持つ仕事でもないし、
入学式のようなフォーマルなシーンくらいしか使わない。
普段持てるような、大人のためのソフトな革バッグを
ずっと探しているんです」

今回のCI-VAのバッグは黒と茶色。
だからといって、黒は黒、茶色は茶色と
合わせる必要はないんじゃない?と軽やかに笑います。

「いつも着ている服に持ってみたら、
どちらもすんなり馴染みました。
あまり考えず、あえて外したりするのも
いいと思います」

今回のバッグは小さいけれど、
イベントや旅のときにあるとよいサイズとのこと。

「個展やイベントといった仕事のときは、
携帯とメガネ、小銭を持っておきたいので、
こんな小さなショルダーがあると便利。
旅行のときのICカードやお財布も、
リュックから取り出しにくいし、
ポケットに入れるとなくしちゃうし、
こんなバッグに入れておくと安心よね。
ジャケットの下につけておいてもいいかも」

普段は、大きなバッグとの2個持ちで。

「大きなバッグの中で、携帯電話や鍵が
迷子になることって多いじゃない?
そんなときにこれと2個持ちだといいよね。
お食事のときなんかは、クラッチみたいに持っても
可愛いんじゃないかな」

2022-02-09-WED